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SOUND OF WHISKY VOL.18 TENDREお勧めの楽曲とウイスキー

【第75夜 オールドパー シルバー】

本日もはじまりました、サウンドオブウイスキー。
この番組は、私TENDREがKiss FM KOBEのスタジオからお送り致します。

ということで9月になりました。8月夏、皆さんいかがだったでしょうか。地域によってはまだ暑さが残るところもあるかもわからないですけど、今8月後半くらいに録ってるんですけども、ちょっと涼しい感じが気持ちいいかなっていう季節になってきましたけど、いかがお過ごしでしょうか。秋好きとしてはたまらない感じになってきてますよやっぱり。涼しいからなんかエモーショナルな匂いするなぁみたいな(笑)ことを思いながら元気よく過ごしております。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今夜の1曲目にいこうかなと思うのですが、やっとですね。このコーナーというかやってきました。今月はこれまでにキスナーの皆さんからお寄せいただいた 【皆さんの思う「ウイスキーに合う1曲」】をここでお送りしていきたいと思います!

Kissネーム すごい顔さん。前回寄せてくださったんですけど、すごい顔さんが思う「ウイスキーに合う1 曲」。その時にもお話しましたけども、メロウな曲で僕もすごい好きなギターを弾きながら歌ったりとかする方なんですけれども、個人的にも好きな方だったので、すごい顔さん、名前もすごいですけれども、すごい顔さんのセレクトすごく嬉しいなと思って、リクエストにお応えしようと思いましたので選びました。
では、まいりましょう。ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。
Kissネーム すごい顔さんのセレクトでお送りします。
Melanie Fayeで「It’s a Moot Point」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲するというコーナーです。

9月に入りまして、新しいテーマでいきますよ!
今月のテーマは【ウイスキーを愛した作家】です。

作家とウイスキー、これもミュージシャンとウイスキーの関係のようにかなり親密なものがたしかにありそうだなと私も思います。

そんなテーマのもと、本日ご紹介するウイスキーはこちら。
【オールドパー シルバー】

【オールドパー】が生まれたのは、19世紀後半。
スコットランド・スペイサイド地方が産地のブレンデッドウイスキーです。

1873 年、明治維新の立役者である岩倉具視が、使節団として訪問した「イギリス」からオールドパーを持ち帰り、日本へ紹介されたと言われています。
日本では多くの政治家が愛好していた【オールドパー】ですが、時代小説、歴史小説の作家である「池波正太郎」もこの【オールドパー】を愛した一人。

「池波正太郎」の代表作「鬼平犯科帳」や「真田太平記」など、日本の歴史ものといえば、日本酒のイメージがあるかもしれませんが、本人はかなりのウイスキー愛好家であったと言います。

「筆がのって来て、ぐんぐん書けているときは、古いベニー・グッドマンのレコードをかけながら、ぐいぐいとウイスキーを飲み、飲みつつ書くことが一年に数回はある」という話が残されているくらいです。
まぁ音楽制作の間に飲みながらっていう人も結構多いのかな?制作中に飲むというかちょっと気付けで飲んでから頑張るみたいな人がまわりにもいたりしますし、僕は飲みながらやっちゃうといい感じになりすぎちゃう時があるので、でも意外と年に1回くらいはちょっと今日は飲みながら歌詞書くかって時も僕もたまーにあったりします。

