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薄っぺらくない言葉がある/#ひらめきマンガ 課題①『「いただきます」が言えなくて』

久しぶりに会った(と思しき)親子の会話。「食べるという行為は命をいただくこと」に対する啓蒙でも、反証でもなく。つつがなく過ぎゆく日常、その数分のやりとりを切り取るだけで、ヒリヒリした感情があらわれる。

ネームからの変更点では、猫へのあいさつで久しぶりなのがわかってよかったです。欲を言えば、猫にも食べさせる場面があってもよかったかも。父親が変人だからか、と思ったけど、もしかして会社辞めたの言えないのかもしれない。「いのちがおそろしかったんだなあ……」というのが、この父親の狼狽と相まって具体性を帯びてるので、薄っぺらな感じがしない。

Photo by Sandra Grünewald on Unsplash

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