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【和田琢磨×陳内 将×安里勇哉】ドラマ「CODE1515」イベントレポート

今注目を集める若手俳優たちを迎え、BSフジが送る完全オリジナルドラマ「CODE1515」。Blu-ray&DVDの発売を記念し、2月6日に配信にて行われた特別イベントに独占潜入!
星奈希望(ほしなのぞみ)役の和田琢磨さん、昴 巧(すばるたくみ)役の陳内 将さん、麻月勇気(あさつきゆうき)役の安里勇哉さんキャスト陣に加え、原案・脚本・監督を務めた杉本 達さんも登壇。濃密な1時間をレポートします!
文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」にもなっている本イベント。裏話たっぷりの内容だったので、当日配信を観ることができなかった方も、ぜひ本レポートと共にBlu-rayやDVDで本編を見直してみてください。きっとまた新しい発見があるはずです!
※一部、作品の内容について触れている箇所がございます。未見の方はご注意ください。

【「CODE1515」あらすじ】
星奈希望はネットテレビ・チャンネル88に所属するカメラマン。ディレクターの昴 巧、音声の蜂須賀 煌と日夜スクープを狙い、都内を奔走していた。予定していた取材先に断られ3人が途方に暮れていたその時……行く手に巨大なバッグが“落ちてきた”。中に入っていたのは、人間そっくりの人形。腕部分には5つのUSBポートがついている。番組のネタになるかも、と撮影準備に入る3人。巧はポートにUSBを差し込み、希望はカメラのスタンバイを完了し撮影開始……しかし、カメラには何も映らない。USBからダウンロードしたデータには謎の数字の羅列が……「1515 35.564129 139.594417」。そしてバッグは忽然と消えてしまった。あの人形は何だったのか、そして数字は何を意味するのか――?

「CODE1515」Blu-ray・DVD発売記念特別イベント

大画面を背に、アクリルパネルを挟んだ4人が登場しイベントがスタート。
Blu-ray&DVDにはクランクインからアップまでが特典映像として収められているのですが、その中でも監督が印象的だったのが、椅子取りゲームをした時のエピソードなのだそう。
ゲームに参加した陳内さんが「デジャブ! これ覚えてる!」と発言して場が騒然としたそうですが、当の陳内さんは覚えていなかったようで……。安里さんから「出た!不思議ちゃん!」と言われている姿に、イベント冒頭からほっこりしました。

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最初に行われたのは、ファンの方からも希望の多かったオーディオコメンタリーのコーナー。

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▲希望が腕を痛めた水泳の和田選手(溝口琢矢)を励ます

これまではあまり語られてこなかった、希望が初めて自分の心情を吐露するシーン。「自分の中で“星奈希望という人間はこういうことを心の中で思っていたんだ”と意思表示をするような、そんな大切なシーンになっています。」と和田さん。

和田さんのアドリブ炸裂だったという監督に、真っ先に安里さんが「(どれがアドリブだったか)俺分かりましたよ!」と発言。皆さんに考えてほしかった監督は「言うなよ!」と軽く牽制(笑)。

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和田さんのアドリブは、カメラのレンズをイメージした手の動き。星奈希望ならどんな形でエールを送るかを考えた結果、撮影現場で自然発生的に出てきた動きだったのだそう。「キャラクターがはっきりしたシーンだった」と監督にとっても思い出深いワンシーンに。

ちなみに、水泳選手の名前が“和田”なのは偶然ではなく、和田さんに「和田」と呼ばせたかった監督の悪巧みなのだそう(笑)。和田さんも「俺に『和田』って呼ばせるの、楽しんでましたよね?」と確認。「面白そうじゃん!」とノリノリな監督に「やっぱりそうなんだ〜!」と納得しつつも、「やりづらかったです」と告白した和田さんに一同爆笑。