【オールドパー シルバー】は2015年に日本の市場向けに販売されている【オールドパー】のレギュラーボトル。

バニラの風味と、ドライフルーツのようなフルーティーな香りがあり、スムースでまろやかな味わい。そして、さらりとしたキレの良い余韻が残るウイスキーです。

おススメの飲み方は【オールドパー シルバー】を冷凍庫でキンキンに冷やしておいて、
ウイスキー1、ソーダ3のハイボールにするのがおすすめです。

ということでスタッフの方が今キンキンに冷凍庫で冷やしてくださったオールドパーをお持ち頂きましたので、さっそく作ってみようと思います。
氷がカランカランという音を入れたらどうなんじゃないかなというスタッフの提案があったので、【氷カランカラン】いい感じです。OKを頂きました。
まず1対3ですね。この収録はほんとに危ないですね(笑)。すみません、飲む前に笑いが…いただきます。
【香り嗅ぎ中】ふんふん、たしかに香り自体はスッキリした感じの印象がありますね。ドライフルーツっていってたような程よい甘さのようなものを感じました。
【試飲中】うわぁ!これはどうしよう。めちゃくちゃ美味いかも!いいですね、キンキンに冷えてることによって、味が引き締まってるような印象が非常にあるような気がしますし、バニラの風味っていう先程のドライフルーツと相まってか、甘さのちょうど良さというんですかね、そういうものもありますし、飲んだ時のスーッと溶けていくような印象っていうのが非常に飲んでいて心地いい。わぁ~これはちょっと近年の中でもヤバいかもしれないですね。ありがとうございます。

このウイスキーにどんな曲を充てようかなというふうに思いましたけれども、改めてウイスキーに浸りながら書き物をするって事だったりとか、この浸るってことは非常に大事なポイントだなと思ったところと、このベニー・グッドマンを聴きながらっていうところはひとつ共感を覚えたとこもあったので、僕もビックバンドサウンド聴きたいなっていう時だったり、そういう時によくかける方をご紹介しようかなと思います。
私が選んだのはこの曲です。Sun Raで「Hour Of Parting」。

お届けしたのはSun Raという作曲家なのかな、JAZZ作曲家でバンドリーダーだったりピアノだったりシンセサイザーだったり、色んな楽器を演奏する方なんですけども、おもしろいんですよね。JAZZっていうフィールドではあるんですけど、すごく先進的なものを色々取り入れたりしていて、ビックバンドサウンドで聴いていても、その中でおもしろい音が鳴ってたりとか、そういうところで僕はすごくよく聴いてた方だったんですけど、もしかしたらSun Raという方もウイスキーを飲みながら作曲をしていたかもしれないし、そういったところをロマンを描くというか、そこもまたひとつ楽しむポイントなのかもしれないなとか色々思いながらご紹介しました。

今夜もキスナーの皆さんからのメッセージご紹介しようと思います。
Kissネーム glycineさん『太朗くんこんばんは。まだBillboard Yokohamaの余韻に浸っている今日此頃です。第2希望と第3希望の曲が聴けてとってもステキな夜を過ごせました。本当ならば神戸や京都の弾き語りも観に行きたかったです。』
とメッセージ頂きました。アルバムも心待ちにしていますというお声も頂き、非常に嬉しい。Billboard Yokohamaだったり、それこそ京都・神戸弾き語り8月の最初行きましたけど、ほんとだったら、皆さんお酒とか飲みながら、ゆっくりピアノソロ弾き語りを聴くってそういう機会もなんかちょいちょい出来たらいいなぁと。Billboardはお酒とかありましたけど、また弾き語りとかで皆さんがウイスキー片手にカウンター越しで聴くとか、そういうのやれたらいいなってことを思ってますのでぜひその際は遊びに来て頂けたらなというふうに思っております。

キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」を、ぜひメッセージで教えてください。リクエストを採用された方、またはメッセージを読まれた方には、私TENDRE の直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にあります Sound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」から あなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。お待ちしております。

9月4日、明日になるんですけど、東京では日比谷野音という所でオリジナル・ラブのワンマンが開催されるわけですが、そこのゲスト出演が私TENDRE決定したということで明日東京でオリジナル・ラブのステージであの曲をやるんじゃないか!というところでぜひ会場にいらっしゃる方はご期待頂ければと思いますし、アルバムも今月9月14日が「PRISMATICS」というTENDREの新しいアルバムのリリース日ということで、いよいよ近くに迫ってきましたから、ぜひ楽しみにして頂けたらなと思います。
それではTENDREでした。

