JVCケンウッド Victor SP-WM01BT 音質比較  Norah Jones 「Sunrise」

スピーカー音質比較 JVCケンウッド Victor SP-WM01BT

00:00 動画冒頭
00:08 JVCケンウッド Victor SP-WM01BT
02:02 Bose SoundLink Micro
03:57 Bose SoundLink Color II
05:52 Tribit StormBox Micro 2
07:47 JBL GO 3
09:43 JBL GO ESSENTIAL
11:38 Marshall Willen


◆◆ 課題曲

Norah Jones 「Sunrise」  (ノラ・ジョーンズ 「サンライズ」)


◆◆ 評価

JVCケンウッド Victor SP-WM01BT
 冒頭、ウッドベースの低音は、比較的、雰囲気良く出るが、問題は、ボーカルを含めた、全体の音のこもり。 このサイズは、ボーカルを強調した、音質調整のスピーカーが多いだけに、声の明確さで劣ることは、目立つ欠点になってしまうはず。 木目調を生かし、ビクターの犬の刻印があるデザインは、ダントツで良いが、新製品とはいえ、13000円前後する以上、もう少し、クリアにボーカルを聞きたい。
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Bose SoundLink Micro
 「Victor SP-WM01BT」と比べると、冒頭のウッドベースの響きは、上。 やや音はこもるが、ボーカルも音域広く、質感をもって出る。 このサイズのスピーカーの常で、中音域を強調するので、ボーカルが強く出過ぎるところもがあるが、そのぶん、声は、はっきり聞こえる。 屋内で使うなら、他にも、スピーカーの選択肢があるが、屋外で、リュックにぶら下げる、等、持ち運びつつ使うなら、ボーカルは聴きやすいはず。
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Bose SoundLink Color II
 ボーカルから、楽器まで、音域広く音が出て、特にボーカルの質感は、「Victor SP-WM01BT」「Bose SoundLink Micro」より、格上。 落ち着いた音質で、若干、高音が抜けない印象もあるが、音域のおかしな強調をせず、自然な音は、いつまでも聞いていられる。 屋外はもとより、室内で、じっくり聞くにも十分な音質。 生産終了の可能性が高く、中古品でも10000円前後するのが、難。
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Tribit StormBox Micro 2
 中音域に特化した音質調整で、とにかくボーカルが、明確。 ただ、ボーカルが、音域広く出るわけでもなく、やや、大雑把に声が強調されるので、声の質感につながっていない。 ウッドベースや、ピアノの音は、奥から。 とはいえ、屋外用途で、ボーカルが明確に聞こえる、この方向性は正しいはずで、屋内でも、ボーカル曲の、ボーカルを中心に聴くなら、声が前ででるぶん、重宝しそう。 価格も安く、2台でステレオ再生できるので、用途や目的が明確なら、出番はある。
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JBL GO 3
 "超 ボーカル特化型"で、ボーカルに振り切った音質調整は、これはこれで潔い。 音域のすべてを使い、ボーカルを出すが、声を含め、音は偏る。 全体的に軽めの音質ながら、低音も、そこそこ出るので、屋外でも、すこしくらい過酷な状況でも、しっかり音楽が聴けるはず。 最近、JBLは、「JBL WIND3」という、クリップまで付いた、似た形状スピーカーを出していて、アウトドア用途に、かなり力を注いでいるだけに、このサイズでも、音質に、こだわりがありそう。 ちなみに、本体が結構揺れるので、屋外でリュックにぶら下げて使う分には、問題なさそうですが、室内で使う場合、設置用スタンドと、振動対策が必要。 
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参考) JBL WIND3 音質比較 https://www.youtube.com/watch?v=4SfaUNmYw-Q


JBL GO ESSENTIAL
 こちらも、"ボーカル特化型"だが、「JBL GO 3」と比べ、落ち着いた音質で、声の質感が良い。 JBLは、「CLIP」「WIND」と、似た形状のスピーカーが多いうえに、機能を絞った"ESSENTIAL"という型番も出すので、収拾がつかなくなりつつあるものの、基本的に"GO"シリーズは低音重視、"ESSENTIAL"が付くと、ボーカルが通る音質を微調整、という考えで良いはず。 落ち着いた曲だけに、"ESSENTIAL"の方が、ボーカルの質感が良く、聞きやすい。 こちらも、筐体が結構揺れるので、室内で使うなら、スタンドと、要 振動対策。
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Marshall Willen
 ギターや、ベースなど、弦楽器の響きが良いスピーカーで、やや高音域寄りの音を出すのが特徴。 低音がさほど出ず、高音も若干、音が偏るものの、この曲に関しては、ボーカルの質感が良く、声が前で出てきて、今回、比較したなかで、声質は上位。 マーシャルの、価格帯が上のスピーカーは、骨太のロック向きだが、このスピーカーは、女性ボーカルのほうが、向いている印象。 こちらも、スピーカーが揺れるので、振動対策が必要になる。
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 【 結論 】

生産完了品ながら、「Bose SoundLink Color II」の安定感。



◆◆ 雑記

「Victor SP-WM01BT」は、あえて、このサイズでも出してきた以上、
デザイン以外でも、勝算があったはずだが、苦戦気味。

JBLが、かなり手厚く、スピーカーを出しているサイズで、
ボーカルを、良くも悪くも、強調して、音を出すだけに、

声がこもる、という一点だけで、印象が悪くなってしまうのは、損。

"木のぬくもり"という売り文句と、デザインで、
そこを巻き返せるかどうか。






「JVCケンウッド Victor SP-WM01BT」 メーカー公式コメント


・ 【豊かな低音と広い音楽空間】ウーファーとツィーター、大型パッシブラジエーターを搭載。小型ながら上質なサウンドと豊かな音楽空間を実現しています。

・ 【こだわりの高音質設計】空間表現を高めるためユニットの取り付け角度を最適化して構成。音の開口率を向上させるハニカム構造のサランフレームに加え、ウーファーやパッシブラジエーターの振動を吸収して接地面との相互干渉を低減する円錐シリコンインシュレーターの採用など、内部設計の細部までこだわり、高音質再生を追求しました。

・ 【天然木のウッドデザイン】スピーカー外枠に天然木※ を採用。インテリアアイテムとして天然素材ならではの質感が楽しめます。天面には Victor ブランドを象徴する「犬のマーク」をプリントしました。※:天然木を使用しているため、1台1台外観は異なります。

・ 【ステレオペアリング機能に対応】拡張機能としてステレオペアリング機能に対応。同モデルを1台増設することにより、セパレートスピーカーのような広がりのあるステレオ再生が可能です。

・ 【最大12時間※の長時間再生】内蔵バッテリーで最大12時間※の長時間再生が可能。電池残量は天面のLED(白と青の 2 色 LED)で確認できます。 ※:使用条件により変わります。

・ 【片手で持ち運べるコンパクトサイズ】幅 11.4 cm × 高さ 10.6 cm × 奥行き 8.0 cm、質量約580gの軽量ボディで、リビングやベランダ、寝室など、お好きな場所で気軽に本格サウンドが楽しめます。

・ 【充電しながらの再生が可能】専用USB(Type-C)ケーブルで充電しながらの音楽再生も可能です。

・ 【付属品】専用USB(Type-C)ケーブル(1m)




 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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