Anker Soundcore Motion X600 音質比較  渡辺美里 「My Revolution」

スピーカー音質比較 Anker Soundcore Motion X600

00:00 動画冒頭
00:08 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp OFF
01:46 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp ON
03:21 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp OFF
04:57 Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp ON
06:37 JBL FLIP6
08:21 JBL CHARGE5
10:03 BOSE SoundLink FLEX
11:47 BOSE SoundLink Mini II
13:31 Anker SoundCore 2
15:13 Anker SoundCore 3

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

渡辺美里 「My Revolution」


◆◆ 評価

Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp OFF
ドラムは、比較的、しっかり響く。
ボーカルは、主役で鳴るが、やや高音域寄りに、こもった印象で、
エコーがかって聞こえる。
ここまで比較してきて、標準の状態では、
全体的に、高音の偏りと、ボーカルのこもりや、抜けの悪さが、やや気になる。
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Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ OFF / BassUp ON
低音の厚みが増し、ドラムの音が、質感を持って、迫力よく鳴るようになった。
が、そのぶん、より、ボーカルが埋もれてしまい、
声が主役では聞こえるが、爽快感は薄れる。
この一曲だけで決めるのは早計だが、80年代の曲と、相性の良し悪しが出がちか。
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Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp OFF
"空間オーディオ"を使わなくても、エコーがかっていたので、危惧していたが、
案の定、さらに、残響音が加わり、音に、エフェクトを加えすぎて、
ボーカルも、全体の鳴り方も、厳しい。
この音で良い、という人は、おそらくいないはず。
録音だと、マイクが優秀で、差が無さそうに聞こえるが、実際は、大差あり。
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Anker Soundcore Motion X600 空間オーディオ ON /  BassUp ON
特にドラムの低音が、迫力を増し、スケール大きく鳴るが、
さらに一層、ボーカルが埋もれ、全体的に、エコーが強すぎ、
日常使いで曲を流すにも、ストレスが貯まる鳴り方。
Ankerも、すべての曲に"空間オーディオ"が合うとは思っていないだろうが、
そこまで推すほどの、効果では無いのでは…。 過ぎたるは及ばざるがごとし、の感あり。
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JBL FLIP6
「Anker Soundcore Motion X600」ほど、音の迫力や、スケール感は無いのだが、
コンパクトに、音の純度を高く鳴らす。
ボーカルは、やや埋もれがちなのは、他のスピーカーと同様ではあるものの、
特に、賃貸住まいで、大きな音が出せないなら、
変に低音を強調するより、この鳴り方のほうが、満足度が高く、重宝するはず。
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JBL CHARGE5
ドラムの一音一音から、音域を広く出し、
人によっては、音がマイルドに感じる可能性はあるが、全体の音を厚く鳴らす。
他のスピーカーが苦戦していたボーカルも、しっかり前で出し、
全体のバランスが良く、満足度の高い鳴り方。
「Anker Soundcore Motion X600」ほど、音に手を加えない、素直な鳴り方なのも、好印象。
いろんなジャンルの曲を、しっかりこなす、安定感のあるスピーカー。
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BOSE SoundLink FLEX
冒頭のドラムの音の質感が、格別で、
さほど、低音を売りにしているスピーカーでは無いはずなのだが、
筐体が3倍ちかく大きい「Anker Soundcore Motion X600」に、匹敵するドラムの存在感。
ドラムが、ボーカルより目立っている印象もあり、
声は、若干、埋もれがちではあるが、ボーカルが主役で聞こえるので、さほど気にならないはず。
この長財布型のスピーカーで、どうやって、これだけ低音を鳴らしてるのか、
思わず、感心してしまう。
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BOSE SoundLink Mini II
数年前は、そんな印象が無かったのだが、
冒頭のドラムが、ポコポコとした音に感じるのは、
全体的に、Bluetoothスピーカーの音質が、上がっている故か。
常に、ボーカルが、こもったように聞こえるが、
それぞれの楽器の音の質感が高く、バランスが取れているので、
聞いているうちに、さほど気にならなくは、なってくる。
が、この曲に関してだけで言えば、今、あえてこのスピーカーを選ぶ理由も無さそう。
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Anker SoundCore 2
音が、極端に高音に偏り、じっくり聞くには、向かない。
ただ、声に特化した、音のチューニングだけあって、
ボーカルは前で出るので、用途を選べば、出番はあるかもしれない。
さほど音量を上げなくても、特定の音域が強調され、耳に障るので、
賃貸住まいだと、大音量でなくても、クレームが来る可能性も。
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Anker SoundCore 3
「Anker SoundCore 2」と比べて、低音が出るようになり、安定感が出た。
が、冒頭のドラムは、ポコポコと鳴っている印象。
「Anker SoundCore 2」より、音質がアップしているのは間違いないが、
現状で、実売7000円くらいなので、
もうすこし出して、価格がこなれてきたJBLを買った方が、満足度が高いはず。
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 【 結論 】