【第76夜 ボウモア 12 年】

ということで9月10日。私は最近ちょっと緊張しているんですよ。なぜかっていうと、アルバムがもうちょいで出るんですよね。9月14日にTENDREの新しいアルバム「PRISMATICS」という作品が出るんですけども、もう4日後ですから。1年ぐらいかけてアルバムを作るわけなんですよ。去年はだいたい同じ9月後半くらいにアルバムを出したんですけども、それが終わって、ツアーをやって、11月後半くらいに落ち着いて、12月くらいからまた曲を作り始めてきて、もういうんだったら2021年の12月から始まってる物語が、1年弱ですけど、9月にきてようやくここまで作ったものが、僕が出してきたものを大っぴらに出すってとこなんで、ちょっとしたイイ緊張感、ワクワクもありながら、みんなどういう感じで聴いてくれてるのかなっていう、色んな想いが入り交じる4日前ということで、それはそれでこういう緊張感を楽しんでいこうかなと前向きに考えているそんな夜でございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今月はこれまでにキスナーの皆さんからお寄せ頂いた【皆さんの思う「ウイスキーに合う1曲」】をここでお送りしていきたいと思います。楽しみです。

今週ご紹介するのはKiss ネーム生姜焼きと味噌汁大さんが思う「ウイスキーに合う1曲」。
先週に続き名前が個性的ですね。この曲は僕もすごい大好きでよく聴いているシンガーの方なんですが、特に聴いたのが2年前くらいですか、自宅にずっといる時期があったわけじゃないですか。その時に気持ちいい曲というんですかね、ずっと聴いていたい曲っていうところでこの1曲だけループしてた時期もあったりとか、昔のディズニーの映画で使われていた曲を題材として使って作った曲だったりとか、まぁ好きと好きの融合みたいなところですごく聴いていた曲なのでリクエストせっかく頂きましたし、改めてご紹介したいなと思います。
ウイスキーと過ごす時間に、こんな曲はいかがでしょうか。
Kiss ネーム生姜焼きと味噌汁大さんのセレクトでお送りします。
bruno majorで「Regent's Park」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲するというコーナーです。

9月は、【ウイスキーを愛した作家】がテーマです。

そんなテーマのもと、本日ご紹介するウイスキーはこちら。
【ボウモア 12 年】

今日も「元町ウイスキー」さんに色々教えていただきました。ではまいりましょう!

スコットランド・アイラ島で、1779年にスタートした「ボウモア蒸留所」。
200年を超える伝統と技術で「アイラの女王」と讃えられる別格の存在です。

この「ボウモア蒸留所」を訪れ、自らの著書にその実体験を記しているのが、作家・村上春樹氏。

『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』という著書にはこんな一節があります。

「ボウモアは非常に古式豊かな作り方をしている。頑固というか、いくら時代が移ってもやり方を変えない」
「ボウモアのウイスキーにはやはり人の手のぬくもりが感じられる」
「暖炉の火の前で、古く懐かしい手紙を読んでいるときのような静かな優しさ、懐かしさが潜んでいる」

というふうにおっしゃってるそうです。これは非常に沁みるというものだったりとかこの文章だけでも香りを感じられるようなそんな気がしますね。

【ボウモア12年】は、ピーティーなスモーキーさと、ほのかなレモンやヘザーハニーの絶妙なバランスの味わい、ダークチョコレートのフレーバーもあり、あたたかい口当たりのウイスキーです。

【ボウモア】のおススメの飲み方はストレート。
個性が強いアイラモルトの香りや味わいをダイレクトに楽しむことができます。
アイラウイスキーを飲みなれていない方へは、ハイボールもおすすめです。

ボウモアの町はシーフードが有名で、村上春樹氏の著書にはこう書かれています。
「名物の牡蠣にシングルモルトをトクトクと垂らし、そのまま口に運ぶ。至福である。」 と。

いや~そんななんちゅう贅沢な時間というんですか、想像しただけでもちょっとゴクンとなってしまうようなそんな文章でお伝えしましたが、さっそくこちら試飲がご用意されてますので、村上春樹氏が味わったその味を頂いてみようと思います。

僕もストレートで飲むのが意外と好きなので、ちょっとストレートで頂いてみようかなと思います。
【香り嗅ぎ中】あっ、はいはい。香りはそうですね、先週の甘さとはまたちょっと違ったものですけれども、スモーキーな芳しい香り、香ばしさがスーッと入ってくるような印象の香りですね。
【試飲中】おお~いいですね。前にも紹介したんですけど、六甲山あったじゃないですか、あれに近いスモーキーな感じ、ピーティーなスモーキーってまさにそういうことで、嗅いだ時に燻製に近いような香りというんですか、香ばしさがあるんですけど、飲んだ時に口当たりの丸さだったりとか、でもこの余韻がスーッと結構早い段階で抜けちゃうんですよね。それがいい儚さみたいなものがあったりして非常にストレートで飲んでもかなり飲みやすいんですけど、この香ばしさと甘さのうまい絶妙なバランスってのがどんどんすすんでしまう要因になってしまうんじゃないかなと思います。わぁこれは非常に贅沢な味わいですね。ありがとうございます。

