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中之島 香雪美術館 特別展「珠玉の西洋絵画:モネ・ルノワール・ピカソ-和泉市久保惣記念美術館所蔵品展-」に行ってきました
皆様ごきげんよう。えりりちゃんですわよ。梅雨明け前とは思えぬ暑さにやられている皆様も多いと思いますが、そんな時はエアコンの効いた美術館でお嬢様気分で過ごすのがおすすめですわ。
ということで、先週日曜日に中之島フェスティバルタワーWEST 4階に所在する中之島 香雪美術館 特別展「珠玉の西洋絵画:モネ・ルノワール・ピカソ-和泉市久保惣記念美術館所蔵品展-」に行ってきました。
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香雪美術館に訪れるのは初めてでしたが、こじんまりとしており、都会の中にありながらとても良い雰囲気の美術館でした。
感想
いや〜良い雰囲気の展示でした。中之島 香雪美術館としては初めての西洋絵画の展示とのことでしたが、近代絵画の始まりからポスト印象派まで流れを追うことができ、こじんまりとした展示だからこそ出展者との距離が近く感じました。ロマン派からゴヤ、ミレー、印象派からはゴッホ、ゴーギャンなど。
特にルノワールの「花飾りの女」の健康的な色使いがとても良く感じました。
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彫刻の展示もあり、ロダンの「永遠の青春」が展示室の真ん中に配置されていました。彫刻をきちんと見るのは初めてでしたが、ブロンズでこんな表現ができるのか、と感動しました。有名な「考える人」と同じ、地獄の門の作品の一つのようです。
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二十代は美術に全く興味がありませんでした
はい、全く興味がなかったんです。美術館って「あれでしょ?何かデートで連れてかれるけどよくわかんないし、モネとか睡蓮的なアレでしょ?」くらいの認識しかありませんでした。実際にデートで行っても何もわからないし、なんかすごいもん見れたな〜位の認識でした。絵との関わりだって、好きな二次元キャラの絵師(しかもエロ漫画作家)が何人かいるくらいでした。私自身も高校時代にPixivにエロいイラストを投稿していましたが、これは黒歴史です。
31歳になった今年の正月、インスタグラムの広告でこの画像を見たときに、理由はわかりませんが(この展示会にいかなければいけない)と感じたのです。
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そのまま一人で中之島美術館に行き、借りたことのなかった音声案内機を有料でレンタルし、じっくりとターナー、コンスタブル、モネなど印象派と呼ばれる人々の作品をじっくりと味わいました。
解説を聞き込むことで絵の注目ポイントがわかり、一人で行くと相手のペースに合わせなくて良いので気になった絵の前に何度も戻ったり。絵画が一番良いのは、それを目てみて反射した自分の心を眺めることができることです。
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ローゼンスタインのこの絵を見たときに、私の絵画鑑賞の趣味が始まりました。絵の右上から差し込む光の暖かさ、キラキラとして幸せに満ちた母親の表情に心動かされました。この絵から遠赤外線が発せられていて、心の冷たい部分が直接加熱されているような感覚でした。
この頃は色々と思い悩むことが多くて、辛い気持ちで過ごす中でこの絵にすごく救われました。こんな出会いがあるなら、もっといろんな美術に触れたい、触れるために趣味の範囲で絵を学んでいきたいと思いました。それから、辛い気持ちのときに美術館に行くことが増えました。ストレス・コーピングの一つにもなっているのだと思います。
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近代絵画史を学ぶことで、美術館で見てきたいろいろな「点」が線で結ばれる感覚があります。時代ごとのざっくりした特徴(線)を捉えることで、これから出会う作品(点)を楽しむことができそうです。
今年はぜひ私と一緒に色々な美術館に行きましょう。観終わったらコーヒーでも飲んで、感じたことをあれこれ語りましょう。
それでは皆様もよいアートな生活を。
かしこ
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