「Anker Soundcore Motion X600」
単筐体のbluetoothスピーカーでは鬼門?の、エフェクトが多めの80年代の曲は、
ボーカルが埋もれがちで、やや、不得手か。
さらに、"空間オーディオ"を使ってしまうと、かなり厳しい状況に。
このあたり、同年代の他の曲でも、チェックしたいところ。


価格差が、かなりあるので、比較するのは酷だが、
「Anker SoundCore 2」「Anker SoundCore 3」から、
音質を、グレードアップしたいなら、買う価値は、充分にあり。

本体上部に、電源ボタンや、操作ボタンが揃っているのも、便利。

ただ、付属は "USB-C & USB-C ケーブル"のみなので、
従来のUSBタイプの、充電プラグや電源タップしか、手元にない場合、

下記のような、変換プラグや、USB-Cで充電できる電源タップを、別途、準備する必要あり。

USB Type C (メス) to USB 3.0 (オス) 変換アダプタ  https://amzn.to/45Ymc3C
USB-C コンセント タップ  https://amzn.to/3J7XuEq



◆◆ 雑記

今日も、定点観測の曲のなかから、選曲。

低音(重低音)重視のスピーカーは、基本的に、ボーカルが埋もれがちになるので、
良く聞く曲のジャンルによって、スピーカーを選ぶのが重要に。

「Anker Soundcore Motion X600」の"空間オーディオ"しかり、
メーカーの売りが、必ずしも、音質向上につながらないこともあるので、
新機能に、安易に飛びつかないほうが、良いのかも。

逆に、絶賛してる記事などは、提灯記事の可能性が高いので、
信頼できるかどうか、チェックするのに、良い試金石になりそうです。


 
なお、「Anker Soundcore Motion X600」、どこも、売り切れで、
amazonでも、入荷予定日は、一か月先になっていますが、

たまに再入荷しているようなので、予約だけしておくと、良いかもしれません。
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メーカー公式コメント
Anker Soundcore Motion X600
・ 驚くほどの立体感、「空間オーディオ」技術:Anker独自の空間オーディオアルゴリズムと、5つのドライバーにより、空間全体を包み込むような立体音響を実現しました。
・ ハイレゾ音源再生にまで対応:LDACコーデックを搭載し、通常のSBCコーデックと比較し、最大約3倍の情報量を送信することが可能なため、ワイヤレス接続でも原音に近いクリアな音楽を再現。
・ こだわりを尽くした、洗練されたデザイン:高級感を演出する、3Dメタルメッシュを採用。シンプルで洗練された、デザインのため室内のインテリアとしても使用可能です。
・ 細やかな音質調整を可能にするProイコライザー機能:Soundcoreアプリのイコライザー機能が進化。音楽をさらに好みに合わせて聴くことができるよう、細かな周波数帯のカスタマイズが可能になりました。
・ パッケージ内容:Motion X600、USB-C & USB-C ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル、カスタマーサポート





◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月4日より、録音マイクが変わり、ノイズが入りづらくなりました。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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