Marshall Middleton 音質比較  Eric Clapton 「Change The World」

スピーカー音質比較 Marshall Middleton

00:00 動画冒頭
00:08 Marshall Willen
01:50 Marshall Emberton
03:31 Marshall Emberton2
05:14 Marshall Middleton
06:56 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp ON
08:38 BOSE SoundLink FLEX
10:20 JBL CHARGE5
12:02 SONY SRS-XG300 (MEGA BASS モード ON)

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Eric Clapton 「Change The World」 (エリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」)


◆◆ 評価

Marshall Willen
全体的に、高音域寄りで、音に偏りあり。
冒頭のギターの響きは良いものの、ドラムがペコペコした音で鳴り、
ボーカルは、高音域寄りで出る。
音に厚みが少ないぶん、ボーカルは聞きやすいが、
今や、同価格帯で、低音がしっかり出て、バランスの良いスピーカーが多いだけに、
あえて、このスピーカーを、オススメする理由は乏しい。
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Marshall Emberton
冒頭のギター、その後のベースの低音が、渋く響き、
「Marshall Willen」とは、音質の差が、かなり有り。
ボーカルは、少し奥だが、原盤がそういう音質なので、
これだけ前で聞こえれば、不満も無し。
おそらく、マーシャル自体も、ギターやベースの音色にはこだわっているはずで、
それだけの、満足感あり。
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Marshall Emberton2
前機種「Marshall Emberton」の、完成度の高い"低音"に加え、
この「Marshall Emberton2」では、高音域の音質を、改善。
実績のある低音に、ボーカルの華やかさが加わり、総合的な音質が上がった。
旧「Marshall Emberton」より、こなせる曲のジャンルが増えたのは間違いないが、
高音域が、若干偏り、耳に障る鳴り方で、
旧「Marshall Emberton」の、無骨な鳴りっぷりのほうが、マーシャルっぽいと感じる人がいるかも。
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Marshall Middleton
この下のラインナップである、「Marshall Emberton」と比べ、
スピーカーのサイズが、2周り以上違う(価格も2倍)、ということもあるが、
 参考画像 ⇒ http://speaker.hikaku.us/wp-content/uploads/2023/07/230709.jpg
冒頭のドラムの迫力からして、別格。
ベースの低音の響きも渋く、ギターも正統派かつ、安定感のある音で聞かせる。
一方、ボーカルは、充分に聞こえるが、やや奥まったところから聞こえるぶん、
低音の音質の良さのほうだけ、際立ってしまう印象も。
すこしずつ比較動画を出すつもりだが、曲によっては、声が奥まる印象もあり、
現状では、ボーカルより、ギターやベースにこだわる人に、薦めたいスピーカー。
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Anker Soundcore Motion X600  空間オーディオ OFF / BassUp ON
スピーカーの大きさは、「Marshall Middleton」と、ほぼ同サイズ。
(「Marshall Middleton」のほうが、すこし奥行きがある)
ドラムやベースの低音で比べてしまうと、音の質感で、「Marshall Middleton」のほうが断然上。
ただ、必ずしも、すべての人が「本格的な音質」を良しとするわけでも無いので、
ボーカルの聞きやすさに特化して鳴らす、こういうタイプのスピーカーのほうが、
聞きやすいと思う人も多いはず。
ただ、ボーカルに、こもりがあり、全体的な音の偏りもあるので、
聞きやすさにこだわるとしても、BOSEや、JBLのほうが、優位。
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BOSE SoundLink FLEX
あれだけ重厚に感じていたこのスピーカーの音質も、
「Marshall Middleton」を聞いたあとでは、軽く感じてしまうのが、面白いところ。
ただ、正面の面積で1.5倍、体積では8倍くらいは違うので、
むしろ、このサイズで、これだけ本格的な音をだす、このスピーカーが褒められるべき。
「Marshall Middleton」と比べ、ボーカルが聞きやすいうえに、ベースの低音の響きも、素晴らしい。
ただ、その、ベースの低音が強く、ボーカルと競り合ってしまう印象も。
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JBL CHARGE5
ドラムが低音で良く響き、ギターの音も充分、
ベースも渋く鳴り、ボーカルも聞きやすい、と、
全体的の音のバランスの良さで、多くのジャンルをこなせる、完成度の高いスピーカー。
「Marshall Middleton」のほうが、音が重厚ではあるが、
高音域が、すこし偏ってしまうことを考えると、
満足度が高い音質、という点で、軍配が上がるのは、もしかすると、こちらかも。
これだけバランスの良い音だと、長時間、聞けるのも強み。
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SONY SRS-XG300 (MEGA BASS モード ON)
確かに、重低音が出ているので、売り文句に偽りなし、だが、
ボーカルがこもり、ギターの音もボヤけ、
その肝心の重低音が、ベースやドラムの響きの良さに、生かされていない。
"重低音"は、誰でも感触として分かりやすいだけに、商品の特徴にはしやすいし、
このスピーカーだけで聞く分には、音質も、そういうもんかと、音楽を流してしまうだろうが、
いざ、比べてしまうと、いかに、音のバランスの調整が悪いか、明確に分かってしまう。
いまや、"重低音"を、やたらと売り文句にしたスピーカーは、要注意かも。
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 【 結論 】

