見出し画像

言語を学んだからこそ広がった可能性と選択肢|国際女性デー2024|スピークバディ 社員インタビュー

例年、様々なイベントや調査が行われ話題になる「国際女性デー」。今年は当社でも「女性の自己実現やキャリアと学びの関連性」の調査を実施しました。その結果の中で印象的だったのが「活躍している」と自認している方ほど、今後さらに活躍するために学びたいこととして「英語/語学」を挙げている、ということ。

スピークバディには、ミッションである「真の言語習得を実現し、人生の可能性と選択肢を広げる」に共感する社員が多く、皆さんそれぞれに語学習得に取り組んだ経緯があります。そこで今回のnoteでは、国際女性デーに寄せて、3名の女性社員に言語習得やそれによって拓けた道について、話していただきました。

言語学習にはちょっと苦い思い出も…

ー皆さん、どのように言語を学んできましたか?

M.Lau:(以下M):私はハワイ生まれなので、英語がネイティブです。中学から外国語の学習科目があり、日本語や中国語・ラテン語など選択できたのですが、日本語に興味があり学び始めました。

ーなぜ日本語に興味が?

M:小学生の頃のサマースクールで日本人の友達ができたんです。とても仲良くなり、二人で話す時には英語でコミュニケーションできていたのですが、他の日本人の子もいる時には、日本語だったので少し疎外感というか、寂しかったんですよね。その記憶から、中学になって学ぶ外国語を選ぶときに「日本語を学びたい!」と思ったんです。

オフライン全社ミーティングでは通訳も担当。込み入った戦略の話も正確に訳す様子に時々拍手も起こる。

大学はオレゴンでしたが、日本人の留学生も150名近くいたんです。自分がサマースクールで疎外感を味わったので、ここでは逆に積極的に日本語で話しかけるようにしていました。大学と、短期留学先の東京国際大学で、たくさんの日本人の友達ができて、会話を通じて自然な表現を教えてくれたことで上達しましたね。

ー積極的に話しかける、そこから上達するというのはまさに人格のなせる技ですね!久保さんはどうでしょうか?

久保(以下K):英語については中学・高校で好きだったのもあり、高校生の時に友達とNOVAに通っていました。その後大学卒業後、外資系企業に入社したんですが、そこで早々に撃沈。。。いきなりの英語でのミーティングで、ほぼ聞き取れない中、議事録を書かなくてはいけなかったりして。当時TOEICで860点程ありましたが、実務と試験は全く違うと思い知りました。

その後、実務を通じて慣れて行って、メールや議事録などのやりとりはこなせるようになりましたが、とにかく議論が難しかったですね。

「一度は英語を嫌いになりかけたことも・・・」

ー久保さんは社会に出た後、中国語を学ぶ機会もあったとか。

K:はい、家族の仕事の都合で中国の上海に4年住んでいたのですが、そのうち3年は上海交通大学で外国人向けの中国語講座に通いました。よく言われることですが、日本人は漢字が読めるので、習得は比較的早かったと思います。

英語と同じで「読める・書ける」と「話せる」には大きな差があるとは思いつつ、まったくの0から学習してHSK6級まで取れたので、その点は少し自信にもなったなと思います。

ーありがとうございます。今スピークバディの中で一番英語が飛び交うのは開発チームですが、開発チームとのコミュニケーションも多い廣田さんは、これまでどんなふうに学んで来ましたか?

廣田(以下H):私はスタートがちょっと特殊で。英語に力を入れている中学だったのですが、中1では文法を教わることなく全てが会話形式で進んでいったんです。中2から文法も始まるんですが、それもまた全て英語で・・・。なかなか付いて行けず、どんどん嫌いになってしまいました。

ーそれはなかなか過酷ですね。どこで挽回したんでしょうか?

H:克服できないまま大学受験に突入して、予備校に通った時です。一から文法を学び直したことで、それまであやふやな理解だったのが整理され、「これなら分かる」となりました。

語学の話になると、それぞれにストーリーがあり話題が尽きないスピークバディ

共通言語や語学への意欲に助けられた

ー他言語を学んだことで「道が拓けた」「機会が得られた」というエピソードはありますか?

