デッキカレーvo.0
今回SpiceFabがお邪魔したのは、フードバンクかごしま様の拠点の一つである倉庫。
市街地から少し離れた場所にある、倉庫おとなりの敷地にあるウッドデッキスペースにテーブルとコンロを並べてlets curry!
『ここで、カレー作ってもいいですか?!』
『いいですよ〜!』
って、またまた即決で決まった0から企画!
どんな繋がりが生まれるのか楽しみです^^
おかわかめでカレー
デッキでカレーを作る!と決まった時、是非コラボしたいと思いつきオファーしたのが強烈なインパクトで一度会ったら忘れられないおかわかめさん(note:わかおかみおかわかめ)。
SpiceFabの記念すべきキックオフ企画、軒先カレーにも参加してくださってその後のカレー合宿にも繋げて下さったご縁のあるお方です。
おかわかめとは、ツルムラサキの仲間で熱帯アメリカ原産の多年草。
長寿の薬草として伝わり、栄養価が高いことから健康食品としても注目を集めているそう!
▲今回は鹿児島大学で育っているおかわかめをもってきてくれました!
食品としてはわりと無味無臭、加熱すると粘り気が出るとのことで、仕上がったカレーにピューレ状にしたおかわかめを投入!
おかわかめの綺麗な発色のおかげで、サグカレーの様な彩りに!
若干、青臭さは残るものの時間が経つと次第に味が馴染んできて栄養濃度の高いスパイスカレーの完成です^^
いつものチキンカレーが、おかわかめとのコラボで生まれ変わりました!
おかわかめカレーとしてレシピ書き起こしても面白そう♪
また、調理幅の広いおかわかめは副菜としても大活躍!!
旬のキノコと炒め、塩胡椒でシンプルに味付けをしたきのこおかわかめ▼
おかわかめのトロッとした食感、キノコの旨みを引き立ててカレーを美味しくする名脇役までこなしてくれました。
カレーにも合うけれど、普段の食事のあと一品!なんて時にもおススメです。
ひなたぼっこでカレー
秋口の昼下がりは、お日様の光があたたかく包んでくれていてなんとも気持ち良い。
ウッドデッキで陽光を浴びながら、みんな思い思いのカレーを盛り付けます。
▲4種のカレーからお好みのものをチョイス
準備不足でお皿が足りず、4人ずつ食べて交代という形で食べました。
アウトドアカレーセットを準備せねばですね!
お庭の紅葉で秋を感じつつ、気心知れた仲間内で囲むカレーは忙しい日常の中の余暇のようで心地良い。
縁側から、ウッドデッキの様子をチラチラのぞいてくる子どもたちがまた微笑ましく自然と笑顔が溢れます。
ベジブロスでカレー
スパイスカレーは美味しいけれど、子ども達がいるときの定番になりつつある欧風カレー。
カレールーを使えば、どう作っても美味しくなるのは承知ですがせっかくだから少しこだわりポイントを加えたくて、水分をベジブロスにしてみました。
ベジブロスとは
普段は捨ててしまう様な、皮や芯、ヘタなどの野菜クズからとる出汁のことです。
じつはこの野菜クズの部分には、フィトケミカルという抜群の栄養素がつまっているんだとか!
タンパク質からとれる出汁に比べて、まろやかで優しく深みのあるテイストとして旨味に一躍買ってくれます。
▲副菜をたっぷり作ったので、野菜クズもたんまり!色とりどりですね!
皮やヘタをそのまま使うので、有機野菜を調達しました。
鹿児島は、生産者から直接届く市場も身近になり有機野菜も手に入りやすくなりました。
▲8月にリニューアルして、更に充実した生産物が買える様になったおいどん市場。
▲オーガニック、有機野菜を中心に取り扱う地球畑。
丹精込めて育てられたお野菜を丸ごと美味しく頂くことは、環境にも身体にも優しい!
そしてなにより、ベジブロスって本当に美味しいんです!
ベジブロスで作ったカレーは、味わいに奥深さが出たような?いつもより少しだけ特別感を感じれる欧風カレーになりました。
デッキで珈琲
カレーを食べた後、なんとなく珈琲飲みたくなりませんか?
