JBL Authentics 300 音質比較  Bill Evans 「Waltz for Debby」

スピーカー音質比較 JBL Authentics 300

00:00 動画冒頭
00:08 JBL Authentics 300
02:20 SONY SRS-XG300  (MEGA BASS モード ON)
04:31 SONY SRS-RA5000
06:43 JBL CHARGE5
08:56 Anker Soundcore Motion X600 (空間オーディオ OFF / BassUp ON)
11:07 Marshall Middleton
13:20 Sonos Era 300


◆◆ 課題曲

Bill Evans 「Waltz for Debby」

bluetoothスピーカーのなかでも、出力の大きい重量級が多いので、
いつもより、ボリュームを1段上げて、音量を揃えています。


◆◆ 評価

JBL Authentics 300
 音域広く、厚みがある音質。 ウッドベースの雰囲気の良い低音や、途中から入るドラムの鮮烈な響きに比べ、ピアノの音が丸く、ピアノが強い部分では、こもって聞こえる印象も。 音域が広く、音が厚い分、音の密度が濃く、高音質なのだが、ウッドベース、ドラムが、より前で、ピアノと並んで、鳴ってる印象もあり。 ピアノより、弦楽器のほうが、質感良く鳴る印象も強く、このあたりで、好みが分かれそう。 この曲では、曲の始まる前に、無音時間が、わずかにあったので、冒頭が欠けることなく再生された。(bluetoothの反応が、若干遅いので、0:00から始まる曲は、冒頭が欠けることが多い)
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SONY SRS-XG300  (MEGA BASS モード ON)
 ソニーのbluetoothスピーカー特有の、音のこもりは有るが、ボーカル曲ほど、極端には感じられず。 好意的に見れば、古いジャズのアルバムの、時代相応の雰囲気が出ている。 "MEGA BASS モード"が、ONだが、さほど、重低音で強調されず、ウッドベースの音は、わりと質感良く響く。 「JBL Authentics 300」 ほど、ドラムの音に鮮烈さは無いものの、こちらも、しっかり鳴る。 全体的に、それぞれの楽器の音が、まとまって出ている印象はあり、こもった音であるものの、大きく不満を感じる音でも無い。 古いジャズなら、ようやく、同じ土俵で、勝負できる音質に。
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SONY SRS-RA5000
 360度型スピーカーということもあり、bluetoothスピーカーの中でも、大きさ・デザイン・スピーカーユニットの位置…と、かなり奇抜?キワモノ?のスピーカーながら、曲によって、ハマると、おっ!?と思うような音を出す。 この曲でも、「JBL Authentics 300」や、同じソニーでも「SONY SRS-XG300」と比べ、ピアノの音が比較的クリアで、ウッドベースの低音は質感あり、ドラムの小刻みなリズムも小気味よく、しかもスケールが大きく鳴る。 楽器も、それぞれ独立した場所で音が出て、気持ちよい音質で曲が流れるあまり、思わず、途中で、録音を止めるのを忘れてしまったほど。 この巨木のような、スピーカーを部屋のどこに置くか、という問題はあるにせよ、広いリビングで、特に、ジャズや、オーケストラなどを、大勢で聞くことが多いなら、重低音をやたらと強調する "パーティースピーカー"より、こちらが、候補になり得る。
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JBL CHARGE 5
 さすがに、音のスケール感は、他の重量級 bluetoothスピーカーに一歩譲るが、本体のサイズが、2まわりも、3まわりも小さいのに、ピアノを主役として、ウッドベースは質感良く響き、ドラムのリズムもしっかり鳴り、全体の音のバランスという点なら、まったくひけを取らない鳴りっぷり。 スピーカーは、大きさや値段では無いなぁ、と、つくづく思わせる、正統派スピーカー。 爆音で鳴らすことを前提をしていないぶん、適切な音量で、気持ちよく聞けるのも、長所の1つ (さらに、JBLは、ボリュームを1段上げると、音質が、俄然アップすることが多いのも、特徴) こんなことを言ったら、元も子も無いが、賃貸住まいで、大きな音が出せないなら、このスピーカーで充分かも。
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Anker Soundcore Motion X600 (空間オーディオ OFF / BassUp ON)
 ボーカルを強調する傾向が強いスピーカーだけに、ジャズはどんな音で鳴らすんだろう…と思って、流してみたところ、中音域に厚い分、この曲では、ピアノの音が、他のスピーカーに比べて、鮮明。 一方、"BassUp ON"にしてることもあり、ウッドベースは、存在感をもって低音を鳴らすが、質感の良い響きとまではいえず、ドラムに関しては、かなり丸く出る。 主役のピアノが、比較的、クリアに鳴り、全体の音のバランスも悪くなく、他のスピーカーと比較して、粗さがしするようなことをしなければ、不満無く聞けそう。
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Marshall Middleton
 この曲を、このスピーカーで流すことを、ビル・エヴァンスも、マーシャルも、望んでいないような気がしますが、あえて挑戦。 比較的、ウッドベースは良く響くものの、主役のピアノの音色が、常に偏り気味、かつ、こもって鳴り、ドラムも同様。 途中、急に、音量が下がったのも、不可解。 やはり、このスピーカー向きの曲では無く、ギターなどが激しく鳴る、ロック向きのスピーカー。  最近は、どのスピーカーも、高い水準で、いろんなジャンルをこなせるようになったが、こういった、特定ジャンルを、無骨に、頑固にこだわるスピーカーも、職人気質で悪くなし。 スピーカーを複数持って、曲によって、鳴らすスピーカーを変える、という楽しみ方もあり。
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Sonos Era 300
 他のスピーカーと比べ、違ったアプローチで、奥行きがありつつも、自然な鳴り方で鳴らすスピーカー。 ただ、この曲に関しては、比較的、オーソドックスな鳴り方。 主役のピアノは鮮明で、高音寄りで鳴るドラムは、他のスピーカーより鋭く響く。 対照的なのが、ウッドベースで、雰囲気良い低音で鳴っているものの、一音一音が丸く、はっきりと明確な音ではなく、ピアノの音に埋もれ気味。 これを、ピアノを立てるために脇役に徹していると取れば、良い音質だろうし、各楽器の"音の分離"にこだわるなら、やや不満に感じるポイント。 独自性がありつつ、スケール大きく鳴り、ジャンルを広くこなすスピーカーだが、他の曲を聞いても、比較的、ドラムが、低音で穏やかに、丸く鳴る傾向はあり。
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 【 結論 】

