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「テレビ演劇 サクセス荘2」新メンバーインタビュー① spi

2.5次元舞台で大人気の俳優による本番一発勝負のテレビ演劇が再開幕!!
2019年に第1弾が放送され、“リハは1度だけ”“本番一発勝負”の【テレビ演劇】という、いままでにない新たなドラマを生み出し話題となった、あの「テレビ演劇 サクセス荘」が新たなメンバーを加え絶賛放送中!
「Sparkle note」では2期より加わった新メンバー、spiと小西詠斗のソロインタビューをお届け!
第1弾は207号室の住人、夢は演歌歌手の「虎次郎」を演じるspiさん。
ご本人による自撮り付きです♪

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本作への出演が決まって、ファンの方からの反響もすごかったと思いますが、いかがでしたか?

spi:皆さんめっちゃ喜んでましたね。これまでテレビにご縁がなかったので、きっとそこに喜んでくれたんだと思います。

テレビで演技されているspiさんはどういうふうに映るんだろうと、やっぱり舞台で見ているお姿とは全然違うんだろうなというワクワク感があります。

spi:どうなんでしょう。俺もカメラの前でお芝居したことないから、めちゃくちゃ下手なんだろうなぁ。

カメラの前ということに関して意識しているところはありますか?

spi:あんまりオーバーなリアクションはしないようにしています。映像は嘘が分かりやすいから、そこが変な風に映らないようにしたいなと。

現時点で映像の楽しさみたいなのは見つけられてますか?

spi:めっちゃ楽しいです。永遠に映像やってたいと思うくらい。

TX200716-「テレビ演劇 サクセス荘2」#2③

この「本番一発勝負」の作品に挑むにあたり、どんなことを感じましたか?

spi:最初はちょっときついなって思いました。セリフ量が多かったので、やばいかもって思ってたんですけど。やっぱり舞台の人間なので、稽古なしで急に本番やるみたいなことに慣れてないんですよ。映像の世界はもう、全部こんなんなのかと(笑)。とんでもないことやってるなと思いました。でも共演するみんなで頼り合える環境があって、自分一人で頑張ってないんですよね、誰も。だから、俺も思いっきり頼ろうって思ってから楽になりました。

キャスト同士、アドリブをアドリブで支え合うというか。

spi:そうですね。あんまり突飛なアドリブをされると困りますけど(笑)。でもみんなちゃんと筋の通ったアドリブを真面目に投げてくれるのでよかったです。

TX200716-「テレビ演劇 サクセス荘2」#2⑨

虎次郎を演じていて、キャラクターの核の部分って掴めましたか?

spi:それが、脚本の方も虎次郎どうする?みたいなところがあって。俺もどうなるんだろうって思っているんです(笑)。

なるほど(笑)。では、視聴者の皆さんには虎次郎のどんなところをみてほしいですか?

spi:彼の夢は演歌歌手なので、ディナーショーに来てくださいとお伝えしたいですね。虎次郎のディナーショーに来ていただくまで、それまでは応援してください。「サクセス荘」全体を楽しんでほしいので見どころって難しいんですけど、僕に関しては歌ったりもするのでそこも楽しみにしていただけたらと思います。

絶対皆さんspiさんの歌を楽しみにしてらっしゃると思うのですが、そこへの期待はご自身としても感じていらっしゃいますか?

spi:そうだね。だって俺から歌を取ったら何にも残らないから。出るなら歌ってよ!って思っちゃうでしょ?

たしかに歌は聴きたいです(笑)。でも、演歌っていうところで全然想像ができないというか。やはりミュージカルで歌ってらっしゃるイメージがすごく強いので。

spi:歌のシーンも、「そんなのアリか⁉」って思うような展開になっているのでお楽しみに。もう面白ければなんでもいいんだなって思って、とにかく楽しく歌えればいいなと思って演じています。

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「サクセス荘」はアドリブ満載とお聞きしていますが、今撮影されている中で、やってしまった……というシーンなどございますか?

spi:ないですね。というか、事故を肯定してくれる現場だから、むしろ事故を起こせくらいの感じで来るんですよ(笑)。その方が面白いからって。噛んだり、アドリブだったりがあることで面白さが生まれるから、あんまり綺麗にまとまっちゃうと、うーん……みたいな。

その空気感はお互いに感じていますか? 「今、アドリブ行け!」というような。

spi:やっぱり、変な空気が流れますよ。“あ、今このセリフ台本じゃないな”っていう。ピクッてなります(笑)。実は台本には事細かに全部書いてあります。アドリブっぽい用語も、全部書いてあるんです。

