初動が遅いのは考えすぎのせい?
◆スピード感についていけない
新しい環境に身を置いてから3か月が経った。
正式に配属となり、
・新たに学ぶこと
・知っておくべきこと
・自分主導で進めること
等々も増えてきて、目まぐるしい日々を過ごしていた記憶。
そんな日々の中で、
「スピード感についていけていないな…」
と思うことが何度もあった。
細々したタスクが大量にある、という感じなのだけれど、
それら一つひとつに時間がかかる。
というか、かけすぎている(ように感じる)。
「まだ3か月しか経っていないのだから、
時間がかかって当たり前では?」
というのもごもっともだとは思う。
ただし、わたしのところで仕事を止めるわけにはいかないし、
時間内に業務を終わらせるためにもスピードは重要。
「仕事が遅い」と思われたくないという保身の気持ちも正直あるから、
なかなか辛いところでもある。
◆初動が遅い
「スピード感についていけない」原因をモヤモヤと考えている中で、
「業務に着手するまでの時間が長いのでは?」
という仮説が出てきた。
初めて対応することがほとんどだから、
「何を」「どう」進めていけばよいのかわからない。
それでも、自分で考えもせずに
「どうしたらいいですか?」なんてオープンクエスチョンを投げたくはないし、
もしそうしたら質問を投げられた側も困るはず。
だから、
過去のメールを漁ってみたり、
過去の資料を探してみたり。
そして「こうかな?」という考えを持ってからチームメンバーに相談したいと思っている。
こうすれば、自分で手を動かすから記憶にも残りやすいと思うのだけれど、
調べる時間(=業務は進んでいない)が長くなり、初動が遅くなるのも事実。
◆「頭を使って仕事をしたい」
前職の時に持つようになった考えがこれ。
頭を使わないと、「仕事」ではなく「作業」になると思っている。
それでも業務は進むのかもしれないが、単純に
「やっていて楽しくないのでは?」と思う。
どうせ同じことをするなら、
楽しくやりたいし、
よりよいアウトプットにしたい。
その思いが、かえって初動を遅くしているのかもしれないなと最近思う。
「頭を使うこと」は大事にしたいけれど、やりすぎも考えもの。
やりながらわかる・気付くこともあるのだから、
最初から考えすぎて固まってしまうのではなく、
まずはある程度「作業」になることを承知の上で、とにかく手を動かしてみる。
そして、一度やってみてから
「もっとこうしたらよかったな」
「次はこうしてみよう」
を見つけて次につなげていくのがよいのだろうなと思う。
でも、「頭を使って仕事をする」ことは疎かにしたくない。
きっとそれが、1年後、数年後の大きな差につながると信じているから。
バランスが難しいなあと思う今日この頃。