Marshall Willen II 音質比較  エリック・クラプトン 「チェンジ・ザ・ワールド」

スピーカー音質比較 Marshall Willen II

00:00 動画冒頭
00:08 Marshall Willen
01:54 Marshall Willen II
03:41 Bose SoundLink Micro
05:27 JVCケンウッド Victor SP-WM01B
07:14 YAMAHA WS-B1A
09:00 SONY LinkBuds SRS-LS1


※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Eric Clapton 「Change The World」 (エリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」)


◆◆ 評価

Marshall Willen
ギターは、雰囲気のある音で出るのだが、全体が、高音域寄りで、ドラムも、ポコポコした音。 ボーカルは通るものの、やはり、高音域寄りで、全体的に音が薄く、いわば、出汁の入っていない味噌汁のような、音に薄っぺらさを感じる。 後付けの見方にはなるが、新作「Willen II」で、低音を強化したところを見ると、やはり、マーシャルも、そのあたりの弱点を認識していた模様。 細かい点だが、スピーカー正面のスティックが、複数の機能を兼ねており、音楽を一時停止した状態で、スピーカの電源をOFFにしようとすると、一時停止していた曲が再生されてしまい(スティックが、音楽の再生ボタンを兼ねているので)、大音量で鳴ってビックリ…ということが、毎回、起こる。 このあたりも、「Willen II」では改善されている。
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Marshall Willen II
初代「Willen」でも、雰囲気のある音だったギターの響きが、低音に厚みを増したおかげで、落ち着きさえ感じる、質感のある音色に。 ベースは後ろからだが、こちらも、キレの良い音で聞こえ、全体的に、"弦楽器"の響きが秀逸。 ボーカルは、やや偏るものの、しっかり前で出ており、聞きやすい。 初代「Willen」からの音質アップどころか、このサイズのスピーカーの中で、一躍、トップに足り得そうな音質に。
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Bose SoundLink Micro
音域を広く出し、その音域の広さで、ボーカルを、前で、落ち着いた音で出す。 ギターより、ベースの低音の響きの良さが、印象に残る。 ドラムは、若干、ポコポコ感あるが、このサイズで、ボーカルも、楽器も、しっかりとした音の質感で出すのは、さすがBOSE。 屋外で使う用途だと、この落ち着いた音質が、良くも悪くも出そうだが、屋内で、じっくりと音を流す用途にも、充分使える。
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JVCケンウッド Victor SP-WM01B
冒頭の、ドラムの音からして丸く、ボーカルを含め、全体的に、ややこもった印象を受けるものの、音域は広く出ていて、穏やかな音質は、聞き疲れしない。 ボーカルのクリアさ、ギターの質感のある響き、を、求めるのであれば、この音質は、少々、不満が出るはずだが、ボリュームを小さくしても、穏やかに出る優しい音質は、年輩の方や、午後の日だまりで、昼寝をしながら…みたいな用途だと、木目を使った落ち着いたデザインとも相まって、ちょうど良いのかもしれない。 
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YAMAHA WS-B1A
大げさに聞こえるかもしれないが、冒頭、一発目のギターの弦の響きからして、その場で聞いてるかのような、クリアな音。 上で紹介している 「Marshall Willen II」も、ギターの音色は、かなり良いのだが、クリアさ、繊細さという点で、こちらのほうが上で、まさに"オーディオ" の音質。 ボーカルが奥に行きやすいこの曲でも、最近は、うまくこなすスピーカーが増えてきたが、このスピーカーは、ボーカルが、最前面から明瞭に聞こえ、現在、bluetoothスピーカーのトップであろう BOSE や JBLとは違ったアプローチから、音質面で、がっぷり四つで勝負できる、数少ない国産のbluetoothスピーカー。 ただ、細かいことを言えば、ベースの響きは、BOSEのほうが、雰囲気が良い。 とはいえ、12000円ちょいという価格を考えると、この音質は、素晴らしい。さ
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SONY LinkBuds SRS-LS1
どちらかというと、穏やかな音で、音域の広さで勝負するタイプ。 ボーカルは、ややこもりはあるが、音域の広さの中で出て、自然で、聞きやすい。 個々のギターや、ベース、ドラムの音は、特段、目立つほどの鳴り方はしないものの、好意的に見れば、それぞれの楽器の音を、しっかり出しつつ、ボーカルを引き立てているわけで、全体的に聞きやすい音ではある。 価格が、やや高いぶん、充電クレードルが付属するのは、便利なのだが、電源ボタンが、後方の押しづらい位置にあったり、本体上部のLEDが、常に点灯していたり点滅していたりで、消すことが出来ず、そういった細かい部分で、不満が出るのは、もったいない。
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 【 結論 】

「Marshall Willen II」 は、初代「Willen」と比べ、
低音の厚みを増し、全体的に、かなり音質がアップ。

ただ、この中では、音のリアルさで、「YAMAHA WS-B1A」が、圧倒的に良い。



◆◆ 雑記

ちょっと油断していたら、スピーカーの新製品が結構出ていて、
嬉しいやら、お金の工面に忙しいやら…。

今回の比較では、紹介していませんが、
「BOSE SoundLink FLEX」は、第2世代になって、音質も、変わってるのかな?
 


◆◆ 注意書き

 特定の音域(特に高音)や、ボーカルの発声(サ行、タ行、パピプペポ…など)で、
 破裂音のような、ノイズが聞こえることがありますが、

 マイクの相性や、録音環境の問題で、実際はノイズが発生することは、ほぼありません。
 (ノイズが、明確に聞こえる場合は、コメントに記載します)



2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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