そこにさらにアドリブを入れると。

spi:そうです。どうやってんの?って思いますよね(笑)。

本当にどうやってるんだろうって思います。

spi:是非遊びに来てほしいです。なんか、「フルハウス」みたいにお客さん入れてやったら面白そうだなって思うんですよ。今の時代それは難しいでしょうけど。

たしかに、歓声とかが入ったらアドリブが光ってくる部分もありそうですね。そこでちゃんと緩急つけて、緊張と緩和が出来るみたいな。

spi:分かります。楽しそうですよね。

ありがとうございます。少し話は変わりますが、昨今舞台が出来なくなってしまう状況がある中で、配信であったりさまざまな形で演劇を届ける動きも活発になっています。その中で、spiさんとしては「舞台の力」はどこにあると感じていますか?

spi:昔からそうだけど、生のものをリアルタイムで届けるって、結局は精神的な繋がりなんですよね。録画でも録音でも、今その場で自分のために歌ってくれてる、自分のためにやってくれているんだという錯覚作用を起こすことができればいいんだけど。愛情とか、人との繋がりみたいなのをやっぱり感じたいんだよね。ソーシャルディスタンスって言われたことで、人と接することがどれだけ愛しいものなのかということにみんな気づき始めているけど、でもそれは前からあったもので。でもそういうものって、やっぱり失くしてから気づくものだし。例えば和太鼓でもそうだけど、太鼓の音で空気が揺れるのとかって、録音聴いてもあんまり感じないけど、本物を聴くとやっぱりテンション上がるじゃないですか。お祭りとかもそう。それと一緒で、同じ空間で空気の揺れを感じたり、リモートだったらリアルタイムで同じ時間を共有することが大切で。そういうものにとても価値があるし、これからそういう儚いものに価値を見出すようになってくる。もう7月に入って、今年も後半。今日これから少しずつ、大切なものや価値のあるものに気づく人が多くなってくると思います。

ありがとうございます。この「テレビ演劇」というのもまたひとつ、届ける形かなとも思いますし、spiさんは今度『ジャージー・ボーイズ』のコンサートや「刀剣乱舞-ONLINE-」五周年記念 「刀剣乱舞 大演練」にもご出演されます。配信も舞台も両方やられることになると思うんですけど、そういうところにもまた、一つ新たな力が生まれるのかなと今のお言葉で感じました。spiさんが仰ったその“愛おしさ”に気づいてから初めて観る舞台、触れる舞台ってまたいつもと違うでしょうね。

spi:仰る通りです。きっと全然違うんだと思う。

これからまた挑む舞台に対して、役者さんとしては、心持ちも違いますか?

spi:僕に関しては、昔から何にも変わらないから心持ちは同じかな。むしろみんなに対して「そうでしょ?」って。前からそうなんだよっていう思いがあります。もちろん、自分にもそれに気付くきっかけみたいなのはあったけど、でも前からそうだよって。今回のことがその気付きのきっかけになって、たくさんの人が「やっぱり儚いものには価値があるんだ」って思えるとしたら、それには大きな意味があると思います。

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すぴ 1987年10月30日生まれ、神奈川県出身。主な出演作にSOLID STAR プロデュースvol.14「信長の野暮」、舞台「黒子のバスケ」シリーズ、舞台「KING OF PRISM」シリーズ、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』など多数。8月に「刀剣乱舞-ONLINE-」五周年記念 「刀剣乱舞 大演練」への出演を控える。

木ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘2」

【放送局】テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知
【放送日時】毎週木曜 深1:00~1:30 
【放送局】BSテレ東/BSテレ東4K
【放送日時】毎週火曜 深0:00~0:30 
【案】【プロデュース】松田 誠(ネルケプランニング)
【脚】徳尾浩司 川尻恵太(SUGARBOY) ニシオカ・ト・ニール
【監】川尻恵太(SUGARBOY)
【出】和田雅成、高橋健介、髙木 俊、黒羽麻璃央、spi、有澤樟太郎
荒牧慶彦、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志、小西詠斗 ※劇中部屋番号順

毎週地上波放送終了後、動画配信サービス『ひかりTV』にて本編+反省会を配信中
ひかりTV:https://www.hikaritv.net/

©︎「テレビ演劇 サクセス荘2」製作委員会

スタイリング:本多由佳(M) 
メイク:有村美咲
テキスト:田中莉奈

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