SONY ULT FIELD1 音質比較  Eric Clapton 「Change The World」

スピーカー音質比較 SONY ULT FIELD1


00:00 動画冒頭

00:08 JBL FLIP 6
01:52 BOSE SoundLink FLEX
03:38 Anker SoundCore 3

05:23 SONY SRS-XB23
07:09 SONY SRS-XB33
08:54 SONY SRS-XE200
10:41 SONY SRS-XE300

12:27 SONY ULT FIELD1 ULTモード OFF
14:08 SONY ULT FIELD1 ULTモード ON

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Eric Clapton 「Change The World」 (エリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」)


◆◆ 評価

「SONY ULT FIELD1」 ここ数年、ソニーのbluetoothスピーカー特有の、"音のこもり"が減り、ようやく、音質面で、他のスピーカーと、同じ土俵に立った感あり。 ただ、若干、音のシャカシャカ感が有るので、動画で確認を。


JBL FLIP 6
 次の「BOSE SoundLink FLEX」と比べると、ドラムが軽めで、全体的な音も軽く感じるが、ベースの低音の響きは充分、高音の抜けが良いので、ボーカルも通り…と、不満を感じさせない高音質。 中音域を中心に、厚みがあるので、ボーカル系の曲に強いスピーカー。
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BOSE SoundLink FLEX
 冒頭から、ドラム、ギター、キーボードと、重厚に鳴り、ボーカルが入ってからも質感高く、全体を、バランス良く鳴らす。 このサイズの筐体とは思えない濃密な音と、低音の響きで、ベースの低音は、スピーカーの筐体まで振動させてしまうほど。 この曲に合っているスピーカー。
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Anker SoundCore 3
 ボーカルは前面で出すが、やはりこの順番で聴くと、ドラムの音が軽く、ポコポコと鳴り、全体の音の偏りや、ボーカルのこもりが目立つ。 値段の割に、元気良く出るが、上の価格帯のスピーカーを、一度でも聞いてしまうと、不満を感じるはず。
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SONY SRS-XB23  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 冒頭のドラムの1発目の、"ポコッ!"とした音は、価格の安い「Anker SoundCore 3」よりチープな鳴り方で、紙製のスピーカー?と、クラプトンでなくとも、二度見してしまうはず。 いくら、価格帯が、ラインナップの一番下のスピーカーとはいえ、こういう鳴り方をしては、マズイのでは…。  全体的に音がこもり、それぞれの音の分離も良くなく、全体が、ごちゃついた音で、ひとまとめに鳴る。 「SONY ULT FIELD1」が、出た今、あらためてこのスピーカーを買う理由は無く、安くなっていても、購入には、慎重になったほうが良さそう。
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SONY SRS-XB33  (横置き / EXTRA BASS)
 「SONY SRS-XB23」と比べ、全体的に音が落ち着き、おかしな音はしなくなった(という書き方をしなければならない事自体、ずいぶんレベルの低い話ではあるが) 中音域~高音域までフラットに出るので、ボーカルは聞こえるものの、全体的な音のこもりは、変わらず、聞いていて、モヤモヤ感は残る。 全力で好意的に見れば、音が丸いので、賃貸アパートでも、すこし音量は上げられる。
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SONY SRS-XE200  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 とにかく、音がこもる。 上の「SONY SRS-XB23」「SRS-XB33」が2020年発売、こちらは2022年発売と、こちらのほうが、新しいスピーカーなのだが、さすがに音のこもりは改善されたはずと思い、購入したら、一層、音がこもっていて、ガックリした人(私を含め)も多いはず。 サビの後半に入ると、こもりが強すぎて、ボーカルと楽器間にまで、ごちゃつきを感じるほど。 音質の好みは、千差万別といえど、純粋に"音が悪い"ので、amazonでは、★4.2だが、間違って買わないよう、要注意。 もう持っているなら、防水なので、野外で使い倒して、新しいのを買いましょう。
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SONY SRS-XE300  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 冒頭は、ギターの響きと、厚みのあるドラムの低音のバランスが良く、雰囲気のある鳴り方。 ただ、ベースの低音が際立たず、まぎれてしまうのと、ボーカルが、楽器の奥から聞こえ、ややバランスが悪い。 「SONY SRS-XE200」ほど、音のこもりは気にならないが、BOSEやJBLと比べると、やはり、こもりが強く、ボーカルの明快さにも欠ける。 このスピーカーだけで聞く分には、さほど、音質は気にはならないはずだが、今、あえて、このスピーカーを選ぶ必要も無さそう。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
 低音が響くわけでも、それぞれの楽器が質感良く鳴るわけでもなく、平均的で、特徴に欠ける音。 ただ、ボーカルが、これまで、ソニーのbluetoothスピーカーで、さんざん頭を悩まされ続けていた"音のこもり"が無くなり、声が、前から、しっかり聞こえるだけでも、一歩前進。 
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード ON)
 低音を強調する"ULTモード"をONにすると、音圧が過剰に上がるため、ボリュームを一段下げて、再生。 強調された低音が、音質にアップにつながっておらず、ドラムはペコペコと鳴る (ボリュームを上げたままだと、その印象が、さらに強い) BOSEやJBLでは、ベースの低音が、特徴的なほど、良く響くのだが、このスピーカーでは、ベース自体が、奥に引っ込み、さほど強く聞こえず。 どうも、ソニーの悪しき?伝統である"重低音"にこだわるあまり、まだ、人工的な低音強調に過ぎる感あり。 
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 【 結論 】

「SONY ULT FIELD1」 ここ数年の、ソニーの"音のこもり"が減り、
ようやく、音質で、他社のスピーカーと比較できるように。

ただ、"ULTモード" OFFだと、音が軽め。 
"ULTモード" ONだと、音圧が強すぎで、少々、バランス悪し。

ボーカルは、しっかり聞こえるので、これまでのように、不満を感じる音質では無いものの、音質にこだわるなら、まだ、BOSE、JBL が、2歩、3歩先。

なお、付属のUSBケーブルが、15cm程度と短いので、設置場所によっては、延長ケーブルが必須です。



◆◆ 雑記

前回、書いた、ソニー公式のスマホアプリ名が「Music Center」だけで、
他メーカーは、アプリの名前にも、しっかりメーカー名を表記してるのに、
ソニーのアプリは、判りづらくて、不便、の続き。
 
 
スマホから、bluetoothで、スピーカーに接続するとき、

他メーカーの場合、スマホの接続リストに、"BOSE ---" "JBL ---" "Anker ---" と、
" メーカー名 + スピーカー名 " が並び、
複数のスピーカーを併用してても、見分けがつきやすいのに、

ソニー(と、マーシャル)は、"SRS-XE200"やら、"SRS-XG300"やら、商品名のみ。

このスピーカーにいたっては、"ULT FIELD 1" と、
これまでの型番から、完全に変えたせいで、名前が並んでさえ、いない。

なぜ、こういうところに気がまわらないのか…。

bluetoothの接続段階で、不便を感じさせてどうする。
社内に、指摘する人が、誰もいないもんかね… 担当者は1人しかいない?
 
 
 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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