ナ○コに関する考察

①ナマコ(海鼠)

ナ○コ界隈の中でも抜群の知名度を誇るであろうナマコ。
「ナ○コといえば?」と聞かれたら真っ先に「ナマコ」と答える方も多いと思う。

英語では「sea cucumber(海のキュウリ)」と呼ばれる。
ってかキュウリがキューカンバーっていうのは知ってたけどこんな気持ちの悪い綴りをするとは知らなかった。
cucuて。

意外なことに寿命は5~10年とまあまあ長い。長くない?
いいとこ1~2年で死ぬと思ってた。

ナマコの特筆すべき能力といえばその「キャッチ結合組織」だろう。ですよね?

「ナマコの骨」のイメージができるだろうか?
あんなプニプニの生物に骨なんぞないだろうと思ったら大間違い、実は全身に『骨片』と呼ばれる非常に小さい骨が無数に存在し、それぞれの間にまた無数の関節があるので、それを微調整することであたかも身体がドロドロに溶解したように柔らかくなったり、バキバキに固くなったりするやつもいるそうだ。面白い。

…ただ、ナマコであれば全員がこのような芸当が可能というわけではない。
「溶ける」と言えるほど柔らかくなれるのは『シカクナマコ』というやつで、他の連中はそこまでではなく、硬さの変化を期待してモミモミされ続けると死んでしまうこともあるという。

かわいそうだ。一部のやつの飛び抜けた才能を「普通」と見られて、多くの凡才がオーバータスクを押し付けられ潰れてしまう。現代日本じゃないか。

悲しすぎる。

②ナミコ

ナミコと言われてもピンとこない方が大多数だろう。
僕もこの記事を書くにあたって調べてみたところ、ちょうど少し前に「ナミコ」なるTikToker(でいいのか?)について話題になっていた。

以下にナミコ氏に関する記事リンクを貼り付けておきます。

この記事によると、彼女はコートジボワール出身の父親と、トーゴ出身の母親の間に生まれ日本の北海道で育ったそうだ。まさに現代のグローバル社会を体現するようなプロフィールではないか。

彼女の活動について、本人はこう語っている。(上記記事より引用)

「私は多くの人から刺激を受けました」と実世界では会社員として働くナミコは言う。「でも、今の私がしていることは、その人たちの影響じゃありません。これまでに誰かがやったことをやりたいのでもないし。オリジナルなことをして、オリジナルな人になりたい!」。

…感銘を受けた。
僕自身も、幼い頃から『オリジナルたり得たい』と願い続けてきた。
誰の影響も受けず、むしろ影響を与える側。(今思えば、これはまさに現代における「インフルエンサー」という発想だった)
それゆえに周囲を引かせたり、迷惑をかけてしまうこともあった。
しかしそのような無理に作り上げた「個性」は、年を重ねるごとに少しずつ社会というヤスリで擦られ続けた結果、見る影もなく消滅してしまった。

と思っていた。というか今でさえそう思っている。
でもナミコは違う。
会社員として社会の一員となってなお、無二のキャラクターを確立してなおも自らの『オリジナル』を追い求めている。

かくありたいものだ。

③ナムコ

これは数あるナ○コの中では比較的知名度が高い方ではないか。
現代では「バンダイナムコエンターテインメント」として知られるナムコ。
ゲームセンターの名前に「namco」と付いているのを見たことのある読者も多いだろう。

そもそも「namco」とはどういう会社なのか。
その始まりは約70年前にまで遡るのである。

今回僕は初めて知ったのだが、1950年代半ば〜60年代後半まで、デパートの屋上に遊園地を作るのが流行っていたらしい。
そういえば「名探偵コナン」で、誘拐犯が人質の子どもをデパート屋上で遊ばせてるシーンがあったな…などと思い出す。
僕が生まれ育ったのは微妙に田舎だったので、近所に存在しないデパートの屋上のことなんざ知ったこっちゃなかったのである。

話が逸れたが、そんなデパート屋上遊園地ブーム最盛期の1955年、横浜の百貨店屋上に2台の木馬を設置したのがナムコの前身である「中村製作所」のアミューズメント事業の始まりだという。当時の資本金はわずか30万円。ここ最近のバンダイナムコの勢いを知っていれば、よくもここまで成長させたものだと感心すらする。

創業者である中村雅哉氏は、

「屋上に遊園地がないなんて、百貨店ではなく九十九貨店!」

と語ったそうだ。後にエンターテインメント業界を牽引していく大企業の創業者だけあって、実にウィットに富んでいるではないか。
こういうその場に合ったユーモアをアドリブでカマせるタイプの人マジでめっちゃ尊敬する。

そう思って中村雅哉氏の人物像を調べてみたら、(これ以上ナムコの歴史を細かく書いてたら指が死ぬのではとの懸念もあり)
氏のこんな名言が出てきた。


体力のあるものでも賢いものでもなく、変化に対応できるものだけが生き残れる。

…あれコレってダーウィンじゃなかったっけ?
と思って調べたらやっぱ出てくるのはダーウィンばっかり。

中村さんも多分この言葉知ってた上で引用して、それをダーウィンとは知らずに聞いてた人が中村語録として記録しちゃったんじゃないのかコレ

…まぁいいや。次!!

④ナメコ(滑子)

言わずと知れたナ○コ。
モエギタケ科スギタケ属らしい。
常々思うんだがこの〇〇科とか〇〇属って生物学者以外気にして見てるやついないんじゃないのか。

漢字表記の『滑子』は、かつてナメコが「滑らっ子(ヌメラッコ)」と呼ばれていたことから来ているらしい。じゃあヌメコじゃん。
ナ○コじゃないじゃん。

ナメコをヌメラッコたらしめているのは化学物質「ムチン」。
このムチン、動物が分泌する粘液にはほぼ全て含まれているそうで、
生物界では最もポピュラーなネバネバ成分と言えるかもしれない。

⑤ナモコ

このナ○コ記事を書くにあたって、ナミコとナモコはないだろと思ってたが両方ちゃんとあった。
株式会社ナモコさん。福岡県にある金属加工会社らしい。

…もうちょっとナマコとかナメコとかくらい普遍的な概念だったら話を膨らませようと思ってたが、今回は割愛させていただく。


総括

ナ○コをマ行上から入れていこうというなんかよくわからないアイデアをよくわからないまま実行してしまった。まあ暇つぶしだからいいや。

っていうかナミコとナムコで力尽きててナメコの項内容薄すぎんか?

全てネット調べの情報を僕がまとめたものなのでもし間違い等あればコメにてご指摘ください。



以上です。


2021年10月31日

新山球太

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