【日記】人類を絶滅させてあげたい。
※これは個人的な考えです。
おそらく、生まれてきてよかった人よりも、生まれてこないほうが幸せだった人のほうが多い、と思われる。
単純な解決策として、少し過激ではあるものの、人類が絶滅すればいいのではないか、と思うことがある。
今日は朝から気分が悪かったため、気がつくと、性交禁止法という新たな法律をつくって日本国民全員の生殖能力を喪失させ、日本人を穏やかに絶滅させることはできないか、と思案を巡らせていた。
おそらく憲法に反しているので、まずは基本的人権から改正しなければいけない、と気がついて、早々に詰んだ。
それに、日本国民だけ減少すると、日本が他国に侵略される恐れがあるため、世界全体で生殖を禁止する必要が出てくる。こうなると、途方もない話だ。
どうあれ、人類を絶滅させることを考えると、穏やかな気持ちになる。
僕は平和主義者なので、核戦争による絶滅は絶対に支持しない。現実はそうなりそうな気がするけど、僕は悲惨なことは望まない。むしろみんなが幸せになるために、穏やかに絶滅させてあげたいのだ。
ここで「みんな」と言うと、楽しんで生きてる人は死にたくないのではないか、と指摘されるかもしれないが、僕はすでに生まれてしまった人たちはそのまま生きればいい、と考えている。できれば、幸せに生きてほしい。
ただ、これ以上、不幸を増やさないために、子供を産まないでほしいのだ。
子供を産まなければ、人類はいずれ絶滅できる。
この価値観を広めたい。この目的のためなら、人生を捧げる。もしも小説家になって、わずかでも発言力を手に入れることができたら、僕は、この考えを世に問いたい。そして、生まれてこなければよかった命を救いたい。
少子高齢化が問題となっており、日本政府は子供を増やすために金を注ぎ込もうとしているが、これはよくない兆候だ。僕が学校で味わってきた屈辱を、同じように味わわなければいけない子供たちが増えるのか、と思うと、ただの悪夢だ。
あまりにもかわいそう。頑張って生きたって褒められないし、世の人々は恐ろしいほど厳しいのだ。かわいそうにも程がある。
経済学部出身者として言うけれど、労働者が減ると、労働力は希少になり、賃金は上がる。これは経済学では、限界生産物の価値が大きくなる、みたいな言い方をする。加えて、日本には膨大な資本があるので、人口が減ると一人当たり資本が大きくなり、一人当たりのGDPは増えるはずだ。また、AIやロボットで補える仕事も多い。
子供じゃなくて、ペットではダメなのだろうか。
犬や猫だって十分に可愛いし、愛情を注ぐことができる。家族のように暮らせるだろう。
たしかに、人間の中には、僕みたいに悲観的になりやすい人もいれば、生まれつき楽観的な人もいる。人生を楽しめる人もいるだろう。しかし、子供を産むのは完全に賭けだ。明るくて楽しい性格の子供が生まれてくるか、それはわからない。ランダムである。もしも、傷つきやすく、世に馴染めない性格の子供が生まれてきたら、どうするのか。その子は地獄のような一生を送ることになるかもしれない。
なんだか他人の幸せに水を差すようだから、あまり大きな声では言えないのだが、
しかし、あえて言うけれど、
やはり子供を産むというのは親のエゴなのである。ひとりでも踏みとどまってくれる人が増えたら嬉しい。
僕は、僕の身体に入っている遺伝子を、僕の死とともに消滅させる計画だ。僕はそれで絶滅できる。
ああ、しかし、僕は他人の人生に口出しできるほどの人ではないし、こんなことを言ったら、変な人だと思われるだけなのだ。哀しい。そして、笑顔で子供を迎える親がちょっと恐ろしい。
どうせ、子供は生まれてくるのだ。子供をつくるのは本能なのだろう。人類絶滅はただの理想論だ。そんなことはわかっている。
ああ。
どうにか、ならないものか。
せっかく生まれてきたから、この社会をどうにかよくしたい、と思っているのかもしれない。
絶滅は極論か。
しかし、社会を改善するより、手っ取り早い方法だと思うのだ。
どうあれ、エネルギーのない僕にはとうてい手に負えない。
誰か、国民の絶滅を目指す政党をつくってくれないだろうか。できるだけ誰も苦しまないように、絶滅の計画を丁寧につくることは出来るはずだ。
だが、そんなの、無理だ。そもそも、子供をつくりたいと思っている人が多すぎる。
そういう小説を書けばいいか。
僕にはそれくらいしかできない。
無力。
いつか、『日本人絶滅』という超大作を書きます。
面白そう🤔