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人魚姫と魔女狩りについて

たぶん既出だけどね

結構前に人魚姫の話を読んだときにふと思ったことです。

そのときに軽く調べたら人魚姫のたしか話は1600年代にできた話だったと記憶してます。

で、たぶんその時期って魔女狩りが行われてた時代だと思って調べてみたら、たしか魔女狩りのはじまった後に人魚姫ができたと記憶してます(調べるための5分が面倒…許して?)。

人魚姫といえば、王子に恋した人魚姫が魔女にお願いして、美しい歌声を代償に足を貰うのですが…(たしか条件で激痛もあった気がする)。

普通に読めば、魔女は悪いやつですよね。
いや、どちらかというと優しくないやつ…?

物語なので魔法は完璧でなく、魔法の代償が必要という可能性もありますけど。もし、条件なしで足を与えられるのであれば、ちょっと優しくないように見えますよね。

でも、今回はその一般的な解釈に一石を投じます。

魔女狩りとは、その名の通り魔女を狩る(迫害する)ことなのですが、もし人魚姫の世界にも魔女狩りがあったとしたら、人魚姫の魔女はその生き残りかもしれませんね。

そうなれば、魔女としては人間は怖いし、存在はバレたくありません。

そして、魔女狩りが人間とは異なるものに対する畏怖を要因として起こるのであれば、人魚も魔女狩りの対象になると考えられます(魔女狩り=異種族(人間とは異なる高次知能を有する生命体)狩り的な捉え方)。

魔女は人魚姫を救いたかったのでは。

魔女は人魚姫が人魚であると人間に伝わって欲しくなかったかもしれません。

もしかしたら、人魚であることは人間にとって魔女を見つけたときのように迫害の対象となる可能性があります。

そして迫害の末路を魔女は知っています。

魔女はその真意を人魚姫に伝えていませんが、人魚姫が魔女に人間にして貰う願いを叶えてもらえなかった場合どうなるでしょう。

おそらく、人魚姿のまま人間に会いにいったのではないでしょうか。

そうなれば、人魚の存在は人間にバレて、種の危機が起こります。魔女がそうであったように。

魔女はすべてを知った上で、人魚姫自身や人魚族の危機を回避するために人魚姫が死んでしまっても人魚の存在がバレないよう、今回の条件をつけて人間に会わせたのではないでしょうか。

魔女は本当に優しくないのでしょうか。

魔女にとって、魔法を使うことは存在がバレて人間に見つかる可能性があります。

また、人魚姫に声を出せない条件をつけなければ、迫害の対象(魔女の身代わり)として人魚を人間に見つけさせられたかもしれません。

魔女は自分の危険を承知した上で魔法を使い人魚姫の願いを叶え、かつ人魚族の存在が見つかれば自らの安全性が上がるのに見つからないように人魚姫に条件を与えた優しい存在ではないでしょうか。

もっとも、私は原作を読んでいないので、物語自体そんなに知らないのですが、1つの戯れ言として失礼します。

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