SONY ULT FIELD1 音質比較  カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」

スピーカー音質比較 SONY ULT FIELD1

00:00 動画冒頭

00:08 JBL FLIP 6
01:46 BOSE SoundLink FLEX
03:26 Anker SoundCore 3

05:03 SONY SRS-XB23
06:43 SONY SRS-XB33
08:22 SONY SRS-XE200
10:01 SONY SRS-XE300

11:40 SONY ULT FIELD1 ULTモード OFF
13:14 SONY ULT FIELD1 ULTモード ON

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Carpenters 「Top of the World」 (カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」)


◆◆ 評価

「SONY ULT FIELD1」 ここ数年、ソニーのbluetoothスピーカー特有の、"音のこもり"が減り、ようやく、音質面で、同じ土俵に立った感あり。 ただ、若干、音のシャカシャカ感が有るので、動画で確認を。


JBL FLIP 6
 クリアで伸びやかなボーカル、程よく響く低音、質感のあるドラムの音、文句なし。
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BOSE SoundLink FLEX
 「JBL FLIP 6」と比べ、ドラムの低音が重厚。 それでもボーカルは奥にひっこまず、質感高く聞こえる。 濃厚な音で聞きたいなら、こちら。
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Anker SoundCore 3
 ボーカルは前面で出すが、やはりこの順番で聴くと、音の偏りや、ボーカルのこもりが目立つ。 値段の割に、元気良く出るが、やはり価格相応の音質。
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SONY SRS-XB23  横置き モノラル EXTRA BASS
 全体的に音がこもり、ボーカルも明確では無い。 "EXTRA BASS"モードだが、低音は軽めで、さほど強調はされない。 曲を頭出しして、再生するとき、bluetoothの反応が遅いのか、曲の冒頭が欠けること多し。 なんとか良いところを1つ見つけるとしたら、全体的に音が丸いので、同じ音量でも、音が尖らず、周りに気兼ねしないで済む点。
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SONY SRS-XB33 (横置き / EXTRA BASS)
 良くも悪くも、「SRS-XB23」の音質の発展形で、音の重厚感は増したが、そのぶん、低音の迫力が増し、音のこもりまで強くなってしまい、ボーカルが奥から聞こえてしまう。 価格が上の、上位ラインナップでも、音質が改善されないのは、厳しい。 こちらも、なんとか良いところを見つけるとしたら、「SRS-XB23」と比べ、bluetoothの反応が良くなったこと。
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SONY SRS-XE200  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 ここ数年のソニーのbluetoothスピーカーは、とにかく"音のこもり"が特徴的だったが、その象徴とさえ言えそううな音質。 かの、カーペンターズのボーカルが、かなりこもって聞こえる、というのは、わざと狙ってそうしてるのか、と、訝しく思うほど。 音質の好みは人それぞれで、2022年6月発売の、比較的、新しいスピーカーながら、「SONY ULT FIELD1」は、音質が改善されたので、買い替えを検討すべき。
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SONY SRS-XE300  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 こちらも「SRS-XE200」と、同系統の音質だが、上位機種になりスピーカーが大きくなったことで、音に余裕が出て、ボーカルは、すこし前に出てきた。 が、全体的に音のこもりは、変わらず。 今回は、比較用に、"EXTRA BASS"をONにしたが、やはり、この曲では、使わないほうが良さそう。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
 これまでのソニーのスピーカーに比べ、ボーカルを中心に鳴らす。 「JBL FLIP 6」や「BOSE SoundLink FLEX」と比べると、やや、声が奥に引っ込んでる感はあるもの、これなら問題なく聴ける。 ただ、「JBL FLIP 6」「BOSE SoundLink FLEX」と比べ、若干、シャカシャカした音の軽さは感じる。 低音を強調する"ULT"モードは、この曲に関しては、OFFにしたほうが良さそう。 bluetooth接続音も改善され、ULTボタンもON/OFFで、独特の音が鳴り、OFFにしたとき、わざわざゴジラの足音?地響き?みたいな音を鳴らすのは、ユニーク(ただ、これは、ONにしたときに、鳴らすべき音では?)
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード ON)
 音圧が高すぎるので、ボリュームを一段下げたが、それでも音は強め。 低音の過剰さは、昨今の、"悪いソニー"の音質を彷彿させるものの、それでも、ボーカルを厚みがあり、さほど奥に引っ込まないので、音のこもりも感じさせず、これまでのソニーの"重低音 一辺倒"から、脱却した感はあり。 ただ、この曲では"ULTモード"を使わないほうが良い。 
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 【 結論 】

「SONY ULT FIELD1」 ここ数年の、ソニーの音のこもりが減り、ようやく、音質面で、他社のスピーカーと、同じ土俵に立った感あり。 

ただ、全体的に軽めの音を、"重低音"モードで、うやむやにしてる感もあり、
ボーカルのクリアさで「JBL FLIP 6」、
本格的な音質で「BOSE SoundLink FLEX」が、優位なので、
まだまだ、音質にこだわる必要も。

なお、付属のUSBケーブルが、15cm程度と短いので、設置場所によっては、延長ケーブルが必須。



◆◆ 雑記

ソニーの、1~3万円台のbluetoothスピーカーは、とにかく"音のこもり"が目立ち、5000円~10000円の、Ankerのスピーカーの音質にさえ、見劣りする感がありましたが、 "音のこもり"同様、低評価を払拭して、ここから失地回復なるか。

余談ながら、ソニーのiphoneの公式アプリは"Music center"という名前ですが、iphoneの画面で見たとき、これがソニーのアプリだとは、分からない(他メーカーは、JBL、SONOS…と、アプリ名の先頭が、メーカー名になっていて、一目瞭然)。 こういうところの気のまわらなさも、ソニー低調の遠因なのでは。



◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker

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