ということで私はこのウイスキーに対してどんな曲を充てるのかっていうところが仕事なわけですので、さっそくご紹介したいんですが、まさにこの手紙っていうのがキーワードになったというところがありましたので、まずは聴いて頂こうかなと思います。
私が選んだのはこの曲です。Japanese Breakfastで「Paprika」。

お届けしたのはJapanese Breakfast「Paprika」でした。ある雑誌の中で対談をさせて頂いたこのJapanese Breakfastというアーティストなんですけども、ミシェルという女性の方でフィラデルフィアが出身の方なんですけど、彼女が作っている曲の事だったりとかフジロックに出演していたアーティストではあるので、その時にも色々お話を伺ったりしていたんですけど、この「Paprika」という曲を作っていた経緯を聞いたりとか、彼女が曲を作る上で『私はすごく歌詞を大事にしている』ってことを仰ってたんですね。それは自分が色んな体験がある中でそれを経た上で自分が届けたいメッセージだったりとか、それが手紙を書くっていうようなことを仰ってたんですね。手紙を書くようなつもりで歌詞を書いていてって話をしていたのをふと思い出して、彼女が曲として書いた手紙っていうものがお酒を飲みながら、例えば色々思い返すものだったりとか、それがウイスキーと繋がってくるものがあるんじゃないかなという僕なりのインスピレーションというんですかね。そこで改めてご紹介させて頂いたというところで、どうでしたかね。彼女が伝えたいメッセージきっと皆さんにもしかしたら伝わったかもしれませんし、そういったものを噛み締めながらウイスキーを飲むっていうのもまたすごく素晴らしい時間なんじゃないかなというふうに思います。

キスナーの皆さんからのメッセージ今夜もご紹介したいと思います。
Kissネーム伊藤宏樹さん『先日の京都ライブを行ってきた夜です。まさにウイスキーを飲みながら見たいムーディーかつ温かみがあるライブでした。いつかこの番組でもライブとか期待します。一番前で失礼しました。』
一番前で見てくださってたあの方かな。色々思い出す夜でもありますけれども、ねっ、一度だけこの番組でやらせてもらいましたけど、ほんとだったらこれが叶うもんかどうかわかんないですけど、リアルタイムでやれたりとかね、そういうのもいつか実現出来たらおもしろいんじゃないかなと思いますので、長い目でお待ち頂ければなぁというふうに思います。

キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」を、ぜひ引き続きメッセージで教えてください。リクエスト曲が採用された方、またはメッセージを読まれた方には、私TENDRE の直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にあります Sound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」から あなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。お待ちしております。

冒頭でもお話しました4日後、9月14日いよいよTENDREのニューアルバム「PRISMATICS」がリリースされますよ、というところでいい緊張感が漂うそんな4日前ですが、ツアーもあります。11月18日は大阪BIG CATというところでツアーで再会できるのも楽しみにしております。
それではTENDREでした。

【第77夜 ディンプル ゴールデンセレクション】

9月17日ということで、私事ではございますが、9月14日に無事TENDREニューアルバム「PRISMATICS」がリリースされました。お聴き頂いていますでしょうか皆さん、どんな感じなんでしょうかね。9月17日ってことですから、もう秋に差し掛かってるというのか、だいぶ夏の暑さから少し和らいできて涼しくなってきたのかなという感じはありますけども、秋にアルバムを出すってことが非常に多い私なんですが、そういう秋に色々浸れる音楽っていうものがあるといいよなっていう、自分自身の曲もそういうふうにあれたらいいなってことを思いますし、色んな秋があるわけじゃないですか、食欲の秋とか読書の秋とか芸術とか色々言うわけですから、その中にどうか音楽の秋というものをぜひ盛り込んで頂けたらとそんな事を思う夜でございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今月はこれまでにキスナーの皆さんからお寄せ頂いた【皆さんの思う「ウイスキーに合う1曲」】をここでお送りしていきたいと思います。