さすがに、この価格帯で、この大きさになると、大外れも無いが、
この曲限定だと、「SONY SRS-RA5000」 が、質感よく聞きやすい。

「JBL Authentics 300」は、密度の濃い音の良さが、圧倒的なだけに、
コメントは、少々、粗さがしになってるかも。


◆◆ 雑記

毎日、録音だけしたものの、編集までたどり着かず、
(賃貸アパートなので、長い時間、録音できないので、時間を決めて、録音している)

貯まりに貯まってしまったので、1日1動画ではなく、まとめて公開!

コメントは、毎回、スピーカーごとに、録音したときに付けているので、
その辺は、ぬかりなし。

買うだけ買って、開封してないスピーカーが、結構あるので、
なんとか今年中に、落とし前をつけたい…。





「JBL AUTHENTICS 300」 メーカー公式コメント

・ 優れたサウンドと先進の機能

部屋いっぱいのサウンドを。25mmのツイーターが音楽の細部を引き出し、フルレンジの133mmウーファーとダウンファイヤリング方式165mmパッシブラジエーターが深い低音を実現します。これらの高品位なオーディオパーツによって、あらゆる種類の音楽を完成されたオーディオバランスで再生することが可能です。


・ 伝統にインスパイアされたデザイン

JBL Authentics 300は、由緒あるJBLの歴代のデザインからインスピレーションを得た象徴的なスタイルを採用し、あらゆる部屋でインテリアと共存するポータブルワイヤレススピーカーです。あらゆる空間をいとも簡単にJBLサウンドで満たすことができます。また、スピーカーの高品位アルミニウム製フレームから、アルミ製ハンドル、カスタムメイドのレザー調のエンクロージャー、Quadrexグリル、そして底部に隠れたパッシブラジエーターに至るまで、細部までこだわって作り込まれています。

・ 持ち運べる内蔵バッテリー

充電式バッテリーを内蔵し8時間の再生が可能、キャリングハンドルもあるので、どこでも手軽に本格サウンドを楽しめます。


■ Wi-Fi接続と「JBL ONE」アプリによる新次元のオーディオ体験
最新のWi-Fi 6に対応した、5GHz帯と2.4GHz帯のデュアルバンドWi-Fi と新たに独自開発した「JBL ONE」アプリにより、インターネットを介して世界中の音楽やインターネットラジオへアクセスし、簡単かつ高品位な再生が可能になりました。また、音楽だけでなく、ニュースや天気予報、ポッドキャストなどの音声情報に加え、内蔵マイクを使って音声アシスタントに話しかけることができるなど、ただの音楽再生機器にとどまらない新次元のオーディオ体験を提供します。

<「JBL ONE」アプリの特徴>
● 高音質と利便性の両立
Wi-Fi 6の最大ビットレートは9.6 GbpsとBluetoothと比較すると数千倍近いデータ量を一瞬にして伝送することが可能です。そのおかげで、ハイレゾ音源のような高精細且つ大容量の音源も余裕をもって同時に複数のデバイスへと伝送することが可能です。

■ コンパクトボディに本格的なステレオ構成を採用したJBLプロサウンド
特徴的デザインのグリルカバーの背後には左右2基のツイーターと大口径のウーファーを搭載した本格的なステレオ2ウェイ構成を採用しています。さらに、本体底面から下向きに配備したダウンファイアリング方式の大型パッシブラジエーターを搭載することで、設置面の床から部屋全体へと広がるような重低音を実現します。
クリアーで芯のある力強いボーカルと豊かでキレのあるベースサウンドからなるJBLのプロサウンドをご家庭でお楽しみいただけます。

■ Bluetooth、3.5mm入力も装備し外部機器との接続が可能
Bluetooth接続にも対応しているため、即時的に音楽を楽しみたい場合やWi-Fi環境外での使用も可能です。また、レコードプレーヤーなどの外部機器とも接続できるよう3.5mm入力も装備しています。



 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


speaker comparison / sound comparison / sound quality comparison / compare speaker

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