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ドラマ「姉ちゃんの恋人」 井阪郁巳インタビュー

毎週火曜21時放送中のドラマ「姉ちゃんの恋人」で、主人公・有村架純演じる安達桃子と同じホームセンター「T's Craft & Home」で働く山辺新之助役の井阪郁巳にインタビュー!
新之助は何事にも悩みがちな青年。そんな少し暗くてどこか愛くるしい新之助の成長を、最後まで見届けたい。

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ドラマの放送を受け、周囲からの反響も大きかったのではないでしょうか。

井阪:自分の名前をSNSでつぶやいてくれたり、タグ付けしてくれたり、コメントでいろんなメッセージを頂いたりして本当に嬉しかったです。まぁ、「いくみん、パンプキン?」みたいな感じでめっちゃイジってる人もいましたけど(笑)。だけどそれもありがたくて。
新之助は他にも個性豊かなキャラクターいる中でも結構クセの強い方やし、放送後は特に“かわいいキャラを演じさせてもらってるな~”というのを実感しました。最初こそ、パンプキンの衣装を見て「なんやこれ」って思いましたけど(笑)。あの衣装、カボチャ頭を取ったらピチピチの全身タイツなので……。俺、「あな番」(ドラマ「あなたの番です」)ぶりのレギュラードラマで、“撮影初日からタイツ履いてるやん! オイシイな~”って思いました(笑)。

でも、職場の仲間たちとご飯を共にする居酒屋のシーンなどでの私服は、とてもおしゃれでしたね。

井阪:気づきました!? 現場でも有村(架純)さんとかに「スタイル良いからおしゃれに見えるな~」って言ってもらえたりして、「有村さんが言ってくれるなら自信持てますわぁ~」って。新之助は自信無い子なんですけど、井阪郁巳は自信が持てました!

さらに、丸メガネは嬉しいアイテムでした(笑)。

井阪:『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』)ファンの方々は嬉しかったんじゃないかなと! 僕もやっぱり、忍足(侑士)のDNAを継いだというか、丸メガネにはご縁があるんだなって思いました。
ただ、髪の毛くるくるでメガネして猫背になってたら、僕はかっこよくないのかなって思ってたんですよ。ドラマを自分で観ていても、新之助ってホンマにヘタレやしナヨナヨしてるから、「なんかあんまかっこよくないなぁ、でもかわいいなぁ。ちょっと守ってあげたいな」って思ってもらえるように演じたんですけど。中にはかっこいいと思ってくれた人もいらっしゃったみたいで、「新之助ってかっこええんや!」って嬉しくなりました。

ご自身としては、かっこいい方向で役作りをしなかった?

井阪:全く、ですね。安達家の兄弟3人だけでも「かっこいい」「かわいい」が揃ってるし、職場では(武内)省吾を演じる那須(雄登)くんが、男性陣の中でもキラキラしていて。学生時代から目立ってきた省吾を前に、新之助が戦うことはできないなと思ったんです。
僕自身がめちゃくちゃポジティブ人間なので、悩んでもすぐプラスに変えて前に進めるタイプなんですが、新之助は一つのことについてめちゃくちゃ長く悩んだりする子なので、その気持ちを理解するのは少し難しかったです。なので役作りに当たっては、落ち込む人の考え方とかを調べたりして。
とはいえ、新之助のネガティブはある意味それによって盛り上がるというか、ムードメーカーになれるネガティブキャラなので、落ち込んでる姿を見てみんなが笑ったり「落ち込むなよ〜!」って言ってくれたり、良いネガティブ人間やなと思って意識して演じています。

共演者の皆さんとのコミュニケーションや交流はどのように?

井阪:那須くんとは毎日のように連絡を取っていますし、(安達)優輝役の日向 亘とは1回撮影で会っただけなのにすごく仲良くなって、この子ともやり取りしたり。
そして一番仲良しになったのは藤木(直人)さんです! 本当に大好きな先輩なんです。藤木さん、最初はクールで話しにくいんかなって思ってたんですけど、話してみたらめちゃくちゃ気さくに喋っていただけて。このドラマに出たことで藤木さんとこうしてコミュニケーションを取れているというのは、自分にとってすごく大きな出来事でした。

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お仕事ドラマでもある本作にちなみ、もし井阪さんが俳優でなかったら、やってみたいお仕事は?

