また会いたい、そう思う人たちへ。
会いたい。
だけど会えない人がいる。
気づくと記憶の中からは消え、
「会いたい。」
その感情だけが残る。
どんな人だったのか、何を話してたのか。
それらはすぐに忘れてしまう。
しかし、どんな時も一つだけ残るものがある。
それは、感情の揺れ。
とても感情を動かされたのだろう。
君の残り香が、今日も僕を苦しめる。
話したい。そう言ってくれた。
手を繋いでくれた。
話したことのない私に、
感情を露わにしてくれた。
手を繋いだ時、とてもぎこちなかった。
そのぎこちなさが、わたしの記憶に残っている。
わたしを認めてくれた。
君にしかできないと。
あの時の感情の揺れは、記憶を失った今でも覚えている。
一緒に魚を見たね。
池を悠々と泳ぐ魚を。
「あそこの池から来てるんだよ。」
そう驚きながら言いながらいう君の目は、とても輝いていた。
誰かのために動く。
誰かのものだった君はとても美しかった。
そんな君が欲しかった。
いつまでも見ていたかった。
だけどもう会えない。
あの時会えたのはどんな意味があったのか。
なぜ合わせたのか。
いつも一瞬の記憶。
その一瞬にどんな意味を込めてくれたのか。
その意味を汲み取り続けることが、
今の私の使命なのだろう。
会いたい。
その一瞬だけのために、今日も私は生きる。
夢に恋している私は、現実では生きられない。
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