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▲泥だらけになった巧のシーン

6話、蜂須賀(校條拳太朗)が亡くなった後、何か証拠品がないかと雨の中探していたところ、泥だらけになってしまうシーン。
皆が葬式に参列する中、行かなかった巧。巧なら寝ない日々を過ごしていただろうと考えた陳内さんは、本当に寝ないで撮影に臨んだのだそう。敢えて天然の充血と目の下のクマでやらせてくださいと自ら頼んだという、陳内さんの役者魂に驚かされました。
ずっと蜂須賀のことを考え、極限の状態で撮影に挑んだ陳内さん。撮影後はスタッフ陣の計らいでホテルのお風呂を溜めてもらい浸かろうとしたところ、どうやら熱湯だったらしく……「入れるかぁ!」とツッコミ(笑)。

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▲勇気と蜂須賀が病院から帰るシーン

病院帰りに初めて希望のことを話した勇気。
役作りとして「包み込む優しさは持っておこうと思った」と言う安里さん。心の広さや包容力に関して、一般的なそれを凌駕している勇気の人間性に寄り添うため、普段から希望のことばかり考えるようにしていたのだそう。
また実際に大切な人を交通事故で亡くしてしまった人の映像などを観て、当事者の心の痛みを知った上で勇気としてどう演じるかを考えた安里さん。実際に希望のことをどう蜂須賀に話すのかすごく考えたというエピソードも。

中山(佐久本 宝)が亡くなった後の、勇気と希望の病室でのシーン。

2日間でまとめて撮影した病室でのシーン。
現場では安里さんの気持ちを作るのを待つ時間があったそう。ですが当の安里さんは既に準備万端だったらしく、「(何かトラブルでもあって撮影が始まらないのかな……?)」と心の中で思っていたのだとか(笑)。そのうち「(もしかして俺のこと待ってるのかな?……俺だ!)」と確信したという天然なエピソードも。
このイベントで初めてその事実を知った監督は「だからあんなに時間長かったの!?」と驚愕。シリアスなシーンだったこともあり、病室は完全に“待ち”の状態。和田さんも「安里の気持ち待ちだったんだから!」とツッコミ。

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▲ザ・ギースさんのワークショップ

放送を見返すと誰かしら笑ってしまっているというザ・ギースさん出演回。キャスト陣が笑っている人を映像から探す一幕も。小さなカバンからブロッコリーが出てくるところは必見。時間の関係で泣く泣くカットになってしまった未公開シーンもBlu-ray&DVDには収録されているので要チェック!

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▲最終回のゲリラライブシーン

希望と勇気のギターデュオ・The Prayersの楽曲「祈り」を聴いた時の印象を聞かれた和田さんと安里さん。
「いい歌だなと思って。病室など、聴く場所によって違う歌に聴こえるんですよ。ギターも練習しましたもんね」と安里さん。
「最初に頂いた歌詞を読んで、『もう少しこうしたいです』と音楽監督に要望して、作る段階から星奈希望の意見を取り入れてくれました。『演じるのも歌うのも和田くんだから、(意見を)言っていいと思うよ』と言っていただけたので、要望を受けて歌詞を変えてくれたりもして嬉しかったです」と和田さん。

もう一つの楽曲「HOPE」を聴いた時の感想についても聞かれると、「『祈り』とまた全然違いました。希望に向かっていける、明るい曲という印象」(安里)、「“過去と未来”という対比がしっかり描かれていて素敵だなと思いました」(和田)。

曲の話の流れで、安里さんが「歌っちゃいますか!」と言うと、満を辞して歌い出そうとしたのは……まさかの陳内さん(笑)。
みんなから「違うでしょ!」とツッコミを受けつつ、可愛らしいボケをしてくれた陳内さんは、会場の最前列からカメラマンとして和田さんと安里さんを撮影することに。

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そしていよいよ、ファン待望のThe Prayersによる「祈り」披露の時間に。
しっとりと歌い上げる和田さんに、優しくハモる安里さん。
本編でのライブシーンが蘇るような歌唱披露に、イベント会場が一気に「CODE1515」の世界へ。

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ここでもう一つ注目すべきポイントが。
“ライブっぽい臨場感”を演出すべく、独特の激しいカメラワークで撮影に臨む陳内さんの姿を激写!