井阪:体育教師になりたいです。僕、学生の頃から体育が大好きで、体育の先生をずっとかっこいいなと思っていたんです。そういう生徒に愛される体育教師になりたいなと。
体育が苦手だったり嫌いな子って多いと思うんですけど、「僕が先生やったら絶対楽しませるのになぁ」って思う。それぐらい、自信があります。「次の体育、井阪先生やん!」って楽しみになる感じ(笑)。

今後、役で体育教師になれる可能性もありますね。

井阪:役でなれたらいいですね。いろんな職業になりきれるので、俳優って夢がある素敵なお仕事やなぁって思います。高校生にもなれるし。だから実は、高校球児には1回なっときたいんです。この仕事を始める時に野球をやめてしまったので。

野球のお仕事なら、始球式をやるのも夢がありますね。

井阪:始球式いいですね〜! 僕、ミュージカル『刀剣乱舞』に出ている皆さんとめちゃくちゃ仲良くて。三浦宏規という親友も出てるし、高橋健介くんや、仲良しの有澤樟太郎とかも『刀ミュ』メンバーで。黒羽麻璃央くんもたくさん始球式していますよね。

井阪:麻璃央くんは、実は僕が事務所入る前の初仕事を一緒にしているんですよ。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで麻璃央くんが23代準グランプリ、そして「〈マキシム〉 カフェメニュー賞」とダブル受賞。僕が翌年の24代準グランプリ、そして「〈マキシム〉スティックメニュー賞」と同じくダブル受賞したんです。
そのマキシムのCM撮影で一緒に仕事をして仲良くなったんですけど、そんな近かった人が、いろんなところで始球式をしまくってるから“すごいな〜”って。

ナイターで『刀ミュ』のイベントもやっていらっしゃいましたね。

井阪:僕、あのイベント行きましたもん! 東京ドームで、宏規のお父さんの隣で見届けました(笑)。僕、宏規のお父さんと仲良しなんです(笑)。

それこそ、三浦さんは今回のドラマも観てくれたのでしょうか?

井阪:観てくれました! 「どんな格好してん!」って連絡くれて(笑)。宏規はツンデレやから、ストレートな感想とかはあんまり貰ってないけど、きっと楽しんでくれたと思います。
「あな番」の時も宏規はハマってくれて。「ええドラマに出てて、ええな」みたいな感想を貰って。今はちょっとだけ違う畑でそれぞれやってるけど、お互い、いい感じに仕事続けられてて良かったな、みたいな会話をしています。
宏規とは『テニミュ』の前、ミュージカル 「Dance with Devils」から一緒なので。その時僕は、生徒会のかっこいい人たちを羨む1年生トリオの1人という役どころで、宏規は女性役を演じてたりして。そこから考えると長い付き合いになったなぁと。その時はこんなに続くと思ってなかったですもんね。

初めの頃はこんなに仲良しになる兆しもなく?

井阪:あんまり好きなタイプじゃなかったんです。自分とは真逆だから……。

三浦さんも常々おっしゃってますよね、「僕らは真逆だ」と。

井阪:そう。宏規っていろんな雑誌とかのインタビューで絶対俺の名前出してくれてるんですよね! ありがたいなぁ。
でもなんか、「プライベートの心の支えです」みたいな発言を、雑誌を通して知るんですよ。普段は絶対言わんから。なんか……かわいいなぁって思いながらいつも見てます(笑)。いつもファンの方から教えてもらうんですよ、「宏規くんが郁巳くんのこと言ってます!」って(笑)。
これからも支え合うというか、成長し合っていつかまた共演したいです。あとは宏規と2人でイベントをしたいんですよね。これはずっと言ってるんですけど、宏規は1人でどんどんでかいところで舞台やってるからなぁ……俺も頑張らなって思う。

既刊『Sparkle vol.42』のインタビューでも三浦さんから井阪さんのお名前が出まして。お二人が共演された今年8月の「Nostalgic Wonderland♪ song & dance show 2020」で、初めてデュエットをされてどうでしたか?と質問したら、「家族みたいなものだから、“初めて感”がゼロだった」と。

井阪:確かに“初めて感”は無かったですね、正直。なんか、素で笑って歌ってましたし、しかも2人で自由に「イェイ!」みたいな、「仲良しアピールしてください」みたいな振付があったので、好き勝手やって。……何やったんやろ、あれ(笑)。
最近は別に毎日LINEしてる訳でもないんですけど、野球の試合があると連絡を取るんです。お互い野球が大好きで、宏規が巨人ファン、俺が阪神ファンで。阪神×巨人戦の日は、裏実況みたいなLINEをずっとしています(笑)。

