【日記】アイディアは盗んでいいのか?
こんにちは、山本清流です。
ずっと書いてた『03:21』というホラーミステリ小説は、ついに、さっき書き終えました。40×40で、225ページくらいで完結。
ちょっと置いてから、推敲しようと思います。
今年の頭に、今年は4冊書くぞ、と偉そうに宣言したのですが、どうやら無理そうです。
執筆意欲が維持されていれば余裕で可能だったのですが、意欲には波があった、と。
せめて2冊は書きたい、と思ってます。
それはさておき、さっき旧Twitterを見てたら、最近なのか、盗作騒動みたいなのがあったらしいことを知りました。
で、プロ作家さんが、盗作問題についての意見を明かしていたのを、興味深く拝見しました。
その作家さんは、故意に盗むのは論外だが過失もなるべく避けるべきで、書評家や編集者の方に似た作品がないか相談したり、最新の作品をたくさん読んだりといった対策をすべきだ、という考えでした。
でも、僕の考えは違っていて、あの……正直、盗作していいと思います😆
これは読者目線からの話なんですけど、絶対、そっちのほうが面白い作品が増えると思うんです。
誰かが面白いアイディアを見つけたら、それをみんなでこぞってパクることによって、面白い作品が増えます。これは最高の状態です。書く人が違えば、まったく同じ作品にはならないので、その新たなアイディアの分野にさまざまなレパートリーが生まれるじゃありませんか。
だから、読者からすると、どんどんパクってほしい。
似たような作品が別の作家から出ても、どっちが先か、など、読者からしたらどうでもいい問題です。
どっちが面白いか、に尽きる。もしも後から出てきた作品の方が面白いなら、それは同じアイディアを後から書いた作家の方がうまく料理したということに過ぎないのであって、称賛こそすれ、糾弾すべきではない、と思います。
ただ、断っておいたとおり、これはあくまで読者目線の話。
小説もビジネスなので、出版社からすると面白くないだろうし、盗作された作家本人としてもモチベーションが低下するかもしれません。
でも、盗作ダメ、ダメ、って空気は絶対良くない、と思う。
ただでさえ文芸業界は傾いているところなのだから、個々の利益より、業界全体の利益のためによいほうへ進んでほしい。読者が求めるほうに。
そもそも、小説ってパクることで進化してきたわけだし、ミステリなんて、他分野の人から見たら、ほとんど全部同じと言われても仕方がない。同じようなトリックを扱った作品なんか、無数にあります。
一度、世に出したら、そのアイディアは捨てたもの同然、パクられて当たり前、という空気であってほしいなぁ、と僕は、こっそり思います。
ちなみに、僕はそういう感じで書いてるので、どんどんパクってください。
とくに『眼球の点滅』という作品は、ゲームブック小説でありながら、メフィスト賞の座談会に残った作品で、この作品に対する編集者の方々の指摘もネット上で見れるので、それを参考にして、似たようなゲームブック小説を書くのはどうでしょう。読んでみたい。
この分野、面白いものが眠ってる気がする。ミステリとゲームブックは、絶対に相性がいい。犯人だと思う人を選択するという構造に、未来がある気がする。
あ、でも、先に、この分野、僕が成功を収めたい。勝負ですね😁(たぶん、一人芝居)
まあ、むやみにパクればいい、というわけでもありません。
全く同じ作品を書くなら、元の作品を読めばいいじゃん、という話になって無意味ですし、
ただの劣化コピーも、やはり元の作品で世間の需要は足りています。
パクりつつ、違うものにする。これが重要。
おそらく、世の中の小説の9割は、パクりつつ違うものとして出てきた小説だと思います。この連鎖で、新しい方向に地道に進むというのが大事。
おお、しまった。本音を書き過ぎたしまった。
もしもデビューしたら、もっとお利口さんになります。