M:私は最初ALT(外国語指導助手)をやっていたんですが、日本人の先生たちと日本語でも話せることで、信頼関係を築きやすかったと思います。考えを説明しやすいですし、授業を任せられやすかったですね。

また多くの外国人にとってALTを経験した後のキャリアのルートは限定的になりがちです。日本語能力試験のN2*が無ければ(※非エンジニアが)日本企業で働くのは難しく、他にやりたいことがあっても「英語の先生」としてしか働けないことが多いんです。でも私はN1*を持っていることで、就労ビザはもちろん、企業への応募もできるし日本語での面接も受けられました。

*N1…幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
*N2…日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる

H:私の場合は、あのまま英語が苦手で嫌いなままだったら、少なくとも今ここには居ないですよね(笑)。スピークバディが3社目ですが、2社目にも海外出身のメンバーが多く、代表が流暢に英語を話す方だったのを見て刺激を受けました。自分でも改めて学びたいと思ったところでスピークバディを知り、やりたい仕事ともマッチしたことで転職しました。

K:前職で中国出身の同僚が一人居たんですが、彼女は日本語よりも英語のほうが流暢で、私も少なからず話せたことで、英語でミーティングを進めることができました。また、業務上も台湾や香港、中国、韓国とのやりとりが多い時期があり、共通言語に助けられましたね。

言語が人との出会いや関係構築を育む

ー仕事以外でも「他言語を学んで良かった」ということはありますか?

K:ありますね!旅行先でも中国語か英語で会話ができますし、日本に来て困っている旅行者の方を助けることもあって、「ちょっと良いコトしたな」と思ったり(笑)。

H:私も最近プライベートで、ポルトガルやインド、フランスなどいろんな国の方と知り合う機会がありました。エンタメや動画でも海外の様子は見られるけど、実際に会話して、関わることで、「伝えたい」「知りたい」と思うことが増えて、世界がどんどん広がりますよね。

M:私はそもそも日本語がこれだけできないと、好きな日本に長く住むことはできなかったし、新しい友達もできなかったですね。そうそう、私、犬を飼っていて、いつも近くの公園に散歩に行くんですが、そこで他の犬の飼い主の方と仲良くなって、英会話レッスンしたりしてるんです(笑)。楽しいし、人の役に立てていると思うと、嬉しいですよね。

「◯◯×言語」の掛け合わせには価値がある

ー今回「女性の自己実現やキャリアと学びの関係性」についての調査を行いましたが、皆さんの実感として、その点についてはいかがでしょうか?

K:男女問わず、当然関係あると思いますが、私は経験上、特に「離職」のリスクを軽減する意味があると感じています。

私は一時期、出産や家族の仕事の都合で仕事から離れた期間がありました。
そんな中で、私の場合は例えば「マーケティング」×「英語」、「マーケティング」×「中国語」と要素が掛け合わさることで、希少性が少し高まったと感じたんです。実際に転職活動した時も、「自分が経験したマーケティング領域」と「言語」が掛け合わさる点に価値を見出していただくこともあったりして。

言語ができることで、これから何かあっても、どこでも・誰とでも働ける、何とかなると思えるのは、大きな自信になるなと思いました。

ーなるほど、確かに言語はツールで、それだけでは価値があるとは言い切れないと思いますが、掛け合わさることで価値が高まる、価値が高まれば想定外の状況でも何とかなる、というのは非常に心強いですね!


いかがでしたでしょうか。今回は「国際女性デー」に寄せて、スピークバディ女性社員へのインタビューをお届けしました。

スピークバディは今後も「真の言語習得を実現し、人生の可能性と選択肢を広げる」のミッションのもと、学習者個人や企業に貢献できるよう努めてまいります。私たちの会社や採用情報にご関心をお持ちいただいた方は、ぜひ下記よりご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?