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【佐々木喜英】アルバム『DIMENSION』『EMOTION』SPインタビュー【Sparkle plus vol.2】

俳優・佐々木喜英が、アーティストデビュー10周年を記念して2枚のアルバムをリリースする。先日行われた初のYouTube生配信イベントで、舞台の劇中楽曲カバーを中心に収録された『DIMENSION』(マーベラス盤)と、J-POP・ボーカロイド楽曲カバーを中心に収録されている『EMOTION』(Hide Records盤)の2レーベル横断・同時リリースが発表されたばかり。
9月の発売を控え、佐々木さんにアーティストとしての10年と、役者として歩んできた長い道のりについて伺いました。皆さんが過ごしてきた佐々木さんとの思い出の日々を、インタビューと共に振り返ってみてください。

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Yoshihide Sasaki 10th Anniversary Album
『DIMENSION』

【初回生産限定盤】CD+DVD/¥5,500(税込) ​/MJSA-01317~8
【通常盤】CD/¥3,300(税込)/MJSA-01319
【収録楽曲】※初回生産限定盤・通常盤共通/曲順不同
勝ち鬨の歌 / 舞台『刀剣乱舞』より
真影の炎 / 舞台『刀剣乱舞』より
千年の夜 / 舞台「鬼滅の刃」より
エクスタシー / ミュージカル『テニスの王子様』より
足跡 / ミュージカル『テニスの王子様』より
共鳴進歌 / 超歌劇『幕末Rock』より
残響 -feedback- / 超歌劇『幕末Rock』より
非常幻想 -オーバーミラージュ-(with 輝馬) / 超歌劇『幕末Rock』より
ORANGE SKY ~10th Anniversary ver.~


Yoshihide Sasaki 10th Anniversary
Hide Records 1st Album
『EMOTION』
【限定盤】CD/¥3,300(税込)/HDRC-00001
【通常盤】CD/¥3,300(税込)/HDRC-00002
【収録楽曲】
I LOVE YOU / 尾崎豊
First Love / 宇多田ヒカル
雪の華 / 中島美嘉
三日月 / 絢香
からくりピエロ / 40mP
心做し / 蝶々P
シャルル / バルーン
encounter / 佐々木喜英[限定盤のみ収録]
Star☆Light Star☆Bright(10th anniversary ver.) / 佐々木喜英[通常盤のみ収録]
...etc
【Hide Records 限定セット】​
『EMOTION』Hide Records 限定セットA/¥11,000(税込) ​
「EMOTION」Hide Records 限定セットB/¥5,500(税込)
「EMOTION」Hide Records 限定スペシャルセット/¥22,000(税込)

www.ys10th.com

僕の歩んできた10年間を一緒に振り返るようなアルバムになっている

アーティストデビュー10周年ということで、今回こういった形で2レーベル同時リリースをされるわけですが、改めて振り返ってみると、どんな10年だったと感じていますか?

佐々木:もう、いろんなことがありすぎて……楽しいこと、ワクワクしたこと、大変だったことも辛かったことも、泣いたことだって本当にたくさんあって。その一つ一つの思い出が、アルバムを聴くと蘇ってくるような気がします。
マーベラス盤には僕が舞台で歌ってきた曲も入っていますので、この曲を聴いたらこの舞台を思い出す、という瞬間もあると思います。僕の歩んできた10年間を一緒に振り返るようなアルバムになっていると思いますので、皆さんにとっての僕との思い出も一緒に振り返ってもらえたら嬉しいです。

ファンの方によって、それぞれの思い出があるでしょうね。

佐々木:そうですね。それぞれ観た作品も違うと思いますし、曲ごとのエピソードなどもあると思うので。だから聴く人によっては違った形に聴こえるかもしれないですし、それぞれの楽しみ方でそれぞれの思い出を振り返ってもらえたら。

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収録曲に関しては、以前「何を収録してほしいですか?」という問いかけをTwitterでファンの方に発信されていました。今回はそういったご意見も反映されているのですか?

