見出し画像

東野圭吾さんの「分身」を読んだ感想

東野圭吾さんの「分身」を読んだ感想です。

ネタバレ無しの感想

医療ミステリーで、難しい問題だなと思いますが、中盤からは真相が気になって一気に読めてしまいます。

鞠子の章と双葉の章、最初の方はどっちがどっちだか分からなくなりそうで、混乱しそうな感じで読み進めました。

徐々に真相が明かされていくと話も繋がっていって、ラストは東野作品らしく良かったと思います。

分身というか、運命みたいな印象が強かったです。
物語の背景は悲しくもあり、現実には辛いことも多い話でしたが、その中で生きていく人間の強さみたいなものを感じました。

医療の話としては詳しいことも分からないので印象ですが、30年ほど前に書かれた本にもかかわらず、現代でありそうな話だなと思いました。

この辺りは東野圭吾さんの先見性というか、他の本でもよくある問題提起なのでしょうか?

ぜひ読んでみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?