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無くしてから気づいた「雑談が持つ力」

コロナ禍で、もはや当たり前となった在宅勤務。
かくいうわたしも、在宅勤務の日々を送っています。

世の中のスタンダードになりつつあるこの働き方をする中で、痛感したこと。

「雑談は心の支えである」

少し大袈裟に聞こえますが、雑談ができる環境というのは心の健康にとって重要なのだなと、ひしひしと感じています。

わたしが感じた雑談の力をまとめてみます。


●気分転換・ストレス解消になる

仕事がある日は、1日のほとんどをパソコンの前で過ごしています。
オンライン会議をつなぐこともありますが、話す内容は仕事の話。(当たり前)

まだまだ慣れないこと・わからないことだらけなので、ずっと気を張っている状態です。

そんな状態がずっと続くと、
思考も固まるし、
身体も固まるし、
煮詰まった時の抜け道も見えづらくなってしまいます。

でも、少し雑談をするだけで、一瞬でも仕事モードを解除でき、不思議と「さあ、残りも頑張ろう」と思えます。
「長時間続けるよりも短時間で区切った方が生産性が高まる」と言われる理由がわかったような気がします。

●話す力をつけるトレーニングになる

雑談をしなくなる=話す機会が激減する
というわけです。

「話す」という行為には様々な力が必要で、例えば

・伝えたいことをまとめる力
・相手に伝わりやすい言葉を選ぶ力
・話す順番を考える力
・はっきりと聞き取りやすく言葉を発する力
・口の周りの筋力

などなど。

話す機会が減るということは、これらの力をつける機会も減ってしまうということです。

久しぶりに家族や友人と会っておしゃべりをしたとき、
「うわ、わたし話すの下手くそになってる…!」
と焦ることもしばしばあります。

●自分の感情と向き合える

雑談をするときは、事実を伝えることに加えて
「自分の感情」
も同時に話すと思います。

・何かが起きた時、自分はどう感じたのか
・今も同じ感情を抱いているのか
・なぜそのように感じたのか

など、ベクトルが自分の方を向くのではないでしょうか。

わたしの場合は、雑談が減ったことにより、自分の感情と向き合う時間が減ってしまいました。
そうなると、なかなか自分の気持ちを大切にできなくなってしまいます。
簡単に言うと、人間味がなくなっていくわけです。

さすがにマズいと思ったので、日記をつけるようになりました。

雑談をするとなると相手が必要になるので、
ひとまず自分の感情を書きだして発散しよう
という作戦です。笑

後から見返すと
「あの時の自分はこんなことを感じていたのか」
と振り返ることもできて、結構おもしろいです。

●人とのつながりを感じられる

わたしが最も苦しんだのはこの部分でした。

元来、人との関りから刺激やエネルギーをもらうタイプのため、
在宅勤務で人と会う機会が減る=エネルギーをもらえる場所がなくなる
となり、完全にエネルギー不足に陥っていました。

別に長時間の雑談タイムが必要なわけではなく、
お昼ご飯を食べながらおしゃべりする
くらいで十分です。

ただ、これがあるのと無いのとでは大違いです。
孤立感・孤独感の解消にもつながります。

もちろん人によって感じ方は異なりますが、人や社会とのつながりを感じられる機会は大切だなと改めて気づくことができました。


今回は、雑談が持つ力について書いてみました。

「雑談」と聞くと無駄な時間のように感じるかもしれませんが、生きていくためには必要な時間だと思います。

雑談をうまく利用して、ハッピーに過ごせたらよいなと思う今日この頃でした。

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