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テキストカバレージ簡易版「やわたCS2ブロック」2023/2/17 ー革命チェンジによる連続攻撃に受けて立つのは、Sトリガー・プラスー



宣伝。

この言葉の意味を調べると、以下のように出てくる。


①述べ伝えること。広く伝えること。
②ある物の存在や効能または主義主張などを人々に説明し、理解を求めること。また、その運動や活動。


簡単に言えば、たくさんの人に自分が紹介したいこと、広めたいことを伝えることである。

この記事も2ブロックフォーマットのプレイヤーを増やす目的で書いているので、もちろん宣伝活動の一環ということになる。





そして宣伝しないとどうなるのか、



CSサポートが降りなくなってしまう。

次回こそは参加者を集めてCSとして開催できるようにしてほしい。





革命チェンジによる連続攻撃に受けて立つのは、Sトリガー・プラス


今回スイスドロー4回戦を全勝で勝ち上がってきたのは、のまろかとおんそく。毎回筆者の記事に目を通している方はもはや説明は要らないだろう。


のまろかが新弾発売後初日に持ち込んだのは、赤青マジック。
本人曰く「一夜漬けで調整しただけ」とのことであるが、デッキは現代DMを象徴する強さを持っているのは間違いない。そこにのまろか独自のチューンが施された構築であるので、筆者としても気になるところである。


対するはこの男、おんそくである。
今日はアイドルモードに決めてきていない、ということで顔写真は事務所NGが出てしまった。

今日の相棒は黒緑アビス。前回倒したFANASTASIA選手から着想を得た黒緑アビスで全勝。
今日もお気に入りのカードになりつつある<DARK MATERIAL COMPLEX>がデッキに採用されているが、赤青マジックのスピードに間に合うのか。


GAME1


のまろかの先攻でゲームが始まるが、2ターン目まではマナチャージのみでターンを返す。

対するおんそくは2ターン目に<悪魔妖精ベラドンナ>で1ブースト。赤青マジックとのスピード勝負に喰らい付いていく。



のまろかは3ターン目に長考。
手札の<ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>で盤面の安全を確保するか、<♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今>でリソースを伸ばすのかで悩み、結果的に<<ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>を場に送り出す。

ドローソースよりマッハファイターなどで倒されず、場持ちがいい革命チェンジ元を優先する形に。


おんそくは3ターン目にフィニッシャーである<DARK MATERIAL COMPLEX>を召喚。

のまろかにプレッシャーを与えていくが、おんそくの口からは「次にツモられたら負けるな〜」という言葉がもれる。
そう、どちらかと言えば、ここから追い込まれるのは、先手を取られるおんそく側だ。



そんなおんそくに対して、引きが噛み合わず、攻撃の準備が整わないのまろか。

4ターン目は手札を回転させる<Napo獅子-Vi無粋 / ♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い>を召喚して、手札を大幅に入れ替えてターン終了。



4ターン目を迎えたおんそくは<謀遠 テレスコ=テレス>を召喚し、さらにのまろかの足を鈍らせる。

そしてのまろかの5ターン目に入る前に<謀遠 テレスコ=テレス>によって<Napo獅子-Vi無粋 / ♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い>が捨てさせられる。おんそくは<謀遠テレスコ=テレス>の効果で1ドロー。


ようやくドローステップを迎えたのまろかが山札から引いたのは、<AQvibrato>。
のまろかはこれをすぐさま召喚してさらにドロー。引いたカードはデッキの中核を担う<芸魔隠孤カラクリバーシ>。


おんそくは盤面を固めていく。
5ターン目の開始時に<DARK MATERIAL COMPLEX>の下にカードを追加して2枚に。残るカウントは6。

そして追加の<謀遠 テレスコ=テレス>。リソース差を広げるとともに、のまろかの手札を刈り取りにいく。


そしてそのままターンを終了して、のまろかの6ターン目開始時に2枚ハンデスしつつ4枚ドロー。3枚あったのまろかの手札は1枚だけになってしまう。


この状況だけを見ればおんそく優勢のゲーム展開に見えるかもしれない。



だが、おんそくのハンデスは100点満点のハンデスではなかった。

残った唯一の手札は、無限の可能性を秘めた<芸魔隠狐カラクリバーシ>。のまろかの望みが繋がった。


そしてターン開始時のドロー。

のまろかは引いた<アシステスト・Mogi事変>を召喚。

場にマジックがあるので、効果で1ドロー。





まるで
「行くなら今がチャンスだ、行け!!!」
とカードがしゃべっているかのように、トップから駆けつけるのまろかの切札。攻撃の準備は整った。

意を決したのまろかはまず、<ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>を攻撃に向かわせて<芸魔隠狐カラクリバーシ>に革命チェンジ。

