【『拷問投票』制作日記17】第三章が書き終わりました。
こんにちは!
着々と進行中でして、ついに第三章が書き終わりました。40×40ですでに250ページに達しました。
最終章である第四章は、50ページ程度の予定です。投票当日の朝から始まり、拷問の実施か、拷問無しか、どっちかで終わります(作者はもうラストを決めてます)。
けっこう壮大な感じになってきて、書くのは楽しいです。
ちなみに、すでに、いままで僕が書いた小説の中でいちばん長い小説になってます。文庫本にしたら500ページを超えているくらいの長さです。
最近の悩みは、この作品が批判されたら嫌だなぁ、というやつです。
メンタルが弱いというか、よく言えば感受性が豊かなので、批判されるとグサグサ来るんですね。
流すこととか基本的にできません。すべての相手の主張を尊重しなければいけない呪いにかかってるんです。
小説家って、めちゃくちゃ批判される仕事だから、僕は向いてない気がしてきました。メンタルが持ちそうにない。
ちゃんと芯がないと作品もブレてしまうと思うし。
小説を書いてるのはお金目的じゃないので、この際、素人として書いていく選択肢もあるなあ、と思ったりします。
でも、それじゃ、誰も読んでくれないんじゃないか、という不安もあり、やっぱり、読んでもらいたいなら新人賞を目指さざるを得ないんじゃないのか、という感じです。
昨日は、この『拷問投票』を新人賞に応募するのはやめて、noteで連載したら誰か読んでくれるんじゃないかと思ったりもしましたが、
なんとか堪えました。やはり、まずは新人賞に応募して、ちゃんと落選してから載せるんじゃないと、後悔すると思いましたので。
でも、僕の心は不安定です。
プロになってしまうと、世間と衝突するんじゃないか、という恐怖もあります。太宰治みたいになったらやだなぁ、と。
世間っていうのは、おそらく学校の延長線上にあるようなものだと思うのですが、それはもう怖い。
どういう感じで学校が怖いかというと、なんというか、自分の全裸の死体がホルマリン漬けにされて理科室に展示されているような恐怖ですね。
中学生のときは、クラスの全生徒が教室で交尾(それはセックスではなかった)を始めだして、僕が取り残されている、という夢をよく見ました。
僕の目から見ると、学校というのはそんな感じのところであり、世間というのもそんな感じに見えてます。
僕は世間が嫌いなわけじゃないんですね、たぶん。
むしろ、世間に餌付けされていて、けっこう服従してるつもりなのですが、それでも認めてくれない世間に逆ギレしている感じです。戦いになってしまうので、世間とは距離をとっておきたいですが、そうすると寂しい感じになってしまいます。
ぜんぜん好きじゃないけど、相手がひとりしかいないから付き合わざるを得ない、というのが、まあ、僕と世間の関係性かもしれません。僕はいったい何度、世間に告白したことか! そのたびに世間は、僕を無視して、さらなる告白を求めてくるのだ! という荒々しい時期もありましたが、だんだんと関係改善の兆しも見えてきました。だからこそ、ここで衝突してしまうと、台無しになってしまいます。
とりあえず、『拷問投票』の完成を目指します。
衝突するんじゃなくて、僕とは正反対の価値観の人をもエンタメでおもてなしするという感じのイメージで、書いてます。