SONY SRS-XB100 音質比較  Norah Jones 「Sunrise」

スピーカー音質比較 SONY SRS-XB100

00:00 動画冒頭
00:08 SONY SRS-XB10
01:32 SONY SRS-XB12
02:55 SONY SRS-XB13
04:18 SONY SRS-XB100
05:42 Anker Soundcore Mini 2
07:04 Anker Soundcore Mini 3

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Norah Jones 「Sunrise」  ノラ・ジョーンズ 「サンライズ」


◆◆ 評価

SONY SRS-XB10
この、小さい筐体から出ているとは、思えないほど低音で、重厚な音質。
ボーカルは、こもった印象があるが、これだけ出るなら、問題無し。
「SRS-XB12」以降は、現状では、ここまで、低音が出ないので、
低音にこだわるなら、「SRS-XB10」を使い続けるのも、悪くなし。
ただ、低音を出そうとするあまり、常に、筐体が振動し、
机の上に置いていると、振動音がしてしまったり、
特定の低音で、おかしな共振音が鳴ったりすることも。
ブラ下げて使うか、スピーカーの下にタオルなど柔らかい布を置くべし。
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SONY SRS-XB12
「SONY SRS-XB10」の高音を改良した、発展型。 
高音が、より伸びやかに出るようになった。
そのぶん、低音が強調されなくなったが、
「SONY SRS-XB10」ほどでは無いにせよ、充分、低音も出ており、
いわば、バランスが取れた音質に。 
このシリーズの中では、後継機種と比べても、ボーカルが聞きやすい。
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SONY SRS-XB13
「SRS-XB10」で重低音にこだわり、「SRS-XB12」で高音を改善し、
この「SRS-XB13」で、全体のバランスを取ろうとした印象が強い。
が、音の質感は上がり、中音域に厚みが出たものの、ボーカルがこもってしまう。
このあたりが、スピーカーのバランス調整の難しくも、面白いところ。
「SRS-XB10」の低音、「SRS-XB12」のボーカルの聞きやすさが、気に入ってるなら、
無理に買い替える必要は、無さそう。
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SONY SRS-XB100
「SRS-XB13」で、やや不発だったバランス調整に、改めて挑戦した、という印象。
より、中音域が厚くなり、音の質感が増した。
ボーカルのこもりは、相変わらず感じるが、
このスピーカーの小ささで、声の質感を、これだけ出すのであれば、不満は少なそう。
重低音の「SRS-XB10」、高音の伸びる「SRS-XB12」と、特徴のある2台より、
むしろ「SRS-XB13」からの買い替えで、音質向上を感じるはず。
気になるのは、なぜ、ボタンの出っ張りを小さくして、押しにくくしたのか、
そして、価格の安いAnkerより、充電ケーブルが短いのか(約 15センチ)。
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ANKER Soundcore Mini 2
とにかく、ボーカルの聞こえやすさが、ダントツで良い。
曲が進み、ノラ・ジョーンズ自身の声を、ユニゾンさせる部分でも、
すべての声が、質感を持って、はっきり聞こえる。
その分、ギターなどの楽器の音色は、奥から出てしまうものの、
これだけ、小さなスピーカーを使うときは、
ボーカルさえ、しっかり聞こえれば良い、という用途が多いはずで、
それを、ここまで、声の質感をもって鳴らすなら、不満はほぼ無さそう。
難点をあげるとすれば、この曲は、曲前の無音部分が短く、すぐ音が出るのだが、
この曲を1曲目として、音をだすと、曲の冒頭が、わずかに省略されがち。
(他の曲の後に、続けて流すぶんには、問題なし)
なので、若干、bluetoothの反応が遅い印象。
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Anker Soundcore Mini 3
ソニーと、ボーカルの聞こえ方が違うのが、面白いところで、
質感は、ソニーが上。 メリハリは、Ankerが 上。
全体的に、小型タイプのスピーカーは、ボーカルに特化した音質なので、
どちらも、声は聞きやすいが、サビに入って、全体の音量が増したときに、
Anker は、少々、耳に障って鳴ってしまう。
全体の音の質感を上げた、この「Anker Soundcore Mini 3」より、
声の聴きやすさに特化している、前機種「Soundcore Mini 2」のほうが、
聞きやすいと感じる人も多そう。
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 【 結論 】

