SONY ULT FIELD1 音質比較  カシオペア 「ASAYAKE」

スピーカー音質比較 SONY ULT FIELD1

00:00 動画冒頭

00:08 JBL FLIP 6
02:25 BOSE SoundLink FLEX
04:40 Anker SoundCore 3

06:58 SONY SRS-XB23
09:17 SONY SRS-XB33
11:35 SONY SRS-XE200
13:54 SONY SRS-XE300

16:14 SONY ULT FIELD1 ULTモード OFF
18:29 SONY ULT FIELD1 ULTモード ON

※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

カシオペア 「ASAYAKE」


◆◆ 評価

「SONY ULT FIELD1」 ここ数年、ソニーのbluetoothスピーカー特有の、"音のこもり"が減り、ようやく、音質面で、他のスピーカーと、同じ土俵に立った感あり。 ただ、若干、音のシャカシャカ感が有るので、動画で確認を。



JBL FLIP 6
 中音域に厚く、ボーカルが際立つスピーカーだけに、ボーカル曲と比べ、長所は出にくいものの、中音域を中心に音が厚く鳴るので、メインのギターは中心で鳴り、ベース、ドラム、キーボードは、後方から、と、この系統の曲でも、バランスが取れている。 ギターの音色を、もっとはっきり聞きたいなら、イコライザーで調整が必要だが、他メーカーのスピーカーを聞いてから、戻ってくると、JBLのバランスの取れた音質に、感心してしまうことが多い。
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BOSE SoundLink FLEX
 低音域に厚みがあるぶん、ギターは、メインも、サポートもしっかり聞こえ、ドラムやキーボードの音も、存在感をもって響き、全体のバランスが優秀。 ボーカルの無いジャズ・オーケストラにも強い、このスピーカーは、1980年代のフュージョンでも、安定感あり。
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Anker SoundCore 3
 全体的に音がこもり、高音に偏り気味。 ギターは中心ではあるものの、偏って鳴ってしまう一方で、ドラムやキーボードの音も強く、全体的に音が、ごちゃつく。 間奏の、ギターの速弾きになると、ギターの一音一音が、曖昧で、聞いていて、不満が出てくるはず。
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SONY SRS-XB23  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 全体的に高音域寄りで鳴り、キーボードの音が、目立つ。 ボーカルが無いぶん、音のこもりは、さほど気にはならず、主役のギターも中心で鳴ってはいるのだが、音の抜けの悪さが、爽快感に欠けた音質として聞こえてしまう。 "EXTRA BASS" ONだが、さほど低音は強調されない。 ドラムやベースも、聞こえはするが、中途半端。
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SONY SRS-XB33  (横置き / EXTRA BASS)
 「SRS-XB23」より、音の厚みが増し、低音にも迫力が出たものの、高音質につながらず、全体の"音の丸み"として出てしまう。 ギターは主役でありつつ、ドラムやキーボードが並んで鳴ってしまうので、他のスピーカーと比べ、音が、ひとまとまりで聞こえる、 耳に障らない音質なので、BGMで流すには良いのかも。 スピーカーに照明が付いていて、音楽に合わせて光るのだが、こういう装飾に凝るまえに、音質にこだわるべきだったのでは?と、毎度、思ってしまう。
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SONY SRS-XE200  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 こもった音質は、このジャンルでも健在。 全体の音が、ベールがかかった向こう側から、聞こえてくる。 キーボードの音が、やけに強く、主役のギターと並んで聞こえる。 1980年代後半といえば、ミニコンポ全盛期だが、その頃に、このスピーカーで聞いたとしても、音質が悪いと思うはず。 新製品「SONY ULT FIELD1」が出て、新品も中古も、価格が安くなるだろうが、間違って買わないよう、注意。 どうしてもソニーで、ということなら、素直に「SONY ULT FIELD1」を、選ぶべき。
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SONY SRS-XE300  (横置き / モノラルモード / EXTRA BASS)
 低音が出るようになったぶん、音の押し出しが強くなり、「SRS-XE200」と比べ、特に厚みのあるドラムの音色のおかげで、音に迫力が出た。 ただ、全体的に音がこもる傾向は、変わらず。 新製品「SONY ULT FIELD1」も、同様に、低音重視タイプだが、"音の迫力"という点では、こちらのほうが上なので、買い替えるかは、よく聞く曲のジャンル次第。 ボーカル中心に聴くことが多いなら、「ULT FIELD1」への買い替えは、おおいにアリ。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
 「音のこもりが減って、ボーカルが前に出てくるようにはなったが、"ULT"モードを使って低音を強調しないと、音がシャカシャカとして軽いのでは?」という疑念が、如実に出た音質。 ギターは中心に鳴るものの、偏り気味で、音も軽く、いわば、ラジカセで聴いてるような印象。 昔は、こんな音で、この曲を聞いてたよなぁ…と、懐かしんでしまったりも。 ラジカセはラジカセで、独特の音質ではあるので、その辺を、わりきって聞くなら。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード ON)
 低音域が厚くなり、ドラムの音が強調されるようになった。 メインのギターを邪魔するほどではないが、高音が抜けないぶん、爽快感のある音質は言えず、必ずしも、低音の強調が、音質アップにつながっていない。 ただ、低音強化で、ややバランスは悪くなったものの、低音好きなら、好みの範疇に入る音のはず。 旧「SONY SRS-XE300」の"EXTRA BASS"モードは、低音が重低音として強調されるが、このスピーカーの"ULTモード"は、音全体が、強い音圧として出る印象。
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 【 結論 】

「SONY ULT FIELD1」 ここ数年の、ソニーの"音のこもり"が減り、
ようやく、音質で、他社のスピーカーと比較できるように。

ただ、"ULTモード" OFFだと、音が軽く、シャカシャカした印象。 
"ULTモード" ONにすると、低音は強調されるが、音圧が、急激に強くなる。

「SONY ULT FIELD1」の、"ULTモード ON" と、
「SONY SRS-XE300」の、"EXTRA BASSモード ON"だと、

"重低音"の方向性が、若干、違うのも、面白いところで、

ボーカルの無い、この曲の場合、音のこもりをさほど感じないので、
むしろ、重低音が厚みを持って出る「SONY SRS-XE300」のほうが、
迫力がある音に、聞こえたりも。

なお、「SONY ULT FIELD1」は、付属のUSBケーブルが、15cm程度と短いので、
設置場所によっては、延長ケーブルが必須です。



◆◆ 雑記

1980年代後半は、バブルコンポ全盛期。
大きなウーファーがついたスピーカーで、ステレオ再生が前提で、
さらに、重低音重視と、

最近の単筐体のbluetoothスピーカーでは、鬼門になりがちなだけに、
ちょっと、意地悪な選曲。
 
 
上でも書きましたが、最初に、「JBL FLIP 6」で聴いて、
今回の曲では、普通かなぁ…と思いつつ、他のスピーカーを聞いてから、改めて聞くと、

そのバランスの良い音質に、つい、感心しがち (^^;

 
 
 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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