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いつかティファニーで朝食を

欲張りで、欲しいものは無理しても全部手に入れるまでやめられない性格がずっと自分を苦しめているのかもしれない。そろそろ一つずつ手放し、諦め、見送り、現実を注視することが必要な歳なのかもしれない。

人に認められなくて良い。意義のある仕事をしなくてよい。有名にならなくて良い。結婚できなくて良い。素敵なパートナーと出会えなくて良い。家庭を持てなくて良い。孫の顔を親に見せなくて良い。可愛い子を口説けなくて良い。親孝行しなくて良い。人に愛されなくて良い。饒舌でなくて良い。高い物を買えなくて良い。賢くなくて良い。立派でなくて良い。頑張らなくて良い。

一旦重しを全部外して、身軽になった心でやっぱり欲しかったもの一つ〜二つくらいに絞って生きたほうがもう良いのかもしれない。生まれてからここまで、一つもあきらめないことを美徳とさえ思っていたから、大して優秀でもないスペックの自分に対して色々と要求し過ぎた。軽自動車のアクセルを床まで踏んだ所でのんびり走るポルシェにも勝てない。

周りにいる人だってきっと息苦しかっただろう。結局最初から全部は手に入らないなら、諦めを覚えることも必要なのかな。ありきたりな質問でごめん。誰か反対意見あったら教えて。

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