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おはよう。英語:Good morning. フィリピノ語:Magandang umaga. 日本語…?

今年の決算は楽勝、とたかをくくっていたら、消費税の計算に思いのほか時間をとられ、こんな時間に…。6時間くらいかかったかも。そうでした、消費税率変わったから、申告書フォーマットが変わっていました。

でも、いつものように、すごく丁寧なマニュアルと、サンプル会社の解説付きで、ひとつひとつ読み込んでいけば、クリアできました。こういう、公的な申告の「サンプルを作る」人ってすごいなと思います。

いろんなイレギュラーが考えうる中で、最大公約数をケーススタディとして、数字も、そんなマニュアルを見る自計化している中小企業のレベルに合わせていて…。助かりました。

6時間も、消費税計算のマニュアルと取組ながら、わたしのこの根気は、語学学習から得たものだと気付きました。もともと、全く根気はなく、以前のわたしなら、税務署に電話して聞いてました。

でも、一見難しそうに見えることでも、一字一句丁寧に見ていけば、そんなに難しくないことがほとんどです。それは、英文論文を見て、抵抗感を感じていた時代から、一つ一つ読んでいけば、きちんと理解できるという体験によるものですよね。

語学学習だけは、ショートカットがないと思います。だから、数年先を見据えるなら、「一番時間かかること」として取り組むべきこと。

最近、ちょっとおもしろいことに気付きました。

おはよう。は、英語では、Good morningといいます。直訳すると「いい朝!」ですよね。フィリピノ語では、Magandang umagaといいます。Magandaは素晴らしいという意味で、やっぱり「素晴らしい朝!」なのです。

といことは、日本の「おはよう」の語源は何なのかと調べました。

おはよう: いろいろな説がありましたが、早くから活動している人に対するねぎらいの言葉で、「お早くからお疲れさまです」というかけごえが省略されたということです。

こんにちは、も、「今日は良いお天気ですね」のように日中、周りの人に声をかける言葉が語源です。ですから「こんにちわ」ではなく、「こんにちは」なのです。

さようなら、は「左様でしたら、本日はあがらせていただきます」という言葉の省略形です。挨拶の先頭だけが省略形となって教科書などで紹介されていくことで、それが定着していったらしいです。

これを見て、日本人はとても周りの人との関係を大切にするのだなと思いました。そして、やはり「省略好き」ですね。笑。若者が「タピる」とか言っているのを叱っている場合ではなく、省略は日本の文化ではないかと思う。多くの英語をカタカナ語としてインポートした日本の文化は、英語学習にはデメリットですが、でも、とても柔軟でいろんなことをアレンジするアイデアにあふれている感じがして好きです。だから「タピる」とか叱らなくていいと思うんです。

それから、「Good morning」は、宗教観に根ざしていると思います。フィリピノ語もそうですが、人間ではなく、太陽や朝という現象に感謝し、祈るということは、宗教観の一部から来ている言葉かなと思いました。

そうすると、日本人の宗教観は、「近隣の人」ととても近い関係にあるのだろうと思いました。「おはよう」が「素敵な朝!」ではなかった日本とは、どういう文化を持っているのか、日本人としても考える機会がないですね。でもそういうこと、考えていくのは大切だと思っています。

夜ふかしついでにもうひとつ、最近の体験を。

Although、という単語があります。「~だけども」という接続詞として使います。この単語がオンライン英会話のテキストにでてきて、イギリス人の先生と、例文を創り合うことになりました。

その例文の作り方が、わたしとは違っていて、衝撃をうけました。

Although例文

先生「わたしは毎日イギリスの学校で英語を教えている。だけれど、オンライン英会話でも教えている」

わたし「彼はいい学校を卒業していないけれど、良い会社に就職した」

Although=だけれど という接続詞から推測すると、「反対の現象を言わなくては」と思っていたのですが、先生の使い方は、マイナス現象に対するプラス現象という対比ではなく、プラス現象に対するさらなるプラス現象でした。

だから、根本的にポジティブシンキングなんですよね。

例文をいくつか言い合ったあと、刺激をうけまして、その思考を真似て

「3匹の猫を飼っているけれど、猫カフェにも行ってしまう」

という例文を作ったら「Great!」と言ってくれました。笑

こういうのって、人の認識の問題だなと思います。物事を、対比で捉えようと思えば対比ですし、ある良いことのさらに良いこと、と言えば進展になるわけです。同じ事実であっても、捉え方によって、聞き手に対しての印象も違うでしょう。こういうポジティブさは必要だなと思います。

自分がどう言葉を発するか、は、自分がどう世界を見ているか?ですね。

言葉を学ぶ一番の面白さは、こういった、違う価値観の人たちと話すことです。フィリピノ語マスターには遠いですが、1日5単語ずつ、楽しんで覚えていきます。所要時間20分♪ でもその20分がもたらす変化は将来的には大きいと分かるから、コツコツ取り組めます。

さて、明日は、というか今日ですが、税務申告に行ってきます!

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