【日記】ダンスしたくなってきた件。
こんにちは、山本清流です。
トップ画像のお人形さんは、キャッツに出てくる鉄道猫、スキンブンシャンクスです。
スキンブルシャンクスのパートでは、ポップで明るいメロディに、作品としてのメッセージ性にもつながる前向きな歌詞が添えられ、なおかつ作中でも屈指の美しさとインパクトを与える演出が用意されています。
このパートに至って、観客たちはふと気づくのです。
美しい思い出に固執するのではなく、思い出とともに明日へ向かおう、と。
キャッツの見どころのひとつに、舞台芸術の美しさがあります。
会場は大きなゴミたちに囲まれていますが、これらは汚いものではなく、ゴミとして捨てられるまでの思い出の塊として置かれているのです。まさに舞台は過去に囲まれているわけですが、それでも光に満ちた明日へ進むのです。
細かい設定は語られないんですが、首輪をつけている猫も登場します。もしかしたら、彼らもゴミと同じで捨てられた猫たちなのかもしれません。かつては飼い主のもとで、素敵な生活があったのかもしれません。そう思うと、より感動的になりそうですね。
それはそうと、僕はダンスをやった経験がありません。
舞台上で躍動するジェルクルキャッツのように、軽やかに踊れたら楽しいに違いありません。
向いてはないだろうけど、ちょっとだけでも、踊りたい……。