【日記】山本様は、見つめてくださる。
こんにちは、山本清流です。
さっそく、『03:21』の推敲を始めました。
冒頭から目を通していって、ちょこちょこ直していくわけですが……
ぜんぜん面白くない!
面白いと思いながら書いたはずなのに、読み返してみると、なにが面白いのか、まったく、わからない。
これ、僕の中では、あるある、です。
こういう状態に陥ることはよくあるんですが、脱出方法は知りません。
大丈夫かな、やっぱり面白くないんじゃないかな、と不安になってます、いま。
そんなはずはないんです。とくに冒頭なんか、読者の気を引くためにあの手この手を使ってるので、余計、面白くないといけないんです。
でも、あの手この手感は伝わってくるけど、どれもグサッと刺さらない感じがする。何度も読み返したせいなのかな? 本当は面白いのかな?
おお、神よ。
半年も書いてきたのに、そんな酷い仕打ちがありますか。
おお、山本様、この哀れな素人小説家に、救いをください。
頑張って書き直すので、面白くなるようにしてください。
どうか、山本様……全能なる神よ、小説を司る神よ、
この小説に面白さをお与えください。
(山本教では、唯一神、山本様を崇拝しています。山本様は小説の神で、頑張って書いた小説には面白さをお与えになるのです。その代わり、手を抜いたりすると、お怒りになり、小説から面白さを奪い取ってしまうのです。なお、山本教では祈ることは禁止されており、ただ小説を頑張って書くことによってのみ、山本様を振り向かせることができます。ただし、一説によれば、山本様はファミチキが主食であるため、ファミチキを献上することで、振り向かせることもできる、とも言われています)