佐々木:はい! マーベラス盤の方に収録する舞台楽曲は最終的には自分で選んだんですけど、自主レーベル・Hide Records盤は、ファンの皆さんのリクエストになるべく応えています。その中でもピアノメインだったり、ボカロ(ボーカロイド)メインだったりといろんな曲があるので、2レーベル同時に楽しんでほしいなと思います。

まず、2レーベル同時リリースということにも衝撃を受けました。

佐々木:元々、リハビリ期間に歌う機会が増えたことで、ピアノ演奏をYouTubeにアップしたりいろんな曲を歌うようになったことから「カバーアルバムを出したいな」と思うようになって。最初は弾き語り曲やボカロ曲をアルバムにしようかなと考えていたところ、マーベラスさんから「舞台の曲も歌ってみませんか」とお声掛けいただきまして。本当に嬉しかったです。

「ORANGE SKY」はファンの皆さんと一緒に作り上げた曲

マーベラス盤に収録される楽曲「ORANGE SKY」は、ファーストアルバムの収録曲でもありますが、今回新録されたということで。改めて歌ってみたことで、曲への思いに変化も生まれましたか?

佐々木:そもそも、この10年間のうちに「ORANGE SKY」への思いというのは徐々に変わっていまして。この曲は一緒に夢を目指して、今は遠くにいる友達に対して歌っているイメージの曲なんですけど。僕は高校・短大時代に舞台の専門学校に通っていたので、その時一緒に舞台を作った同級生のあいつは今何してるのかな?とか……そういうことを思い浮かべる曲でした。
僕が2017年の舞台公演中に怪我をして、そこから2年間のリハビリ生活をしていた時、この歌の「会えない時間に 同じ空を見て過ごす」という歌詞が、ファンの皆さんに対してすごくリンクするところがあって。そこからよりたくさん歌うようになりましたし、弾き語りをしてみたりもしました。
そういう意味で、10年間で新たな捉え方が生まれた曲だなとも感じています。僕自身が抱えた問題とともに、ファンの皆さんと一緒に作り上げた曲でもあると思っているので、改めて今回リメイクしたいなと思い、再びレコーディングをしました。

改めてレコーディングしてみて感じたことは?

佐々木:レコーディングしていて思ったのは、歌い方の引き出しが10年間でこんなに増えたんだな、ということ。10年前は、きっと何も考えずに緊張しながらレコーディングしていたと思うので……(笑)。聴き比べてみると、その違いを感じていただけると思います。

また、新曲「灯」は久々の佐々木さんご自身の作詞曲ということですが。

佐々木:僕がアーティストデビューしたのは2010年なのですが、2009年にマーベラスさんの「MEN'S DVD」という作品に出演した時に実は作詞に挑戦していまして。当時、自分のDVDだから好きなことやっていいし、得意なことがあったら披露していいということを言われて、僕はダンスや殺陣が大好きだったのでたくさん振りや動きを考えて持っていったりしていたんです。その時、せっかくだから1曲くらい曲を作りたいなと思い立ちまして(笑)。

その曲は瞬発的に作られたのですか?

佐々木:その時は、とりあえず作れればいいやみたいな気持ちでした。何かしら形に残ればいいなと思い、3日間くらいで作詞作曲含めて考えて……今となっては本当に恥ずかしいのですが(笑)。
ピアノを習っていたと同時にギターもほんのちょっとかじったことがあったので、ギターでコード進行を弾きながらメロディを考えて、そこに歌詞を当てはめながら作ったんですけど。その時は〝これから始まるデビューへの道〟という感じだったので、夢と希望に満ち溢れたこれからの生活を描いてみたりしたんですけど、それから11年経っての今回の作詞なので。昔の曲を振り返ると恥ずかしいなと思いつつ、でもこの10年間でいろんなことを経験して、辛いこともたくさんの壁も乗り越えてきました。そういうことを経験して書いた詞って、すごく重みがあるなと思いましたし、だからこうして10年の時を経て、アーティストとして本格的な作詞に挑戦できたことは僕自身にとってすごく貴重なことで。
最初は絶対に書けないと思っていたんですよ。そんな思いもあって作詞をしてこなかったのもあるんですけど。でも今回、いざ書いてみたら〝意外と良いの書けるじゃん!〟みたいな(笑)。これからもっと作詞していこうかな、という思いにもなりました。

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ささき・よしひで
1987年10月4日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に、舞台「鬼滅の刃」(鬼舞辻󠄀無惨役)、「PERSONA5 the Stage #2」(明智吾郎役)、舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-(宗三左文字役)など多数。8月には舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆(鬼舞辻󠄀無惨役)への出演も控える。
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有料部分ではマーベラス盤に収録されるあの舞台作品の劇中歌についてのエピソード、
宗三左文字として3月まで出演していた舞台『刀剣乱舞』の裏話、
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