カレーと珈琲の組み合わせって最高だと思うの。
最初は、お気に入りの珈琲ショップで『カレーに合う珈琲豆ください!』ってお願いしていたのですが、SpiceFabのメンバーに珈琲好きが多数いたことも功を奏して、今では自家焙煎珈琲を楽しんでいます。
▲最近は、口に入れた時に感じる甘味がお気に入りのホンジュラスを愛飲。
自家焙煎の良いところは、常に飲みごろの豆で抽出できるところ。
珈琲豆も、スパイス同様に食材なので酸化します。
焙煎後一定期間熟成させ、飲みごろから1週間くらいで飲み切るのがベスト。
この日のデッキ珈琲は、まさに丁度飲みごろ♪
口々に、『コーヒー、美味しい!』と褒められて鼻高々なわたしなのでした。
食への探究
お腹も満たり、それぞれの時間をまったり過ごしていると前回のガレージカレーに来てくださった島豚養豚場の、
https://www.youtube.com/channel/UCIMQr1XeuLBzfQb23wb7HXQ
さんが登場!!
霧島からわざわざ駆けつけて下さいました。
鹿児島といえば、黒豚!なイメージですし、我々も黒豚が大好きです。
じゃあ、島豚って?有名なの?と問われると、実は県民もまだそんなに知らない幻の豚。
一度は血縁が途切れかけたものを、戻し交配という手法で原種に限りなく近い品種の生産に成功したんだとか!
食べる機会に乏しい島豚をご持参くださって、黒豚と食べ比べをしてみようというなんちゃって品評会〜
▲脂の味を感じやすい、豚バラ肉で食べ比べ!
▲しゃぶしゃぶでいただきます!
まずは黒豚。
『うん、いつものおいしさ。黒豚、旨い』
つぎは島豚。
『あ、比べてみると脂の味が違う。甘い?でも脂にしつこさがない!』
そして、また黒豚。
『島豚を食べた後に改めて比べると、なんとなく脂味が濃厚な気がするね。』
からの〜島豚。
『脂が甘いだけじゃなくて、さっぱりしているから胃にもたつかない!美味しい!』
もちろん、どちらとも各々の良さがあるのですがその場の多数決だと島豚の圧勝!!
特に中学生男子が
『島豚!島豚がいい!!』とお肉の取り合い笑
今も、島豚しゃぶしゃぶを思い出してまた食べたいな〜と回想しています。
しかし!食べたいからといってどこにでもいつでもあるわけではないのが幻の島豚!
島豚は、頭数が少いため
◎タイヨー系列のグラード伊集院店
◎サンキュー新栄店
◎オンリーワン東郡元店
◎タイヨー新町店
にて、出荷後3〜5日くらいの間しか販売されない状況のようです。
※山形屋地下の瀬戸口精肉店さん
→出荷のタイミング次第で販売されていることがあるそう!見つけたら即買い必須です!
すっかり島豚に魅せられてしまい、頭の中は島豚カレーをどう組み合わせるかでいっぱい!
いつか島豚カレー企画やります!
フードバンクかごしま
朝から夕暮れまで、カレーを通して人々の化学反応が起こりこの日もまた0から1が複数生まれました。
それは、人と食材、場所があってこそ。
『カレー作っていいですか?』の突拍子もないお願いに快く了承してくださり場所を提供してくださったフードバンクかごしま様、心より感謝致します。
フードバンクとは「食料銀行」を意味する社会福祉活動です。まだ食べられるのにも関わらず、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている人を支援する施設や団体に届ける活動のことをいいます。
フードバンクかごしまは、2011年3月より活動を開始したフードバンク団体。
食を大切にする文化の促進活動として、子ども達に食べ物の「もったいない」を減らすことを伝える活動も行っています。
(HPより抜粋)
現在は、災害地への支援を含めたボランティア活動も行なっています。
支援の様子をFacebook、Twitter、Instagramで発信しているので是非ご覧になってみてください^^