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【長江崚行×健人×加藤 将】「天才てれびくん the STAGE ~バック・トゥ・ザ・ジャングル~」SPインタビュー【Sparkle plus vol.1】

1993年に放送が開始され、今もなお愛され続けているNHKの人気番組「天才てれびくん」の舞台化作品第2弾が2021年6月に上演を控える。本作では大人になった〝てれび戦士〟たちが、世界から失われつつある〝娯楽〟を取り戻すために大昔のジャングルへ向かい、大切なものを守る戦いに挑む。
今回はてれび戦士から長江崚行、そしてジャングルの民・モリノとウギラを演じる健人と加藤 将の3人にインタビュー。関西出身の仲良し3人組によるスペシャルトークをお届けします!

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「天才てれびくん the STAGE ~バック・トゥ・ザ・ジャングル~」
【日程】2021年6月19日(土)~6月26日(土)
【会場】東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
【日程】7月10日(土)、11日(日)
【会場】大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【演出】小林顕作
【脚本】川尻恵太(SUGARBOY)
【出演】
矢部昌暉(DISH//)、長江崚行、伊藤理々杏(乃木坂46)、健人、加藤 将
伊藤裕一、伊倉愛美、千葉一磨
チャンカワイ(Wエンジン)
西川貴教(映像出演)
オフィシャルサイト
Twitter

〝長江崚行役の長江崚行〟とは? そして健人さん加藤さんは〝原始人役〟?

長江さんは前回に引き続きのご出演。脚本を読んで、今回はどんな作品になりそうだと思いましたか?

長江:作品の主軸を追いかけるのは僕も演じるてれび戦士で、その中でもやっぱり、今回は昌暉が作品を大きく引っ張っていく内容になっていると思います。僕らはその隙間をみんなで埋めつつ、作品をどんどん前に進めていく。今回僕は結構コメディーの部分を任されたなという感じがしています。

加藤:大変そうだよね。でも楽しみ!

長江:いや、すごいですよね。なんか昔の少年漫画に出てくるタイプのバカな男の子というか(笑)。〝バカなことをやってください〟ってずっと書かれているような台本なんです。でもその中で、大人になっても夢を追いかけ続けている僕らを見た子どもたちが、同じように夢を追いかけてくれていて。苦労したり挫折したりすることに対しての葛藤を、大人になった僕たちだからこそ伝えられるものがあるんだってことが、コメディー中心の台本にしっかり詰め込まれていて、誰が観ても胸に刺さるものがあるんじゃないかなと思います。

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脚本を拝読すると歌唱、ダンスシーンが多い印象も受けました。演出が小林顕作さんということで、かなり激しい舞台になるんじゃないかなとワクワクしています。

長江:むちゃくちゃになると思います(笑)。

加藤・健人:(爆笑)。

皆さん、小林さんの演出は初めてですか?

加藤:僕は共演が一度あるんですけど、演出は初めてです。

健人:僕も初めてです。

長江:作品を拝見したことはあるんですけど、僕も初めましてですね。

加藤:小林さん、めちゃくちゃ面白いで。

健人:おぉ~!

加藤:役者の世界に入りたてで、まだお芝居に対する楽しさとかも何も知らなかったときに小林さんと共演して、いい意味でぶっ飛んだお芝居をする人って、こんなに面白くてかっこいいんやって思ったんです。

健人:面白いのか〜、見てみたいな。

加藤:芝居の面白さを教えてくださった方でもあるので、今回すごく楽しみですね。

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小林さんは「はちゃめちゃにしてやる」というような意気込みを話していました(笑)。

長江:それが通る作品だと思いますね。

健人:脚本も川尻さんらしい、基本的にコメディーでほんわかしてる感じなんだけど、ちゃんとストーリー性もあって、小林さんとのタッグが楽しみですよね。

長江:本当に素晴らしいと思う。

加藤:しかも今回は、それこそてれび戦士が主軸にいて、僕たちは言ったら味付け側。どれだけ付け加えるか、みたいなところもあるので。

長江:好き勝手やって、どれだけ面白くできるかっていうね。

加藤:そうそうそう!

健人:ホンマにそう思う。

加藤:自由に動いて、より鮮やかにできるというか。

長江:前回もめちゃくちゃ好き勝手やりましたからね。最終的にはアドリブシーンとかもたくさんあったし。

健人:怖っ! アドリブシーンあんねや?

長江:うん。どんどん稽古場で増やしたりもしていたので、きっと小林さん節が光りつつ、僕らも楽しくやれるんじゃないかなと思います。

加藤:面白そうやな。しかもてれび戦士って、自分がそのまま〝役〟ってことやろ?

長江:そう、〝長江崚行役の長江崚行〟ですよ(笑)。

加藤:すごいよね! 他にそんなんあります? めっちゃおもろい!

