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帰任が決まって

夫の会社より、帰任命令が出た。コロナ禍で様々な企業の駐在員が大勢帰国しているので予感はしていたが、心がざわついて何も手につかない。

一時帰国は何度もあったし、日本が恋しくて仕方がない日も多かった。高齢の両親の事を考えると、リモートワークで地元に住めるのも好都合なのに、気持ちが追いついていかない。

平成元年に消費税に慣れぬまま、バブル時の華やかさを引きずったまま日本を出てから32年。能天気なズレまくった感覚で、日本の生活は厳しいだろうな。美味しい物を食べに帰るだけの観光としての日本が生活の場となる事に実感が湧かず戸惑うばかり。

数年前、年金事務所に行った際、将来もらえる金額が2万少しだと言われ、”それは年ですか、月ですか” とボケた質問をしてしまい、”年金ですから”と冷たく返答され、撃沈した。

海外でかけていた年金はリーマンやコロナで目減りしてしまい、あてには出来ない。

夫とは海外で出会い、40代で結婚したので、日本で一緒に住むのも初めての経験。どうなる家なし、家具なし、年金なし!
これだけないと、もう下手な物は要らない。笑

思い出は心の中にだけ残し、どんどん手放していくのはある意味清々しい。過去への執着は時間の無駄。まっさらな新しい時間を楽しもう。

どうにかなるさと言い聞かせ。。。



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