今回はKissネームDoradaiさんが思うウイスキーに合う1曲。
この曲も私ほんと非常に大好きな曲というんですか、皆さんのリクエストを見ていると結構プレイリストとかで僕たまに曲を紹介するんですけど、紹介というのか「この人めっちゃ良かったよ」とかそういうのをよくプレイリスト載せてるんですけど、だいたいそこに載せてる方の曲が結構多いというのか、ここが共通して好きなものっていうところで、それもそれですごく嬉しいので改めてご紹介させて頂きたいなと思います。
非常に大好きな女性シンガーです。それではまいりましょう。
ウイスキーと過ごす時間に、こんな曲はいかがでしょうか。
KissネームDoradaiさんのセレクトでお送りします。Laufeyで「Someone New」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲するというコーナーです。

9月は、【ウイスキーを愛した作家】がテーマです。

そんなテーマのもと、本日ご紹介するウイスキーはこちら。
【ディンプル ゴールデンセレクション】

【ディンプル】のシリーズは実は7月のオンエアでも一度ご紹介をしております。
通常のディンプルというのか、今回はゴールデンセレクションというところで、見た目が特徴的なんですけど、ボトルが3面になっていて、えくぼのような窪みがあるカタチが特徴的な一本です。

ではこの【ディンプル】どんな作家との関わりがあったのか、みていきましょう。

スコットランド・ローランド地方に蒸留所をかまえる
ブレンデッド・スコッチウイスキー、「ディンプル」。

名門、ヘイグ家が設立した蒸留所から誕生した「ディンプル」ですが、
アメリカでは『ヘイグ・ピンチ』という名称で愛されていました。

小説「エデンの園」の中で、この『ヘイグ・ピンチ』をソーダ割で飲むシーンを描いたのが アメリカの小説家「アーネスト・ヘミングウェイ」です。

酒豪としても知られていたヘミングウェイは、作品の中で何度もスコッチウイスキーを登場させていて、ヘミングウェイ自身もバーで隣に居合わせた女性に真剣にウイスキーサワーをすすめるなど、ウイスキー好きな一面を覗かせています。

【ディンプル ゴールデンセレクション】は、選び抜かれた30種類のグレーン原酒とモルト原酒が使用されている、しなやかで豊潤、スモークの香りでコクのあるウイスキーです。

キャラメルのような甘味とほのかなスパイス、そしてわずかなバニラオークが感じられます。

おススメの飲み方は、ハイボールです。
【ディンプル】は加水に強く、ソーダで割ってもその味が薄まることのない力強さを持っています。ソーダによって、キャラメルのような香りが開くので、甘く華やかな味わいを楽しむことができます。まさにヘミングウェイの作品の中と同じ飲み方ですね!

ということで今回もしっかり冷やして頂いた氷、炭酸水と色々持ってきてくださいました。
グラスをちゃんと回して氷で冷やすっていうのが非常に大事ということを、この1年ちょいで学びました。しっかり冷やす。バーの方よく回してますよねマドラーとかでね。
【注ぎ中(トクトクトク、シュワシュワ)】はい、ありがとうございます!非常にいい音ですね。もうASMRなのか(笑)というところですが、完成しました。さっそく頂きます。
【試飲中】あっ、なるほど。やっぱりハイボールっていう飲み方は非常におもしろいですね。印象が全然変わってくるというのかストレートで飲むと味がダイレクトに伝わってくることもそうですけど、ハイボールにすることによって、香りの広がり方がだいぶ変わってくるというんですかね、ソーダで割っても味が薄まることのない力強さっていうのは非常にわかりやすい言葉だなぁと思っていて、しっかりとした風味の強さみたいなものはすごく感じられますね。これがバニラオークというものも書いてありましたけども、そういったものもそうですし、キャラメルのような甘みっていうのは、いわゆる甘いだけではなくて、その中にちゃんと香ばしさがあるまろやかさだったりとかそういうところに繋がってくるものがあるので、ハイボールにしても、そういった適度な甘さが伝わってくるウイスキー自体の味がちゃんとわかるというようなそんな印象がありますね。前回のディンプルもすごく美味しかったんですけど、ゴールデンセレクションってところで、またより際立つものがあるのかなという印象があります。

