見出し画像

ギターで弾く四声のコード(7th chord)

これまでも断片的にギターコードのことやコードの構造について書いているのですが、今回はこうしてしまえば八種類の7thコードのルートポジションについてはもう完了!となるようにまとめてみたいと思います。

まず下準備として、ドミソシの構成音でできるメジャーセブンスコードを三種類(それぞれ六弦、五弦、四弦にルートがある形)覚えてしまいましょう。

この三種類のメジャーセブンスコードを基本の形として、各コードの構成音の違いを覚える。。。のが良いのですが、覚えるのが辛ければ表にして傍に置いておけば良いと思います。

この二つの事柄を合体させて、どのコードでもとりあえずルートポジションで三種類ずつ作れるように練習しましょう。

自分で基本の形から構成音の機能を理解して変形させる習慣がつけば、任意のテンションを足す時にも便利ですね。

では早速基本のメジャーセブンスコードのフォームと機能を覚えてしまいましょう。

画像2

画像2

参考にGMaj7も書きました。

こうして見ると、ルートによってはフレット的にかなり弾きにくい場所になってしまうので、やはり同じコードで複数のポジションを知っていないとなにかと厳しいのが想像できると思います。

さてでは、これにそれぞれの音の機能を追加します。

画像3

それぞれroot、3rd、5th、Maj7をそれぞれド、ミ、ソ、シと読み替えても良いかもしれません。

さて次は各コードの構成音です。

画像4

C7であればシ(Maj7)が半音下がる、Cmin7であればシとミ(Maj7と3rd)が半音下がるといったように、それぞれのコードの、CMaj7との違いを確認してほしいです。

ではいくつか実際にタブ譜で示しますね。

例えばCminMaj7(シーマイナーメジャーセブンスコード)はどうでしょうか。

ミ(3rd)の音を半音下げれば良いので、以下のようになります。

画像5

あまり出てくる機会は少ないかもしれませんが、それだけにこれをいちいちコードブックで調べて、ただ暗記するのは非常に苦しいです。

自分で作れるようにしておけばこれだけを個別に覚える必要はありませんよね。

ではCdim7も見ておきましょうか。

ダブルフラットなんか出てきますが。。。要するにただ全音下げろという意味なので、逆にいえばダブルフラットがついているのが特徴と言えるかもですね。

ミとソ(3rdと5th)を半音下げて、シ(Maj7)を全音下げれば良いんですね。

画像6

以前も他の記事で書きましたが、ディミニッシュセブンスコードはドミナントセブンスコードのルートを半音上げたコードだったりします。

あるいはマイナーセブンフラットファイブコードの7thの音をさらに半音下げても作れますね。

このように他のコードとセットで作るようにしていれば結局今自分が押さえている指板上の音の機能が見えるようになるし、コードを五線に表す時にも便利、さらにはいずれ覚えてしまいたいギターの指板全体を理解するのにも非常に役立つと思います。

まずはシンプルなジャズのコード進行などで、コードフォームをゆっくり考えながらすすめていきましょう。

今回の記事に至る内容として、過去の記事を貼っておきますので、もしも途中で見失ってしまったらこちらの記事も参考になるかもしれません。

コードブックから脱出できるようにがんばりましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?