そして手札に戻ってきた<ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>を呪文として唱える。宣言される数字は5。状況に応じて使い分けることができるツインパクトカードだからこそできる芸当だ。

この一連の流れにより、おんそくの<謀遠テレスコ=テレス>2体の動きが止まり、<芸魔王将カクメイジン>の通る道が切り開かれた。

そして<芸魔隠狐カラクリバーシ>がシールドをブレイクする。トリガーはなし。


続けてのまろかは<Napo獅子-Vi無粋 / ♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い>を攻撃に向かわせる。

そして革命チェンジによって場に降り立つ、<芸魔王将カクメイジン>。

場のブロッカーは<♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>によってブロックが出来ないため、ブレイクが通り、効果発動。

<芸魔王将カクメイジン>の効果1回目で唱えるのは、<氷柱と炎弧の決断>。手札を捨てて2ドローのモードを2回使い、ドローによって取れる選択肢を広げる。


<芸魔王将カクメイジン>の効果2回目で唱えるのは、<瞬閃と疾駆と双撃の決断>。

コスト3以下のクリーチャーを出すモードと攻撃終了後にアンタップするモードを1回ずつ使用。


盤面に<イシカワ・ハンドシーカー / ♪聞くだけで 才能バレる このチューン>を出し、<芸魔王将カクメイジン>にアンタップ効果を付与。



ここにくる一連の流れでおんそくの<DARK MATERIAL COMPLEX>の下にカードが2枚入るが、もはやそれどころではない。Wブレイクが通る。


ここで何か踏まないとまずいおんそくは「頼む頼む!!」と言いながらシールドを捲る。









そこにあったのは、<フェアリーRe:ライフ>。
GSによって<芸魔王将カクメイジン>の動きが止まる。ひとまずこのターンに負ける確率が大幅に下がったおんそくは一安心。

だが、のまろかもここまで行ったならば詰めるべきであるので、<イシカワ・ハンドシーカー / ♪聞くだけで 才能バレる このチューン>でプレイヤーを攻撃しながら、<芸魔隠狐カラクリバーシ>に革命チェンジ。

そしてメガ・ラストバーストまで含めたドローによって引いた<♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>を使い、1を宣言。
次のターンに<DARK MATERIAL COMPLEX>の反撃すらケアする、完璧なプレイ。
カードとカードが繋がり、連鎖していくこのデッキだからこそできる芸当だ。これだけのプレイができるデッキを、誰が引きだけのデッキなどと言えようか。


だが、こんな絶望的な状況であってもおんそくの目は諦めていない。1枚だけ。1枚だけこの状況をひっくり返すことのできるカードがあるのを知っているからだ。

だが、そのカードはデッキに3枚しかなく、既に公開領域に2枚見えている。可能性としてはかなり細い。



シールドを捲るおんそく。そして、









おんそくが願ったそのカードはシールドから現れた。


<ア:グンテ>がトリガーし、Sトリガープラス効果が発動する。
<アシステスト・Mogi事変>と<芸魔王将カクメイジン>が戦場の塵と化し、のまろかの場は更地になってしまう。

そしてこの攻撃の間に<DARK MATERIAL COMPLEX>の下にカードが3枚入り、合計7枚に。


ターンはおんそくの6ターン目に移り、<アビスベル=覇=ロード>が召喚され、<芸魔隠狐カラクリバーシ>が討ち取られる。おんそくの盤面は盤石なものとなった。
そして2体の<謀遠 テレスコ=テレス>がのまろかの手札を全て刈り取る。


返しのターン。前のターンに全てを出し切ってしまったのまろかにできるのは、盤面に小型クリーチャーを追加することだけ。



一度動き出した<DARK MATERIAL COMPLEX>は、もう止まらない。

激しい攻防戦の末に勝利を掴み取ったのは、<DARK MATERIAL COMPLEX>を操ったおんそくとなった。



                WINNER おんそく













あとがき

こんにちはこんばんは。Feiです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

冒頭にあった通り、新弾の邪神と水晶の華発売日のやわたCSは人が集まらなかった関係で、CSサポートが降りず、非公認大会となってしまいました。
そういうわけで、「今回はカバレージ書かなくていいかな」と思っていたので当初はスルーする予定でした。カバレージ写真も撮らなかったし。スイスドロー4回で終わったし。


