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「会いにきてよ」Tinderで美女に呼ばれて海外まで行くとどうなるのか

 どうもR2K1と言います。現在上場企業で働いていますが、大学時代は2回留年、1回休学しています。ぼっちで、しかもADHD持ちです。ここはそんな僕がどうやってなんとか生きていけているのかを書いていくnoteです。

下記のページが目次,インデックスです。

大学2留したけど上場企業に入社できた話をしたい

女の子苦手を克服したかった

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 自分で言うのもアレなのですが、幼い頃の私はモテた方でした。

その風向きが変わったのが中学生の頃です。

キリスト教を信仰する家で育ったことと、思春期からくる女性への過剰な意識によって私は女性が苦手になってしまいました。

クリスチャン家庭で育ったADHDの実態がこちら(1)

中学二年生の時に、初めて彼女ができるのですが、デート一回だけして振られてしまいました。

恥ずかしくて一緒にいれなかったんです笑

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この時のエピソードをまた別で書きたいと思います。

(仮)中学時代最大の黒歴史「元カノ」で真の漢になったADHD

高校に入るとまたモテたのですが、一年生ですぐにその後8年付き合うことになる彼女ができてしまいました。

ですので、私の女性苦手意識は大学まで残ったままだったのでした。

マッチングアプリ黎明期

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大学でボッチを果たした私は、仕方なくマッチングアプリに手を出します。

当時のマッチングアプリは「出会い系アプリ」と呼ばれていて、

今と違って雰囲気は暗くてジメジメしたものでした。

Eメールが主流の時代の出会い系サービスのほとんどはサクラだった、というイメージが残っている時代です。

そんな気持ちで手を出す時点で、無意識への「負け組」洗脳が始まってしまうのであまり今でもアプリはオススメしないです。(昔の時代を知らない人はいいと思います)

国産アプリはまだつかってなく、Tinderを使用していました。

その頃のTinderは今と違って有料課金しなければ、全世界のひとと出会うことはできませんでした。

私は暇つぶしに中国に設定してマッチングを開始させました。

中国の日本語ネイティブレベルの女の子に出会う

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するとマッチングしたのが「リンちゃん」でした。

私ははじめリンちゃんは日本人だと思っていました。

なぜなら、見た目は「清水 富美加(幸福の科学に入信した女優)」で、

メッセージの日本語の文法は完璧。

のちに聞くことになる日本語のスピーキングも完璧でした。

よって私の第一印象は

「めっちゃ可愛いけど怪しっ!!!」

でした。

美人局のたぐいだろうと決めてかかっていました。

ところが、このリンちゃんはめちゃくちゃワガママでした。

私はボッチだったため情けなくもそのワガママに全て付き合ってあげていました。

「こんなに面倒くさい子だったら詐欺に使えないだろうな...」

私は逆に手のかかるリンちゃんへの警戒心を弱めていったのです。

毎日LINE。毎晩ビデオ通話

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Tinder上でのやり取りは終えて、私たちはWeChat(中国のLINE)でやり取りをしていました。

毎時間メッセージをやり取りし、毎晩ビデオ電話をしました。

そんな時間が半年続きました。

その頃になると私たちの関係はエスカレートしていて、

毎晩朝まで通話を繋ぎっぱなしで寝落ちするまで話し続ける、という状態でした。

リンちゃんからは

「次はどんな髪型にしたらいいかな?」

と聞かれ私はショートが好きだよ、と伝えるとその次の日には彼女はショートにしてきていたりしていました。

余談ですが...
女性は男性に心を許すとなぜ、次の髪型を聞くのでしょうか...?
今まで出会った全ての女性が同じ質問をしてきていました。
ですから、職場の方に「次の髪型どうしよ」と軽く聞かれると、
私は大変ドキィィとします。

悪ノリから旅券購入

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ある日、テレビ電話をしている際に

「ねー。中国来て遊ぼうよ」

と言われました。

今までなんとなく避けていた話題でした「実際に会う」と言うのは、お互いにとって叶えたいような、叶えたくないような、複雑な夢だったのです。

私は悪ノリの即答で「いいよ」と答え、その後30分以内にチケットを取りました。

私はついに、彼女に会いに行くことになったのです。

いざチャイナ

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乗った飛行機が離陸するときに、ガタガタ揺れますよね?

