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【『03:21』制作日記②】書き進んでる。

 こんにちは、山本清流です。






 ちゃんと書き進んでいまして、

 現在40×40で、76ページまで来ました。






 内容としては、グロテスクなミステリ・ホラーになります。

 ホラーとして書き出したんですが、いろいろ思いついてしまって、だんだんミステリ色が強くなってきている状況です。








 書いている途中に思ったんですが、

 僕はこの路線で勝負するのが適してるのかもしれません。グロテスクミステリー路線。とくにグロテスクの部分。







 暴力的な描写のほうが日常の繊細な描写よりも書きやすいのは当然ですが、

 書きやすいなぁ、というより、僕的には、楽しいなぁ、という気持ちのほうが強いです。

 書いていて、おお、楽しい、楽しい、という感じで、筆が進みます。








 これは勘違いしないでほしいんですが、僕が暴力が好きだということではなく、

 暴力が溢れているような世界観を、ファンタジーとして楽しんでるのです。







 

 でも、なんか、嫌がる人がいるから、嫌がられても嫌だなぁ、と思って、

 ちょっと良い子ぶったのが『拷問投票』だったりします。

 この作品では、ずっと主人公が正論を言っていて、激しい描写も出てきません。






 読み返してみると、なんだか、世間に合わせて書いたような感じが出ています。

 まあ、実際、ちょっと自分の作風から離れようという意識はありました。グロテスクな作品を書くのを、ひよったのです。

 それがよくなかった。世間を気にしたら、つまらなくなります。









 それに、座談会に残った二作はどっちもグロテスクなやつでした。

 あの二作を取り上げてくれたメフィスト賞としては、僕に対して、そういうのを期待しているのではないか、と最近、気づきました。








 だから、いまは開き直って書いています。グロテスクなやつを。







 今回の作品では、いっさい躊躇しないで最後まで書くつもりです。

 おそらく、そっちのほうが僕には合っているのだ、という理解のもとで。