ということで今回ご紹介しております【ディンプル ゴールデンセレクション】にどんな曲を充てるのかというところで、色々考えてきました。このヘミングウェイの世界観だったりとか、僕もそこまで熟読出来てるわけではないんですけど、ご自身が非常にウイスキーが好き、しかもハイボールが好きっていうところで、飲んだ味の印象で今回直感で選ばせて頂きました。なんかこの曲を聴きながら飲みたいなっていう僕の直感なんですが、さっそくご紹介したいなと思います。
私が選んだのはこの曲です。スティーヴィー・ワンダーで「If It’s Magic」。

お届けしたのはスティーヴィー・ワンダー「イフ・イッツ・マジック」。
いや~もういい曲なんですよね。このハープと歌だけで紡がれてる感じというんですかね。すごい勝手なイメージではあるんですけど、ヘミングウェイと聞いた時にハープのような華麗な音っていう、そういう印象があったんでしょうね、その作品性なのか。この艶やかな音を聴きながら美しいなっていうものを噛み締めつつ飲むウイスキーっていうのもまたいいんじゃないかなというところで選ばせて頂きました。皆さんのイメージいかがだったでしょうか。

今日もキスナーの皆さんからのメッセージご紹介しようと思います。
Kissネーム ソイラテさん『TENDREさんこんばんは。普段はビールですが、ウイスキーを飲みながら聴きたい曲を想像しながらリクエストさせて頂きます。学生時代に当時流行っていた渋谷系に憧れ、学校帰りの夕暮れの田んぼ道でよくオリジナル・ラブを聴いていました。都会にはこんなにセクシーでソウルフルな曲を作る人がいるんだなぁ』
というようなことを仰ってます。ほんとそうですね。先日も日比谷野音という東京の会場でライブにちょっとゲスト出演させてもらったんですけども、あんなパワフルな人はなかなかいないんじゃないかなという…。僕よりもだいぶ先輩ですけれども、一度お話していて、すごく印象的だったのは『なんかこう新しい曲を出しても僕はずっとフレッシュでいたいんだよね!新人でいたいんだよね。』ということを仰ってたのはすごく新鮮だったというのかずっとそういうお気持ちを持ってらっしゃるというのは素晴らしいことだなと思いますし、それが当時渋谷系と僕はあまりリアルタイムにいたわけじゃないですけど、その時の田島さんのエネルギッシュな部分だったりっていうのはずっと音楽に残されてますし、音楽を残していくっていう素晴らしいところは、その時期のエネルギーだったりっていうのはちゃんとそこに籠もってるもんですから、そういったところを長年楽しんでもらえたらいいんじゃないかなというふうに僕もそう思います。それはきっとウイスキーと一緒だと思うので、引き続き楽しんでいけたらいいなというふうに思っております。

さて、キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」をぜひ引き続きメッセージで教えてください。リクエスト曲が採用された方、またはメッセージを読まれた方には、私TENDRE の直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。
キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にあります Sound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」から あなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。

ということで9月17日。3日前になりますが、14日にTENDREのニューアルバム「PRISMATICS」が無事リリースされたというところで、そういう告知にはなってしまうんですけど、まだ聴いてないって方はぜひ聴いて頂きたい!これが僕の2022年の答えというんですかね、生きていて大変なこともあるし、楽しいこともあるし、そういった日々の機微というんですかね、去年歌ったことも繋がりますけども、色んな表情を知って頂きたいなという想いで作ったものですから、ぜひこのアルバムを聴いてTENDREの色んな一面を知って頂けたら嬉しいなというふうに思っております。
9月24日『GreenroomBeach』がいよいよ来週泉南りんくう公園にて開催されますので、ぜひその会場で再会できることを楽しみにしております。
それではまたTENDREでした。

