谷口広樹さん、どうぞ安らかに。

谷口広樹さんが、去る8月30日に北海道の大学での講義中に大動脈剥離により亡くなられました。
突然の訃報に、私共も激しいショックを受け、言葉が出ない日々でした。
奥様を始めご家族の皆様、学校関係者の皆様、谷口さんの友人知人の方々、多くのファンの方々に心より追悼の意を表させて頂きたく存じます。
そして、現在個展を開催中のヨロコビtoギャラリーの方々のご苦労をお察し申し上げます。
「谷口広樹」という大きな才能を失った私たちの心の中の喪失感は、埋めることができないショックな感情を呼び起こされました。
当画廊の三人のスタッフの内、二名が谷口先生の大学の教え子で、彼らの哀しみもはかりしれません。以前から彼らの敬愛の情を通して、谷口氏の作家としてだけでなく教師としての力量にも感じ入っておりました。
常に創作意欲と前進の気鋭に溢れていらした谷口氏が道半ばで倒れられた事、本当に残念な思いに耐えませんが、様々な場所、様々な人々と、余人には真似のできない多大なご経験をなされたことと存じております。
また、先週には酒井孝彦教授を若くして亡くされた東京工芸大学の関係者の皆様、教えを得たたくさんの学生の皆様のお気持を察するにあまりある思いです。
谷口広樹様、酒井孝彦様、どうぞ安らかにと、お祈り申し上げます。