作戦カードピックアップ|釣り堀 byえみり
戦術的にピックアップしてみよう
今日は、スペックスガールズが作った作戦カードから「気になる一枚」をピックアップしました。
上がそのカード。非常にざっくりしたイラストで笑、ほのぼのとした「つり堀」の作戦カードです。
おそらく左レシーバーの長めのフックを釣り竿に見立てた命名かと思われます。
ただのルートの組み合わせではない部分がよい
●4人制タッチフットの仕組みを考えたときに、すべてのレシーバーが「うまさ」を発揮できる、戦術的に面白い構造になっている点。
●ただ走って捕るだけではない、どのレシーバーもタイミングを考えながら楽しめるプレーになっています。
作戦のポイント
この作戦の鍵は、フラット・アップの捕球力と、右レシーバーの出るタイミングです。
余談
6人制タッチフットボールのセンターは「時間的なイメージ(どのタイミングにどこに動けばいいか)」がもっとも重要なポジションであることはすでに自明のことですが、この作戦は、そういった時間イメージが重要になる、プレーしがいのある作戦です。
各ルートを見ますと、まず中央レシーバーがそれこそ「ケイタルート」とでもいうようなフラット・アップで奥を狙い、入れ違いに右レシーバーがホットルート(ブリッツ対応)に出るタイトエンドのようなかたちでオーバーザミドルに進出。
さらに左レシーバーは、マンツーでも極端にカバーが難しい長めのカムバックでフリーになります。
ディフェンス2人制ですから、DBがディープをカバーするであろうことを考えると、もうひとりのLBが中央(2点ゾーン)に留まればカムバックがフリーになり、もしLBが上がっている場合は右レシーバーがワイドオープンになるでしょう。
なかなかよくできているプレーで繰り返しにも耐えそうですので、もし慶應大オフェンスであれば、1stダウンでうまく通った直後の2ndダウンには同じプレーのミラー(左右反対)をコールすることと思います笑。
試合で使ってみよう
そんなこんなで、ただ走って捕るだけではない「細かい細工感」と、全員が生きる(楽しむ)プレー構成が、どことなく郡山系(=リベルタース・スペックス系)の香りがします。
というわけで、今日はえみり作の「つり堀」を紹介しました。今度練習して、次の試合で使ってもらえるのが楽しみです。
以上、今日は4人制タッチフットボールの作戦カードを紹介しました。
マイクロスポーツを幸福にカッコよくするための学びを発信します。