Marshall Middleton 音質比較  渡辺美里 「My Revolution」

スピーカー音質比較 Marshall Middleton

00:00 動画冒頭
00:08 Marshall Willen
02:18 Marshall Emberton
04:28 Marshall Emberton2
06:39 Marshall Middleton
08:49 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp ON
11:00 BOSE SoundLink FLEX
13:10 JBL CHARGE5
15:20 SONY SRS-XG300 (MEGA BASS モード ON)

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

渡辺美里 「My Revolution」


◆◆ 評価

Marshall Willen
イントロが強く出るものの、ドラムはカスカスと軽く、
いざ、ボーカルが入ると、声が後ろから、という、正直、かなり微妙な音質。
この録音では、マイクが優秀で、
動画変換や、Youtubeにアップロードする段階で、音質調整が多少入るので、
ボーカルが、はっきりしているように聞こえるが、
実際は、ドラムの奥から、声が出てくる。
1980年代のミニコンポ時代の楽曲は、単筐体のスピーカーには鬼門だが、
音は大きいのに、ボーカルが良く聞こえない、というのは、さすがに厳しい。
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Marshall Emberton
「Willen」と同様、冒頭の迫力はあり、ドラムの質感が上がった。
が、ボーカルが入ると、楽器の後ろから、エコーががって聞こえ、
80年代のミニコンポ時代の楽曲ならではの、声が、後ろにこもる鳴りっぷり。
「Willen」と比べれば、音自体は良いが、こちらも、バランスの悪さが目立つ。
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Marshall Emberton2
ボーカルは、やや奥から、ややエコーがかって、出てくるが、
ようやく、違和感なく、曲を聞けるようになった。
低音とボーカルの、バランスが取れ、穏やかに音が出るので、
すこしボリュームを上げても、耳に刺さらないのも良い。
この曲に関しては、「Emberton2」で、ようやくスタートラインに立った感あり。
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Marshall Middleton
低音域~高音域まで、音域を広く出すことで、
そのぶん、ボーカルの厚みが増し、
他のMarashallのスピーカーと比べ、ボーカルは、聞きやすい。
ただ、なぜか、ボーカルのエコーが、より強まり、
ライブ会場で聴いている、というより、お風呂場で聴いてるような、残響音に。
小手先の音質調整をせず、正統派、かつ、厚みのある、本格的な鳴りっぷり、や、
全体の厚みのなかに、ボーカルを埋もれさせず、バランス良く鳴らす、と、印象は良いが、
この曲に関しては、エフェクトの強いボーカルに、かなり苦戦。
このスピーカーが真価を発揮するのは、骨太のロックか。
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Anker Soundcore Motion X600  空間オーディオ OFF / BassUp ON
「BassUp」モードをONにした影響もあり、ドラム音が強めで、
ボーカルやドラムが、やや高音域寄りの中音域で、鳴る。
ボーカルは、やや奥から、少しこもって聞こえ、
全体的に、良い音質とは言えないものの、
ボーカルが主役で聞こえ、普段、聞くぶんには、何の問題も無いはず。
他のbluetoothスピーカーが、苦戦しまくりの、この曲で、
中音域から高音域に特化し、ボーカルを聴きやすく鳴らす、Ankerの、音質の解決策は、有り。
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BOSE SoundLink FLEX
ドラムに迫力あり、それでいて、ボーカルも主役でしっかり聞こえ、
まったく違和感なく、音質良く鳴らす。
若干、ボーカルは奥からだが、微々たるもので、
このスピーカーだけで、聞いてる人は、
他の単筐体スピーカーが、よもや、この曲を苦手としているとは、思わないはず。
結局、どのスピーカーと比較しても、この「BOSE SoundLink FLEX」を褒めることになる。
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JBL CHARGE5
冒頭から、ドラムが明快で、強め。
ボーカルが入っても、ドラムが全体的に、迫力をもって鳴る。
声は、後ろには引っ込まず、しっかりメインで聞こえ、
サビに近づくにつれ、やや奥から出てくるようになるが、ほとんど違和感無し。
マーシャルのスピーカーでは、
エフェクトの強い、この曲のボーカルを、エコーを強めて再生してしまったが、
JBLも、BOSEも、80年代のミニコンポで鳴らすのと同等の、
低音を迫力を持って出しつつ、ボーカルも埋もれさせない鳴りっぷりなのは、さすが。
JBLのスピーカーは、ボリュームを1~2段上げると、
俄然、音質が良くなることが多いので、大きな音が出せるなら、より真価を発揮する。
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SONY SRS-XG300 (MEGA BASS モード ON)
あいかわらず、とにかく音がこもり、
いわば、"スピーカーから出る音のすべてが、重低音で、まとめて出ている"印象。
が、ふと、80年代のラジカセや、ミニコンポは、こんな音だったなぁ…と、感慨に浸ったりも。
当時、友達の家の、ソニーのミニコンポでも、この曲を、こんな音で聴いたはずで、
(うちは、KENWOODだったが、重低音が、やたらと強調されるのは一緒だった)
もしかすると、ソニーは、令和の今をもってしても、
あえて、当時の音質の再現を、追及していて、
音質を、同じ尺度で、比較してはいけないのかもしれない、
あるいは、80年代~90年代初頭の曲だけで、比較すれば、違った結論になるかも…
と、あれこれ、物思いにふけることが出来るのは、楽しいのだが、
いざ、比較してしまえば、ボーカルも、低音も、すべてこもり、お勧めできる音質では無い。
目を覚ませ、ソニー。
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 【 結論 】