健人:面白いよね。

長江:顔合わせ、変な感じになりますよ。前回も「皆さんおはようございます。長江崚行役の長江崚行です」ってやってさ(笑)。自分でやってて「なにこれ!?」って思ったもん。

加藤:たしかに。もう「長江崚行です」だけでいいやんってね。

長江:そんな経験無いですからね。それだけで面白かったです。

役作りはどうするものなんですか?

加藤:リアル自分の人生やもんな(笑)。

長江:てれび戦士にはルールがあって、基本的に先輩後輩関係なく呼び捨てだったりするんですよ。上下関係もなく。ただ、普段は「○○(なになに)くん」、「○○(なになに)ちゃん」って呼んでたりするから、現実と作中では違う、ファンタジーな部分は作っていかなきゃいけないんですよね。

健人:なるほど。

長江:前回は前田公輝くんが主演だったんですけど、公輝くんは「作中ではみんな〝公輝〟って呼んでるんだから、全員〝公輝〟って呼んで」って言ってくれたりもしていたので、今回もみんな仲良くできたらいいなって思います。

健人:僕らはただただ必死に楽しんで、原始人役を演じていきたいですね。

加藤:原始人じゃなくて村人だからね!

長江:過去の村人役ね。

健人:過去の村人は、原始人でしょ?

長江:ふふ、2人はジャングルの民。

加藤:そうだね。

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〝原始人らしさ〟はどうやって出していきますか?

加藤:まず、俺らが演じる〝過去にいる村人〟って原始人だと思うんですけど、過去の村人の原始人時代を想像してみたい。俺らのおじいちゃんとおばあちゃんが原始人の可能性もあるからな?

長江:どういうこと?

健人:分からない……。

加藤:ひいおばあちゃんやひいおじいちゃんは世代的にも俺らよりもっと過去の人やから、四足歩行してる時代の原始人の可能性あるじゃないですか。

健人:多分みんな今ついていけてないと思うよ。

加藤:嘘や! これは誰でもついていける。例えば温泉とかで〝何代目店主〟って百年前とかの写真を飾ってるけど、そんな感じで考えると、四足歩行してるおばあちゃんとかも写ってる可能性あるんですよ! そう考えたらおもろないですか?(笑)

長江:四足歩行してるおばあちゃんは温泉なんか作らへんし(笑)。

健人:深掘りしたらあかん(笑)。

長江:そうなんか!(笑) ムズイ!

健人:明確にしてったらあかん。

長江:ムズイって!

加藤:健人はどう役作りする?

健人:今ので分からなくなった(笑)。稽古していく中で見つけられたらなと思ってる。今、自分で考えられることって、自分の中で経験したことしか出てこないじゃないですか。〝こういうことがあるやろな〟とか〝こういうことができるな〟っていう準備はもちろんしますけど、それこそ将ちゃんとかが考えることって、僕には考え付かないようなこともたくさんあって。そうやってみんなのアイデアが集まって楽しい作品になればいいな。

加藤:健人に言われて気付いたことがあるんですけど、今の僕らは携帯とかを知ってるじゃないですか。いったん、その記憶を無くそうと思います。電話の仕方とかも全部忘れたろうと思って。稽古期間中は誰とも連絡取らなくなるかもしれないけど。俺らはやっぱり日常の経験からしか芝居できひんって言ったじゃないですか。ほんまその通りやと思うし、全部知ってしまっているものを無くす作業って無理やん?

長江:そしたらもう、稽古場まで歩いてくるしかないよね。

加藤:電車もバスも乗られへんし、お金も持ち歩かん。

長江:紙だって無いかもしれないから、台本持てないですね。

加藤:持てない。

長江:誰かが喋ってるのを見て聞いて覚えるしかない(笑)。

加藤:誰かの台本があったらそれを奪って自分のものにする、みたいな。

健人:自分の台本持てよ(笑)。

長江:そこは持ってくれ!(笑)

加藤:石拾う感覚で人の台本見るみたいな(笑)。例えば「俺は猪の皮身につけてるけど、あの可愛い服はなんだ!?」って思ったら、「それ何の皮?」みたいな興味が湧くんですよ。(長江さんの衣装を見ながら)「こんな金色見たことない」みたいな。石と皮、砂や草しか知らないと思うので。

長江:そうだね。

加藤:もっと作品の中でそういう部分に対しても知識を深めていこうと思いました。

現代人の感覚を捨てるということ?

加藤:そう、現代人の感覚を捨てたいなと。

健人:(加藤が)こんだけ喋ってたこと、一言で全部まとめてくださった(笑)。

長江:ずるいなぁ~(笑)。ダーって2、3分くらい喋ってたことが、2秒で終わった。

健人:ありがとうございます!(笑)

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(写真左から)
かとう・しょう 1992年9月21日生まれ、兵庫県出身。Twitter
ながえ・りょうき 1998年8月26日生まれ、大阪府出身。Twitter
けんと 1993年11月6日生まれ、大阪府出身。Twitter
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