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固定ギアの自転車

”ギアが一つでフリーが付いていない固定されたもの”それが固定ギアの自転車通称”固定車”と呼んでいます。
ピストと何が違うのかと言えば
①ギア比
②フレームジオメトリー
③ブレーキ
④ペダル
ピストは短い距離を競技場で走るようで作られているので、公道を走るのには向いていない。特にアップダウンのある道やGo and Stopを繰り返す街中、ちょっと遠出したい自転車としては向かない。
なので、”ピストですか?”って言われると”固定ギアの自転車です”若干面倒な人になります。
ここでは固定車と呼ばせてもらいます。

固定車について

今で4台目の固定車です。
最初の1台は2005年に先輩から譲ってもらいましたが、その後フレーム2007、2014、2019年と全て細山製作所でオーダーして作ってもらいましたが基本的パーツは最初から変わっていません。(チェーンリングとコグの大きさが変わっただけ)
時代に流されない自転車というか時代に取り残された自転車とも言えますね。

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初めてオーダー固定車
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3台目の固定車
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現在の固定車

①ギア比は前46後16で2.55、②のフレームジオメトリーはロードバイクのに準じて作られていますが、ハンガー下りがロードに比べて高くなっています。これはコーナーでペダルが下支点になった時に地面と接触するのを回避するためで、クランクも165mmにしてあります。
③のブレーキは法令で定められているので付けているというよりか、安全面からですが、ブレーキあればどこでも走れる。
④のペダルは脱着が楽なのでSPDしています。これらの仕様はとことん乗ることを想定したものです。
このギア比とロードボジションなら慣れれば200kmぐらいは余裕ですし、コースも長い激坂でなければほぼどこでも行けます。

固定車に乗る理由

いろんな理由がありますが”乗っていて楽しい”これにつきます。
固定されたギアは不自由なところもありますが、この制限あるのがまた楽しいです。具体的に何が楽しいかを個別に書き出すとキリがないのでここでは省略します。(笑)
トレーニングにいいのかは分かりませんが、下坂では高回転でペダルを回さないといけないので、しっかりとした体幹とスムーズな脚の動きのスキルが必要。プラス、休めない下のお陰で心肺機能も向上するかも?(笑)
それとパーツがシンプルなのでちょっとやそっとでは壊れません。なので私は海外へ行く時はこれで輪行します。

固定車は乗れば分かる楽しさのなので一家に一台は用意しておいても損はないと思います。

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