マーシャル系は、すべて厳しめで、「Marshall Middleton2」以外は、
うまく再生できていない印象が、強し。

この曲に関しては、
「BOSE SoundLink FLEX」「JBL CHARGE5」を、選ぶべき。



◆◆ 雑記

「Anker Soundcore Motion X600」 の、"空間オーディオ"での再生や、
「JBL FLIP6」「BOSE SoundLink Mini II」
「Anker SoundCore 2」「Anker SoundCore 3」など、他の人気スピーカーも、
こちらで同じ条件で、音質を比較してるので、参考になれば。
https://www.youtube.com/watch?v=ep1N3yByZxs


現状で、amazonでは、「Marshall Middleton」の取り扱いが無いですが、
楽天の"マーシャル公式サイト"で、購入可能です。
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なお、商品画像だと判りづらいですが、
「Marshall Middleton」は、「Emberton」と比べ、2周り以上大きいです。
 参考画像 ⇒ http://speaker.hikaku.us/wp-content/uploads/2023/07/230709.jpg




上でも書いてますが、80年代の、ミニコンポ全盛時代の曲は、
重低音が極端に強かったり、エフェクト過多だったりで、
単筐体のスピーカーでは、鬼門。

基本的に、うまく再生できないスピーカーばかりなので、
マーシャルのスピーカーだけが、悪いわけでは無いので、念の為。

むしろ、うまくこなして鳴らしている
「BOSE SoundLink FLEX」 「JBL CHARGE5」 のバランスの良さを、褒めるべきでしょう。

「JBL FLIP6」を含め、amazonでの高評価に、嘘偽りが無く、
お世辞抜きで、この数年のbluetoothスピーカーの中でも、名機です。



「Marshall Middleton」  メーカー商品紹介
●最適化されたサウンド
ポータブルシリーズで最も迫力のある重厚なサウンドを持ち運びましょう。
マーシャルの独自の形式であるトゥルーステレオフォニックを採用、どこにいても深い没入感が体験できます。

●雨の日も晴れの日も
優れた耐久性を備えて、屋内でもフェスの泥地でもタフに使用できるスピーカー。
頑丈なIP67 規格の防塵防水仕様で、雨や汚れが内部に浸入することはありません。

●最大約20時間の音楽再生
Middletonは、1回の充電で最大20時間の音楽再生を楽しむことができます。
充電が必要な場合は、スピーカーを接続してわずか4.5時間でフル充電にすることができます。

●スタックモードでサウンドを増幅
Middletonを他のMiddletonスピーカーと接続して、スタックモードで音を増幅させ、マルチスピーカーで迫力のあるサウンドが楽しめます。
複数のスピーカーを積み重ねるか並べるかして、どの空間にもフィットする迫力あるサウンドが楽しめます。

●手間のかからないリスニング
ペアリングは簡単で手間がかからず、すぐに音楽に没頭することができます。
よりカスタマイズされた好みのサウンドを鳴らしたい場合は、スピーカーの上部で低音と高音を調整可能。 アプリをダウンロードしてワイヤレスでサウンドをコントロールすることもできます。

●持続可能 なアプローチ
マーシャルブランドのレガシーを継承しつつ、アイコニックなデザインを採用。
環境にも配慮し、より持続可能なアプローチに取り組んでいます。頑丈な構造は、完全なPVCフリーです。廃棄された電子機器や水筒、自動車のライトカバーなどから 構成されたリサイクルプラスチックを55%使用しています。



◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月4日より、録音マイクが変わり、ノイズが入りづらくなりました。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker

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