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ドラマでは「最高のクリスマスをみんなで作ろう!」ということが掲げられましたが、井阪さんにとって最高のクリスマスとは? 理想の過ごし方でもいいです。

井阪:彼女と過ごしてみたいな。一回も女の子と過ごしたこと無いんです! もういつも友達と一緒に…… “寂しマス会”って言うんですかね? それをしていて。でもいつかデートしたい! 別に彼女じゃなくても友達とでもいいんですけど、イルミネーションとか観に行って、「綺麗やな、イルミネーション」って会話をしたいんです。「クリスマスにチキン買おうか」みたいな(笑)。
でも上京してからは本当にありがたいことに当日にイベントとかがあったので、プライベートでクリスマスを過ごしてなくて。だから毎年クリスマスにはたくさんの人と会えて、寂しくないんです。毎日楽しいけど、クリスマスはより楽しい一日を過ごしたい!

井阪さんは「ぼくたちのあそびば」にも出演されていますが、番組でもドラマについては触れてもらえそうですか?

井阪:団長(高橋健介:健介軍団団長)が収録の時にめちゃくちゃ話してくれるんですよ! 「郁巳はもう『姉ちゃんの恋人』出てるからねぇ」とかイジってくれたり。みんなきっと観てくれてるんじゃないかな。健介くんが「またおもろいドラマ出よったな、毎週観るわ」ってLINEをくれて。
僕、自粛期間中の「あそびば」でたくさんの人に知ってもらえたんです。「『あそびば』観て郁巳くんに惚れました」とかお手紙頂いたり、主婦の方がお子さんと一緒に観てくれて、「微力ではありますが応援してます」みたいなメッセージも本当に嬉しくて。番組を観て2.5次元舞台にハマる人もいるし、そこからドラマを観てくれてる方も多いので、「あそびば」の存在はめっちゃ大きいです。

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最終話に向けて、新之助の見どころはどういうところに?

井阪:新之助の情緒に注目してほしいですね。「新之助、何考えてんねやろ?」って。悩んでるはずなのに、「え、怒ってる?」みたいな瞬間とかもあって。彼の感情が豊かになっていくんですよ。ドラマ後半になって、周りの人の恋の話を聞いたりして、新之助自身も何か変わっていくかもしれないですし。
とにかく、「新之助元気出せよ」って思ってもらえるように、常に新之助でありたいなと思います(笑)。ワンシーンでセリフを喋っていない時でも、新之助の表情が気になってしまうような、そう思ってもらえる存在になりたいですね。

視聴者の皆さんには見守っていただくイメージで?

井阪:そうですね。最後まで新之助を盛り上げてほしい! もし新之助が落ち込んでたら、「#がんばれ新之助」ってハッシュタグつけて応援してほしいです(笑)。そしてそのタグから“井阪郁巳”という役者に繋がればいいなと思います。是非皆さんで見守ってください! お願いします!

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いさか・いくみ
1996年2月3日生まれ、奈良県出身。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』 忍足侑士役、ドラマ「あなたの番です」 クオン役、
ミュージカル「SUPERHEROISM」、「Nostalgic Wonderland♪ ~song & dance show~ 2020」など多数。2021年5月、ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』への出演を控える。

井阪郁巳サイン入りチェキを2名様にプレゼント!

応募方法:
①Sparkle公式Twitterをフォロー
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※応募締切:2021年1月4日(月)23:59まで
※当選者にはTwitter DMにてご連絡差し上げます。

火9ドラマ「姉ちゃんの恋人」

【脚本】岡田惠和
【出演】有村架純 林 遣都 林遣都 奈緒 髙橋海人(King & Prince) やついいちろう(エレキコミック) 日向 亘 阿南敦子 那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.) スミマサノリ 井阪郁巳 南出凌嘉 西川 瑞/和久井映見/光石 研 紺野まひる 小池栄子 藤木直人
【公式サイト】https://www.ktv.jp/anekoi/
【公式Twitter】@anekoi_tue21

第9話(最終回)

フジ系にて
12月22日(火)後9:00〜9:54放送

テキスト:田中莉奈
写真:田代大樹

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