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【日記】だんだん面白くなってきた。

 こんにちは、山本清流です。

 いま『03:21』の推敲をしているところですが、書き直しているうちに、だんだん面白くなってきました。






 面白くなかった要因としては、文章の冗長さと、会話シーンの嘘くささが大きかったか、と思います。

 文章の冗長さについては、削りまくればキレイになりました。これ、本当に効果アリなので、騙されたと思って、やってみてください。

 3ページを1ページにするくらいの勢いで、容赦なく削っていくと、文章が濃密になり、作品世界の吸引力が段違いになります。






 そういえば、『拷問投票』のときは、それ、やってなかった。ちょっと手を抜いてしまっていましたね。

 繰り返し表現や、同じことを別の言い方で言ってるだけのところは、削除。また、少し離れていても、同じ情報は必要なところで一度出すにとどめ、何度も繰り返さない。

 一度しか出せないとなると、どこで情報開示するのが最適か、という問題にも注意がいくようになり、より読みやすくなります。







 会話シーンにセンスがないのはわかっていたことですが、今回の作品では、致命的でした。

 なんせ、主人公がホストなので、会話が下手じゃ、キャラクターに説得力がなく、作品世界が嘘くさくなっていました。

 そこで、悲観的な心理描写を削り、軽めの発言を加えることによって、ホストらしい会話へと改善させることができました。






 会話シーンに自分の感覚が混じっていたのがまずかったです。そもそも、僕は人と話すのが好きなタイプではないし、得意でもないので、その感覚で書くと、ホストにはならない。

 読み返してみると、こんな暗く考え込むやつがホストできるか! という感じでしたね😆

 僕の感覚を抜いていくことによって、ホストへと近づきました。






 そして、シーンごとに小見出しをつけ、役割と効果を明確化していったことによって、必要なところを多く、要らないところを大胆に削ることができています。

 こうして推敲をしていくと、この作品が面白かったんだ、というのがわかってきました。






 

 安心してきました。

 受賞するかどうかは別問題だけど、面白くはなりそうです。






 小説家は接客業なんで、お客さんを呼び込む前に、お掃除を欠かしてはいけませんね。いま、玄関のお掃除をしているところです。

 まだ、窓を拭いたり、掃除機をかけたり、リビングを飾りつけたりしなければなりません。





 でも、お掃除をする前から、掃除後のイメージが見えるのと同じように、

 まだ完成してなくても面白い作品になることが見えてきました。







 それもこれも、山本様のご加護に違いありません。

 アーメン。


(山本教では、唯一神、山本様を崇拝しています。山本様は頑張って小説を書く全ての小説家に面白さをお与えになる、という考えのもと精力的に小説を書くことが正しいとするヤマテスタントがある一方で、山本様の主食であるファミチキを献上することで小説を面白くしようとするヤマリックの勢力も伸びてきています。二大勢力は激しく戦っていますが、ウェーベーという社会学者は、ヤマテスタントの精神に小説家としての成功の秘訣があると論じています)