「Marshall MIDDLETON」は、迫力のある低音や、渋いのギター・ベースの音色が良く、
低音重視の正統派スピーカー。

ただ、ボーカル曲によっては、声が、やや奥から聞こえてくるので、
現状では、ボーカルより、ギターやベースにこだわる人に、薦めたいスピーカー。



◆◆ 雑記

まだ、amazonでは、取り扱いが無いものの、
マーシャルの、bluetoothスピーカーの、新製品が出ていたので、さっそく比較。

楽天の、マーシャル公式サイトでも、購入可能です。
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貯めていたビックカメラのポイントがあったので、なんとか買えましたが
50000円前後と、なかなかの価格。


マーシャルは、Bluetoothスピーカーの、シリーズ名が多く、
形が似ているので、少々、わかりづらいのですが、

"ポータブルスピーカー" → Willen、Emberton、Stockwell、Kilburn、Tufton
"ホームスピーカー" → Action、Stanmore、Woburn

と、分類が分かれている模様。
この、「Marshall MIDDLETON」は、前者の"ポータブルスピーカー"の最新作。

"ポータブルスピーカー"といっても、「Emberton」との比較では、
体積にして、8倍~10倍くらい違い、重量も1.8キロ  (「Emberton2」は、約700g )
両手で持ち運ぶ必要があるので、野外に、気軽に持っていくには、少々厳しそう。

どんな音がするのか、興味津々…。




「Marshall Middleton」  メーカー商品紹介
●最適化されたサウンド
ポータブルシリーズで最も迫力のある重厚なサウンドを持ち運びましょう。
マーシャルの独自の形式であるトゥルーステレオフォニックを採用、どこにいても深い没入感が体験できます。

●雨の日も晴れの日も
優れた耐久性を備えて、屋内でもフェスの泥地でもタフに使用できるスピーカー。
頑丈なIP67 規格の防塵防水仕様で、雨や汚れが内部に浸入することはありません。

●最大約20時間の音楽再生
Middletonは、1回の充電で最大20時間の音楽再生を楽しむことができます。
充電が必要な場合は、スピーカーを接続してわずか4.5時間でフル充電にすることができます。

●スタックモードでサウンドを増幅
Middletonを他のMiddletonスピーカーと接続して、スタックモードで音を増幅させ、マルチスピーカーで迫力のあるサウンドが楽しめます。
複数のスピーカーを積み重ねるか並べるかして、どの空間にもフィットする迫力あるサウンドが楽しめます。

●手間のかからないリスニング
ペアリングは簡単で手間がかからず、すぐに音楽に没頭することができます。
よりカスタマイズされた好みのサウンドを鳴らしたい場合は、スピーカーの上部で低音と高音を調整可能。 アプリをダウンロードしてワイヤレスでサウンドをコントロールすることもできます。

●持続可能 なアプローチ
マーシャルブランドのレガシーを継承しつつ、アイコニックなデザインを採用。
環境にも配慮し、より持続可能なアプローチに取り組んでいます。頑丈な構造は、完全なPVCフリーです。廃棄された電子機器や水筒、自動車のライトカバーなどから 構成されたリサイクルプラスチックを55%使用しています。



◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月4日より、録音マイクが変わり、ノイズが入りづらくなりました。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker

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