でも、一応対戦ログだけ取っておくか〜って大会からドロップして、今回の試合を見てたら、


「えっ…何これ..…。めっちゃデュエマの良さが詰まってる神試合じゃん...」


やっぱアイドルはなんか持ってるんだな...…。というのもありますが、まず2人ともレベルが高いし、全てが紙一重の試合なんですよ。その上で天秤がどちらに傾くのか常に変わるような素晴らしいゲーム展開。これは残しておきたいね〜ってなった結果がこれ。


殿堂規制で赤青マジックから何を殿堂入りにすればいいのかがわかる試合内容でもあると思います。本日のラッキーナンバーがなくても赤青マジックの殴り性能は高いので。というかデッキが1枚カードをプレイすると次に繋がるカードのコストも0で連鎖し続ける続けるのがコスト論崩壊している


ゼニスについては、青緑の基盤で組んでいる方がいましたね。水晶マナを6枚くらい使えるベートーベンを横向きにし続けるだけでいろんなデッキが死んでました。おもろ。青白ライオネルにも勝てそうだし。


次回は殿堂発表後の3月16日に開催です。
今度は人を集めてCSサポートアリでやりたいので、これを読んだ人はマジで来てください。お願いします。
受付は3月1日からです。


次は今のプールでできる最後のCSです。4月からはアビス・レボリューションと王道編に切り替わり、王来MAX、GOA編のカードは使えなくなってしまいます。
ほんの少しの人しか知らないゲーム体験ができるのもあと1回きりなので、興味が有ればデッキを組んでみては如何でしょうか。





おまけ 個人的に殿堂してほしいリスト


殿堂予想ではなく、殿堂するかもな予想を貼っておきます。


プレミアム殿堂入り

奇術師ディール/「本日のラッキーナンバー!」

個人的には大好きだから行かないでほしい。けど、もうお別れな感じがします。

単騎連射マグナムと比べて「いつどんな状況でも強い封殺力を持つカード」なのがダメだと思います。

もう赤青万軍投や赤白サンマックス相手に3って言ったり、0から999と無限宣言で。とか言わなくなると思うと、悲しいです。自分がCSで初めて優勝した時も使ってたし。さよなら.…

神の試練

これも個人的には2ブロックで時代をつくったカードだと思うんですよ。
王来編でステゴロカイザー/お清めシャラップと神の試練2枚ずつで無限ETを取る構築の5cザーディクリカがアナカラーハンデスと2強時代を作りました。

5マナでLOをケアできる、ドロソを兼ねる呪文なのがダメでした。「デッキがなくてもゲームを続けられる」効果はデュエマにおいて禁忌だったのはいうまでもありません。今後は「必殺で つわものどもが 夢の跡」が無限ETの大役を背負ってくれるでしょう。


殿堂入り

凶鬼98号 ガシャゴン / 堕呪 ブラッドゥ

このカードはねぇ.…魔導具悲願のカードだったと思うんですよ。 悲願のカードだっただけにダメというか。

「魔導具系のデッキは常にLOと向き合わなきゃいけない」という弱点があったのを解消したのがダメポイントだと思います。

そりゃ時間切れ製造機になるよなと思います。

僕が魔導具あんま好きじゃないというか嫌いなのもあります。


「無月」の頂 $スザーク$

これはアド差がつきすぎるくらいにコスト論壊してるのがダメポイント。複数並ぶとドロー効果が重複するのもダメ。

ヴォゲンムもだいぶ挙動としては禁忌に触れていますが、魔導具のLOしそうになった先で繋がるカードが無くなれば問題ないので選出。


天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー

元々は巨大設計図で提出予定でしたが、フィオナフォレスト本体が入るのもイメージがつかなかったので、こちらを選出。

別に悪さしてないってイメージがあるかもしれませんが、

・水があればどんな7コストのカードでも2軽減
・フォース・アゲインのようにCIPだけを利用する挙動
・複数採用するだけでなけなしの有効トリガーになる


と挙げるだけでもこのカードの唯一性が分かります。
別に殿堂してもおかしくないのでは。ファンや使用者が多いカードなのはわかりますが。


殿堂解除

禁断機関 VV-8


ネームバリューがあり、解除しても現代スペックがある中でこちらを選出。

出したターンはリソースを稼いでターンを終えるカード、もういいんじゃない?


ヨミジ 丁-二式


マナドライブ7なら1枚返してもいいんじゃないかと思います。マリゴルドはダメだけど。
アドバンスのGPもあるので、アドバンスを盛り上げるなら。

以上です。個人的にはナンバーとはお別れしたくないですが、殿堂発表を見守りましょう。

               ほんとにおわり


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