そのガタガタで私はハッとしました。

「絶対に美人局だろ!!!」

おかしな話です。

たまたまTinderで出会った女性がめちゃくちゃ可愛くて、

しかも日本語がペラペラ。

境遇を聞いてみると、孤児で、養子として育てられ、

今は自分でバイトして学費を稼ぎながら専門大学に通っている...

アルバイトで日本人向けのキャバクラで働いている...

「出来過ぎでしょ笑」

キャバクラバイトは本当だとして、他が怪しすぎる!

私は急にバットに入ってしまい、フライト中の時間ずっと酔っていました。

気晴らしに映画を見たのですがよりによってその映画は

「鑑定士と顔のない依頼人」

というラストが超絶鬱で大評判のものでした。

深センで初対面。そして...

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飛行機から電車に乗り、待ち合わせ場所である深センまで向かいます。

途中、中国で英語教師をしているイギリス人にお世話になりながら、なんとか深センに着きました。

その英語教師のおかげで私はメンタルを持ち直しました。

慣れない外国人を気づかえる、外国人になりたいですね。

そして、ついにその時が来たのです。

昔から不思議だと思うことがあります。

どうして初めて会う二人なのに、

待ち合わせ場所で顔を合わせた瞬間に「この人」だと分かるのでしょうか?

距離にして100mは離れていたと思います。私は遠くにたたずむリンちゃんに気がつきました。

途端に走り寄って、熱いハグをしました。

「会いたかった...」
「私も...」

いや、みなさん。これ本当の話ですからね!?

頭の中でこれ前の人生の恋愛で感じたことがないほどの、熱い沸騰が渦巻いていました。

あれを超えられる「恋愛圧」は今後も発生しないんじゃないかと思います。

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 その後、リンちゃんと私は深センでデートをして、本格ヤムチャを食べて、二人で一緒に寝ます。2泊3日です。

当時の深センは「ハードウェアのシリコンバレー」と呼ばれ始めた頃でして、私は「PCパーツビル」が見たくてもともと旅行しようと思っていたのでした。

よく思い出すワンシーンがあります。

LEDばっかり売っているビルに二人で歩いていた時、

ビルの廊下をおもちゃの車で走り回る4才くらいの子供がいました。

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そのビルは日本でいうと「デパート」のような作りと雰囲気の場所ですから、

当然日本でこんな子供がいたら誰かに怒られるでしょう。

「いいな〜中国自由だな〜ADHDの私でも受け入れてくれそう」

そんなことを思いながら、楽しくなった私はその子を追いかけるごっこ遊びを始めます。

リンちゃんはそんな私を見てすごく「切なそう」で「幸せそう」な表情を見せました。

「2R1Kくんは本当にいい人だね」

綾波レイかリンちゃんか、というぐらい切ない言い方でした。

この先の話の概要

 さてこの先のお話は有料パートになるのですが、あらすじだけ紹介します。

・夜ベッドの上で彼女が身の上話を語る
・プレッシャーをかけられ2R1K萎える
・リンちゃんメンヘラ化
・日本で再会
・破局

以上です。こうやってあらすじにすると、自分にとっては貴重な体験でも「よくある話」にまとめられてしまうのだなと思いました。悲しい。

でも、「よくある話」をどう人に語るか?何に心を痛めたか?と創意工夫を凝らすことが、文学や芸術なのだと思います。

実は、ここまでの話と話し方が私は好みではありません。

ここまで私は読み手を「マッチングアプリで海外の人と仲良くなりたい人」だと想定して書いてきています。

そのターゲットが一番検索していそうだったからです。

ですから、ここまではそういった人たちのニーズを満たす内容を書いてきました。

ここからの話はちょっと違います。精神的な話題に変わります。

精神的な話題、という視点から見るとこれからの話のあらすじは、次のように変わります。

・リンちゃん自分の重荷を2R1Kに分ける
・2R1Kその重みに耐えきれなくなる

そんな話です。

「Tinderで会った人に会いに中国にまで会いにいった」

この話は飲み会の席ではキャッチーです。

でも、何回も擦り倒された武勇伝ネタでしかないです。

武勇伝よりも私がこの話で伝えたい内容があるので、その話をここから紹介させて欲しいです。

「タクシーか電車、どっちにしようか?」

 ハグをしてから次にリンちゃんに聞かれた質問です。

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