【第78夜 オールドフォレスター】

ということで9月24日。本日実はTENDREはライブをしてきましたよというところで、『GreenroomBeach』泉南りんくう公園で開催されたフェスに出演してきました。もしかしたら現地でお会いできた方もそうでない方もいらっしゃるかもしれないですが、ライブいかがだったかなぁと思いながら過ごしております。
もうほんとに秋に差し掛かってるというか、この録っている時点でもだいぶ夜なんかは涼しいだったりとか日中もちょっとムシっとはするけど、ギンギンに暑いっていうことはなくなってきてるので9月後半というとだいぶ涼しくなってきてるから、体調だけ気をつけて頂きたいなってことは思いますね。気温の差が激しいというのか急に肌寒かったりってこともあるかもしれないので、皆さんの身体を心配するそんな夜でございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今月はこれまでにキスナーの皆さんからお寄せ頂いた【皆さんの思う「ウイスキーに合う1曲」】をここでお送りしていきたいと思います。

今回はKissネーム 藤紫さん、よく送ってくださる方なんですが、この藤紫さんが思うウイスキーに合う1曲、ご紹介しようと思います。
僕実は初めて聴いたアーティストだったんですけども、非常におもしろいというんですかね、声に惹かれたというのかフランスのシンガーの方なんですが、Eddy de Pretto
という方で、この方の声すごく良かったのでぜひこの番組でご紹介したいなというふうに思います。
それではまいりましょう。ウイスキーと過ごす時間に、こんな曲はいかがでしょうか。
Kissネーム 藤紫さんのセレクトでお送りします。Eddy de Prettoで「Kiss」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲するというコーナーです。

9月は、【ウイスキーを愛した作家】がテーマです。

そんなテーマのもと、本日ご紹介するウイスキーはこちら。
【オールドフォレスター】

今回も「元町ウイスキー」さんに色々と教えていただきました!
では、この【オールドフォレスター】はどんなウイスキーなのか、
そして、どんな作家との関わりがあったのか、みていきましょう。

【オールドフォレスター】は アメリカ・ケンタッキー州のルイヴィル地区が産地のバーボンウイスキーです。

1870年に創業した「ブラウン・フォーマン社」の製品で 『瓶詰めされたバーボン』の第1号です。
それまでは『樽詰め』で販売されていましたが、安いお酒を混入されることが多く、それを防ぐために『瓶詰めのバーボン』として販売されました。

このウイスキーを自らの小説に登場させたのは、アメリカのハードボイルド作家「レイモンド・チャンドラー」。

ハードボイルド小説の代表作である『私立探偵フィリップ・マーロウ』シリーズでは 主人公が「オールドフォレスター」を一杯あおって、依頼主との面談に備えるといったシーンが描かれています。

気合いを入れるための一杯というシーンは確かによくある印象ですね。
ハードボイルド系とウイスキーもどこか親和性があるというんですかね。
クールな面持ちでクッと決めてるようなたしかにそういうイメージはすごくありますね。

そんなバーボンウイスキー【オールドフォレスター】は、他のバーボンに比べて、ライ麦の比率が高いのが特徴です。
やわらかい樽香、雑味や刺激が少なく、口当たりは滑らか。
重すぎず適度なボディーで、バランスの良い味わいのウイスキーです。

【オールドフォレスター】のおススメの飲み方は オンザロックやハイボールです。

今回私はオンザロックですね。失礼します。
【注ぎ中(トクトクトク)】ありがとうございます!非常にいい音を奏でて頂きました。
【香り嗅ぎ中】うん、おっ、たしかに香りは今月色々紹介した甘いものとかに比べるとかなりキリッとした香りが特徴的な気がします。
【試飲中】おお~美味しい!なんだ、これはたしかにかなりパンチがあるような印象がすごくあるんですけども、ライ麦っていうのがどういった味なのかってそのもの自体の味はわからないんですけども、香ばしさっていうのとはまた違うフレッシュな味わいが舌の中にブワーっと広がっていくんですね。それがいわゆる樽香というものなのか熟成されたような味わいというのが非常に口の中に広がっていて、もしかしたら大人の味という言い方がすごくフワッとはしてるかもしれないですけども、これはかなりハードボイルドに近いようなそういったちょっと眉をひそめながらクッとチビチビ飲むというのが一番ちょうどいい、なんだけど…その後にほのかに甘い感じが出てくるのがバーボンの良さなのかもしれないですね。非常にこれは味わい深いです。オンザロックで飲むのが個人的には好きです。ぜひお試しください。

