9/2 鎌倉オープンキャンパス③

やっぱり海に来たからにはマリンスポーツをやりたくなるもんで。マリンスポーツといえばサーフィンだろう。といってもサーフィンは3、4年前に一度友達に連れて行ってもらったきりだったので、初心者向けのスクールに申し込んだ。

店長の元カリスマネイリストだというヌノッチさんと、やんちゃしてそうな感じだけど口調は優しいハジメさんが今日教えてくださるようだ。他にもいっぱい人はいたが、誰がスタッフで誰が違うのかは分からなかった。でも年齢など自己紹介をヌノッチさんにしていると全員がえ、25歳!?と驚いてくれた。いつもみんないいリアクションありがとな。

台風が近づいてる影響で少し荒れていたようだが、一人当たり二人を教えてくれたので、ボールを投げられて取って戻ってくる犬のように、沖から岸へ、岸から沖へとガンガン乗った。最高だった。ヌノッチが、なんで今落ちたーとか最低でも2週間に一回は乗らなきゃ上達しないよとか意外とスパルタで、レッスン後もミーティングをしてくれたりした。そんな感じが僕は楽しかった。

ミーティングも終わって帰るとき、海から帰ってきた人たちが世間話をしたり、集まってタバコ吸いながら今日の波はどうだとか、サーフィンと関係ない話をしたりと、今回はマリンスポーツやってみたさにサーフィンをしたが、サーフィンってスポーツとかレジャーってよりライフだなと感じた。どエラいこと気付いちゃったー!って思ったけど実際サーフィンに限った話じゃなくて、全部そうかも。

当たり前やけどみんなに生活があって、その上に仕事があってさらに休みには絵を描いたり、サッカーしたり、サーフィンしたりしている。でもその趣味が根底の生活や考え方にさえ確かに影響を与えてる。絵を描いてるがために色々巡り巡って、コンビニで買うのが幕内弁当からのり弁に変わってるかもしれないし、サッカーをしてるからトイレットペーパーがダブルからシングルになってるかもしれないし、サーフィンをしてるから普段曲がらない角を曲がっちゃうかもしれない。やからなんやねんって話やけど、やから何かはもう少し時間をください。今後の課題とさせていただきます。

サーフィンっていう今まで関わりがなかったジャンルに手を出せて良かった。初日、敏腕Dのノリに疲れて、サーファーのレオくんと抜け出してタバコ吸ってた時言ってた、今度一緒に海入りましょうって言ってくれたのを絶対叶えたいと思った。やっぱ色々と手を出してみるのは結構いいことだ。僕もこれまで、気象予報士やらネイリスト、手話にカツラにカクテルなど手を出したものをあげるとキリがないが、3日坊主になろうとも3日で気付くこともあるだろう。敏腕と細身は二人とも素潜りをやるらしい。今度やってみよう。

お昼にはいい感じの定食屋に行って、その後通り雨から逃げるように稲村ヶ崎温泉に入り、帰宅した。初めてのサーフィンに予想以上に体は疲れていたようで少し眠ると月が綺麗に出ていたので昨日のカフェに行ってみたがあの女性はいなかった。

帰宅してからはゲコでゲラのチヒロさんとリビングで話をした。今日のチヒロさんはいたって真面目で、話も面白い関西弁の素敵な女性だった。初日の時も、ホンマごめん今日は笑いが止まらんと言っていたが本当にあの時がおかしかっただけだったようだ。チヒロさんには海を綺麗にしたいという夢があった。一緒に綺麗にしていきましょうと冗談っぽく言っていたが、僕は本当にいつか一緒に何かできたらいいなと思った。

あまりにも月が綺麗だったので、チヒロさん、ナツキさん、ヌリアさんと外でスケボーで遊んだり、浜まで行って月を眺めたり、ヌリアさんにスペイン語を教えてもらったりした。月の周りに二重の虹ができていてまたチヒロさんがおかしいほどテンションが上がっていたり、ヌリアがここのシフト長すぎるよー!と文句を言ってたのに笑ったり、心地のいい夜だった。


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