【『拷問投票』制作日記16】話が膨らみすぎてしまったかもしれない。

 みなさん!

 ゴールデンウィークですね。今日は、セカオワの新曲をイヤホンから流しながら川沿いを散歩しました。気持ちのいい季節です。

 みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。予定がないという方や、とくに遊ぶ友達がいないという方には、散歩をおすすめします! (僕が散歩好きなだけだけど……)







 さて。


 僕のいまの生活にはノルマが三つあり、小説を書くことと、詩を書くことと、資料漁りをすること、です。

 詩についてはnoteで続々公開してるので、興味があったら読んでいただいて、さらに気に入っていただけたら「スキ」のほうを! 僕は大人気ブロガーじゃないので、「スキ」ひとつの重みが大きく、ひとつひとつの「スキ」がたいへん嬉しいです🙏








 毎日、朝から詩を書くのが常態化してますね。書き終えましたら、次に、小説を書き出します。

 もちろん、『拷問投票』です。現在、40×40で、220ページまで書き進みました。







 もしかしたら、以前にも言ってるかもしれませんが、いちおう、あらすじを。

 内容としては復讐劇です。レイプ殺人事件の被害者の父親が犯人を合法的に拷問することを決意し、拷問投票制度の立案にも立ち会っていた刑事法学者の主人公のもとを訪れます。しかるべき報いを。その合言葉のもと、二人はさまざまな策略を仕掛け、人権と理性を訴える反対勢力を崩そうと政治的なゲームを展開します。果たして、犯人に拷問を実施することはできるのか? 刑罰とはなんなのか? 社会は犯罪とどう向き合うべきなのか? という、ちょっと壮大なお話です。

 このような内容の小説を書くためには、どうしても専門的な知識が必要でした。

 そこで、日記にも書いてきたように、僕は、さまざまな資料漁りをすることになりました。







 それが僕の日々のノルマの三つめ。すでに参考文献を30冊ほど飲みこみましたが、まだ食欲があります。

 なによりも真っ先に、刑法、刑事訴訟法、裁判員法、憲法を、おさえました。そのうえで、刑法理論や刑法判例をがっつり、やりました。裁判員裁判や、刑事事実認定をおさえ、死刑制度についても何冊も読み、AIや人型ロボットの法的問題もおさえ、そして、いつのまにか政治学分野、国際政治にも手を伸ばしました。現在は、民主主義とおかしな法律の関係性について深掘りするため、禁酒法を勉強しだしたところです。

 こうも、いろいろ勉強しますと、勉強したことをどんどん書きたくなってしまいます。その影響で、『拷問投票』は、当初想定していたよりも壮大な世界観になってきました。

 世界の民主主義勢力を弱体化させるために中国が拷問投票制度をポピュリズムの事例として利用しようとしたり、国連総会が日本の拷問投票について非難決議を採択したり、アメリカが司法的に介入してきたり、さまざまな国の思惑が交錯する、という……まあ、あまりに広がりすぎてしまいました。







 いろいろ詰まった玩具箱みたいな感じになってきてしまって、さすがに詰め込みすぎたかもしれないという気もしてきましたが、

 復讐劇という柱がいちおう堂々としてるので、まあ、なんとか耐えられるかなあ、いや、耐えてほしい、どうか頑張ってくれ、という気持ちです。






 僕としては、やっぱり、このままでいい、と思ってます。

 経験が豊富なほうじゃないし、読書量もそんなに多くないので、人間ドラマで引き込むのは向いてない。いろいろ詰め込むのが僕としては最善なのかな、と。これは自己正当化なんでしょうか……。








 どうあれ、かなり面白いので、はやく誰かに読んでほしい。

 僕の心のなかにある興奮を、きっと、この作品は読み手の心のなかにも届けることができる、と確信してます。







 でも、いちおう目の前「」見てます。

 まだ完成まで80ページくらい書かないといけないし、8月末にメフィスト賞に応募して11月まで待たないといけないし……。しかも、忘れてはいけないのは、僕は毎回受賞する気でいるけど、ホントに受賞したことは一度もない、ということ。







 一時的な思い込みなのだとしたら……と思うと、ちょっと残念ですね。

 その可能性は低くはないけど、書いてるうちは、目を瞑っておくことにします。







 この先も前向きに、

 なんとか、書きます。

 とは言っても、1日1ページ、書き進めるだけですが。