そんなハードボイルド小説を書きましたレイモンド・チャンドラーが愛したこのオールドフォレスターというところで、どんな曲がいいかなと色々考えたんですけども、ライ麦の比率が高いっていうところもそうですし、曲自体にパンチの効いた楽器の音色だったりとかザラつきのある音質だったりとか、そういった中で僕が感じた最後にほのかな甘味みたいなものが非常にあるサックスプレイヤーに紐づくなんてところをちょっと抱きまして、そんなところからこの曲が合うんじゃないかなということで選ばせて頂きました。
私が選んだのはこの曲です。曲名は若干意味深なんですが、ご紹介します。
Paul Desmondで「Lady in Cement 」。

お届けしたのはPaul Desmondで「Lady in Cement 」という曲でした。Paul Desmondっていうサックス奏者なんですね。アルトサックスを吹いてる方なんですけど、ほんとに一貫して音色が甘いんですよね。すごくエネルギッシュにブワァっと吹くってことではなくて、音色は静かなんですけど、確実にその中に存在感というものがあって、その中でずっとそれを探してしまうというか聴き入ってしまうというんですかね、それがこのオールドフォレスターに非常にリンクしたというのか、この曲自体もすごく賑やかな場面もあるんだけど、Paul Desmondが出てくる瞬間に世界観がスッと変わるというのか、そういった移り変わりが非常にこのバーボンを飲んだ時の味わいに近いものがあったので今回選ばせて頂きました。ぜひこれはセットで良ければ一緒に楽しんで頂けたらいいんじゃないかなというふうに思います。

今夜もキスナーの皆さんからのメッセージご紹介致します。
Kissネーム ハタチなりたてさん『こんばんはTENDREさん。いつも素敵なひと時をありがとうございます!ところで私は最近20歳を迎えたのですが、おすすめのウイスキー、飲みやすいウイスキーを教えて頂けると嬉しいです!』
おめでとう!いや、どうなんでしょうね。僕それこそ今月の頭に紹介した【オールドパーシルバー】それが個人的な好みだったというんですかね、それはドライフルーツのような甘みだったりとかバニラだったりとかちょっと甘さのあるウイスキーだったので、もし甘いのが大丈夫だったら【オールドパーシルバー】個人的に僕は結構好きな味だったので飲んでみるのもありかもしれないです。ハイボールにしてというのが一番飲みやすいんですけど、でもお酒ってこう誰かが教えてくれたりとかでやっとわかるもので、レコードだったりとかジャケ買いっていうのも結構ありだと思うんですよね。さっきスタッフの方とも喋っていて、『バーボンとかは結構甘いんですよ』とかそういう前知識はちょいちょいあったら面白いですけど、なんかパッケージカッコいいから買ってみようかなっていうのは僕すごくありかなとは思ってはいて、そっから『あっ、これはちょっと違ったかも…』と思ったとしても一個学びにもなりますし、逆にそれを好きな友達に薦めたりとか色んな広がりは出来てくると思うので、なんかこのボトルカッコいいとかそういうところから探すのも音楽と一緒で一種楽しみの一つでもあるかもしれないので、ハタチなりたてさんはそういった感じで探してみるのも楽しいかもしれないです。だけどほどほどにね、楽しんでください。

キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」を、ぜひ引き続きメッセージで教えてください。メッセージを読まれた方には、私TENDRE の直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にあります Sound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」から あなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。お待ちしております。

9月もあっという間に最終週になりましたから、ツアーが待っておりますTENDREは。大阪BIGCAT11月18日。だったりとか、アルバムももちろん出ましたから、そこも引き続き楽しんで頂けたらってことだったりとか色んなニュースが出てると思うんですね、この段階だと。TENDREのこういう事もやってるのかとかそういう情報もますます出てる時期だと思います。ぜひSNSなども引き続きチェックして頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
それではTENDREでした。

■Kiss FM「Sound of Whisky supported by 元町WHISKY」
OA 毎週土曜 24時~24時15分

■元町WHISKY


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