見出し画像

キノコ好きの起源

小学校6年生の頃、"あみぐるみ"が流行っていた。

それのストラップ型マスコットを既にいくつか持っていたのだが、中学校に進学する直前の私は、指定鞄に括り付ける新しいカワイイものを探していた。

そして、中学生御用達の”EAST BOY"で、白いハイソックスやキャミソールを調達している時に運命の出会いを果たす。

ベニテングタケを模したあみぐるみである。

手に取り、なんてカワイイのだろう!と静かにキュンとした瞬間から私のキノコ好きは始まった。それから十数年、キノコ狩りやグッズ・図鑑集め、博物館通いなどを重ねて、私の趣味と生きがいはキノコで満ちている。

当時あみぐるみが流行していなければ、あの出会いが無ければ、今の私の趣味趣向は築かれていなかったかもしれない。

きっと生きていると、そんな些細な分岐点がたくさんあるのだと思う。不思議だなあ、としみじみ感じる。

後から振り返って、こんな風に自己分析をしたいわけではないけれど、今好きだと思っているものを、すぐに忘れてしまいそうな何てことないことを、気負わずのんびり書き留めていってみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?