「SONY SRS-XB100」は、

重低音の「SRS-XB10」、高音の伸びる「SRS-XB12」と、特徴のある2台より、
むしろ「SRS-XB13」からの買い替えで、音質向上を感じるはず。



◆◆ 雑記

ソニー公式の、宣伝コメント。
「SONY SRS-XB10」 "重低音を持ち運んで楽しむ"
「SONY SRS-XB12」 "小さなサイズに確かな低音"
「SONY SRS-XB13」 "小さなサイズに確かな低音、広がりのあるクリアなサウンド"
「SONY SRS-XB100」 "コンパクトなボディながら、確かな低音とクリアなサウンド"

「XB10」 → 「XB12」の段階で、"重低音"から"確かな低音"に、言葉が変わったので、
ソニーとしても、そういった方向で、音質変更をする意図があった模様。

「SONY SRS-XB10」は、
このサイズのスピーカーにしては、驚くほど重低音が出るものの、
筐体まで振動し、かなり無理しているのも、まちがいなく、

最新機種「SONY SRS-XB100」は、音の質感が上がったものの、
ボーカルの聞きやすさは、大幅には、進化しておらず。

あまり、低音にこだわると、このサイズでも、Ankerに付け入る隙を与えてしまうのでは…。





「SONY SRS-XB100」 メーカー公式コメント
・スマホの音が、生まれ変わる。コンパクトボディに、確かな低音とクリアなサウンド

直径約46mmのフルレンジスピーカーユニットを搭載。ソニー独自の技術を活用した偏心ユニットによりクリアなサウンドを再生します。本体底面には低音を増強させるパッシブラジエーターを配置することで、キレと存在感のある低音域を実現。さらに、スピーカーのグリル開口部を拡大(*)したことで、重低音とボーカルなどの中高域が広がりのある音で楽しめます。* 当社従来品SRS-XB13 比

・迫力の重低音を体感「パッシブラジエーター」

本体底面に低音を増強させる「パッシブラジエーター」を配置。キレと存在感のある低音域を実現しました。

・防水・防塵対応でお風呂、キッチンだけでなくアウトドアでも安心して使える

防水・防塵(*)対応なので、お風呂やキッチンだけでなく、プールやキャンプなどのアウトドアでも音楽を楽しめます。* 防水性能は、水深1mの水中にスピーカーを最大30分間入れても浸水しないと定義されています(IPX7相当)。防塵試験用粉塵が本製品内部に入らないように保護されています(IP6X相当)

・持ち出し時に便利なロングバッテリーとストラップ

約4.5時間の充電で約16時間再生(*)できるバッテリーを内蔵。バッテリーを気にせず安心して使用できます。さらに、持ち運びに便利なストラップ付属で、気軽に音楽を持ち運べます。* 音量や再生楽曲、周囲の温度など使用状況により、記載の時間と異なる場合があります

・テレワークに最適なハンズフリー通話機能

スマートフォンやタブレット・PC等と接続して快適に通話(*)を楽しむことができます。オンライン会議で発生する不快なハウリングやエコーを抑え、音途切れを抑えた快適な通話を実現します。コンパクトサイズなので、家のなかや会議室を移動するときにも気軽に持ち運べます。* スマートフォンやiPhone、PCがBluetooth機能を搭載し、HFP(Hands-free Profile)接続に対応している必要があります。お使いのソフトや環境により、対応しない場合がございます

・2台つなげて、ステレオでも楽しめるStereo Pair機能(*)

SRS-XB100を2台一緒につなげてBluetooth(R)接続することで、ステレオ再生で音楽を楽しめます。* 本機を2台ご用意いただく必要があります。Stereo Pair機能使用時、Bluetooth対応コーデックはSBCのみ使用可能です




◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月4日より、録音マイクが変わり、ノイズが入りづらくなりました。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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