なんで芸人になったか。

今月から芸歴7年目になる芸人です。

今回はなぜ僕が、

芸人になったか

を書こうと思います。
(最後まで読んでくれたら嬉しいです。)

まず最初に「お笑い」とのファーストコンタクト。

僕には4つ上の姉がいるんですが、その姉がめちゃくちゃお笑い大好きだったんです。

姉と仲良かった僕は、姉が勧めてくるお笑い番組やネタ番組を一緒に観るようになり、その影響で「お笑い」の魅力に引き込まれていきました。

(ちなみにお笑いを好きになったきっかけはNONSTYLEさんのテンポある漫才でした。)

小学5年の頃から観ていたのですが、その当時ブラマヨさん、フットボールアワーさん、チュートリアルさん、野性爆弾さん、NONSTYLEさん、など今やスター級の方達が超若手でネタを披露していて、ワーキャー言われて輝いていました。


その笑いを観て、


芸人さんってこんなに面白くてカッコいいんだと憧れを抱くようになったんです。


個人的に面白いと思ったツッコミワードや、くだりなどを覚えて学校でそれらを使い、笑いを取ったことは今でも覚えています。

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そして高校に入り、僕は野球部だったのですが、


その野球部に入部したことが、「芸人」をやるきっかけの「種」を植える事になります。

(その「種」が花になるのはここから6年後の話。)

僕は神奈川の藤沢西高校という高校に入学。
この高校のいいところは「文武両道」という事で、勉強も部活も行事も全力でやるというところで、特に部活動は公立校ながらどの部活も強かった。 

特に僕が入部した野球部は、

公立校ながら甲子園で1勝する。

という目標を掲げ、日々辛い練習に耐え、練習漬けの毎日を送っていた。

特に合宿はとてもキツく、地獄のようでしたが、その合宿でユニークな練習方?があった。


それは「演芸大会」という行事だ。

この「演芸大会」というのは1人でもいいし、誰かと一緒でもいいからとにかく人前で一芸を披露する。というものだった。

なぜこのような事をするのかと言うと、顧問の先生曰く、

「甲子園という大舞台で、自分のパフォーマンスを発揮するには、人前で何か出来るメンタルが必要。ここで恥ずかしがってるようじゃ大舞台に立つ資格はない。」

ということだった。

なので、部員はもちろんだが、その父兄の方々も観覧可で結構な人数を招いてその「演芸大会」は行われるのでした。

そしてそこでパフォーマンスをする。

その時、1年生だった僕は何をしたかというと、

仲の良い2人とトリオを組んでショートコントをしました。

(その時のトリオ名は「ギャッツビー」でした。)

厳しい練習の合間を縫って自分たちで考えたネタを初めて人前で披露する。

(とてもドキドキした事を今でも覚えています。)

終わってみたら意外と好評で、先輩から

「文化祭の後夜祭で、お笑いの部があるから、それに出ろ」

と言うお言葉をいただき、その勢いで後夜祭に出場。

9組いる中で、2位という成績を収めてる。

そこで取った爆笑は今でも忘れられないくらい鮮明に覚えています。

情景も、返ってくる笑いの量も、その時にこみ上げてきたなんとも言えない感情も。


そこで人を笑わせるという快感を覚えたのでありました。

(※有名ですが、笑いを取ると脳内麻薬が分泌され、ク○リをやった時と同じらしい。)



そして大学3年の頃、芸人になるきっかけが訪れる。

(植えた種が咲く時期です。)

実は相方とは高校、大学の仲。
詳しくいうと予備校で一緒になりそこで初めて話し、仲良くなった。

そして大学は日本体育大学に進学し、体育の教員になる為に頑張ってきましたが、教育実習で生徒に弄られまくって断念。

そして、就職しようと就活するも、就職氷河期で何にも受からずメンタルボロボロ。
(本当に自分は無能な人間なんだと思わられるくらいのお祈りメールで悲惨でした。)

そんな時、今の相方からこのような事を言われる。


「オレ芸人になろうと思ってるんだけど、一緒にコンビ組んで吉本入らないか?」

との事。

高校の時、その文化祭の後夜祭での僕を見てくれたのか、評価してくれて、もし相方にするなら僕だったらしい。

(種が花になる瞬間でした。)


教師になる夢も、就活も踏みにじられた矢先何も考えられなかったが、その一言で好きなお笑いを職にすると言う選択肢を与えてくれて、道を作ってくれました。

(ありがとよ、相方。そのおかげで今楽しく過ごせてます。)

その相方とは解散せず、今もコンビで活動しています。

そして僕はこの人生で良かったと思っていて、今も楽しく生活しています。

こんな感じで僕は芸人になり、今日で芸歴7年目を迎え、これからも頑張ることを誓うのでした。



最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️


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