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最終的には自撮りで動画を回し、3人仲良くフレームイン。
歌唱披露後は総ツッコミを食らった陳内さんですが(笑)、生歌も併せてメモリアルなワンシーンとなったのではないでしょうか。

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ドラマ撮影時から丸1年ほどが経過。
和田さんとは以前から付き合いがあった杉本監督が、陳内さん、安里さんと初めて会った時の話を振り返りました。

陳内さんは「監督はどっちのタイプの役がやりたいのか聞いてくださって。真ん中でやりたいのか、敢えて真ん中じゃなくて、二本軸みたいな形で脇だけどクルーの真ん中どっちがいいか」と聞かれて、「どっちもやりたいです」と言ったのだそう。その流れで巧をやりたいと思った、と語ってくれました。

監督から和田さんと陳内さんに、“お互いに逆の役を演じている想像はつくか?”と質問が。「陳ちゃんの巧が俺の中では大きいから……自分がやるとなったら想像つかないですね」(和田)、「性格変わりそうだよね」(陳内)と2人。
安里さんには「誰をやりたいと思った?」と聞く監督。
「誰を、と思ったことはないけど蜂須賀がかっこいい」と安里さん。毎回の放送終了後、YouTubeで行われていた生配信での名言集もだいたい蜂須賀だったことなど、あそこまで蜂須賀というキャラクターが膨らむとは監督も思わなかったそう。

ファンの方に愛されるキャラクターになったことで「陳内さんが演じる蜂須賀も見てみたい!」と監督が意気込み、キャスト陣も「面白そう!」と反応。

この先作品が展開していく中で、スピンオフもやりたいと語る監督。すでにいろんな構想があるそうで、イベント内では「秘密!」と言われてしまいましたが、続編があった際にはその構想が実現されそうで楽しみです。

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ちなみに3人からのスピンオフの希望は……
「橘(赤澤 燈)がすごく好きなので、橘と昴が一緒に仕事していた頃の話を!」(和田)
「現代と25年後の間を観たいです。何があってその未来に繋がっているのか、細かなフェーズを観ていきたいなと」(陳内)
「未来の希望が気になりますね」(安里)
とのこと。お三方の希望もぜひとも実現してほしいです……!

舞台上でのリーディングスタイルもありなんじゃないか、いろんなキャラクター同士のユニットを組むのもいいんじゃないか、などスピンオフへの期待と、この物語の“先”への期待、その両方を抱かせてくれる、まさにスペシャルなイベントとなりました。

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▲サインを入れてプレゼントされた陳内さんデザインのタイトルロゴステッカー。いつか校條さんバージョンも制作されるかも……!?

Blu-ray&DVDにはインタビュー集やThe PrayersのMV、未公開シーンなどもたっぷり収録されているので、ぜひ本編と一緒にお楽しみください。

まだまだ謎多きCODE1515の世界。
またいつか、未来で彼らに会える日をお楽しみに!

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わだ・たくま
1986年1月4日生まれ、山形県出身。最近の主な出演作に、「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 2」(嘉納火炉役)、「怪盗探偵山猫 the stage」(霧島役)、『劇場版ほんとうにあった怖い話2020 呪われた家』(高橋 充役)など多数。
オフィシャルサイト
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じんない・しょう
1988年1月16日生まれ、熊本県出身。最近の主な出演作に、ドラマ「クレイジーレイン」(渡辺役)、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(皇 天馬役)、東映ムビ×ステ 映画『死神遣いの事件帖 ‐傀儡夜曲‐』(百目鬼役)など多数。
オフィシャルTwitter

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あさと・ゆうや
1987年12月4日生まれ、沖縄県出身。ショーボーイユニット「TOKYO流星群」のメンバー。最近の主な出演作に、「地縛少年花子くん-The Musical-」(土籠役)、『VIVID CONTACT -re:born-』 など多数。
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写真:増田 慶
テキスト:田中莉奈

©️BSフジ

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