自分を振り返る③ 高校時代


共学進学校の一番いいところに進学したが、
周りはみんな頭がいいので、
ついていけるか若干の不安もあった。

その不安は的中!?
数学では点数が取れなくて
再試になったりした。

しかし、転んだらタダで起き上がらないのがわたし。
数学の苦手を克服すべく、
数学の先生に執拗に質問に行き、
100点を取ったりもした。

けど根っからの文系で、
得意な科目は国語・英語・地理だった。
あとは体育・芸術系。

友達には恵まれ、すごく楽しい毎日になった。
わたしにはどうやらクラスの女子全体(男子までは無理)
をまとめる力があるらしく、
お弁当を食べるのを最初は仲良いグループで食べ始めたが、
「みんなで一緒に食べよう」と提案したら、
グループではなく、全員で食べるスタイルとなった。

思えば中学の時も、
クラスの女子を全体で仲良くできるように
持って行ってるところがあった。
「集合写真を撮ろう」と提案するのも、
なぜかだいたいわたし。

友達の誕生日を祝うのが好きで、
友達のサプライズ誕生日会を毎回企画していた。

どんな風にやるか考えるのが楽しくて、
友達が喜んで、涙を流す姿を見ると嬉しくなった。

修学旅行の時、ちょうど自分の誕生日で、
当日の昼間に何かしようかな~と思っていたら、
クラスの女子全員が日付が変わった
夜中の0時に部屋に集まってお祝いしてくれた。

完全に無防備だったので、
人生史上最大のサプライズになった。
クラスの男の子からもメールが来たりして、嬉しかった。


高校の時にハマったのは、お笑いとディズニー。
お笑いをビデオに撮って、
繰り返し見て、
ネタを覚えて友達とずっとそのネタで盛り上がっていた。

お笑いとの出会いは、
冗談とかも平気で言えるようになったし、
ボケとツッコミが分かったりと、
世界が広がってとても楽しかった。

人を笑わせるのも、
自分が大笑いするのも大好きで、
高校生の時なんて、箸が転んでもおかしい年頃で、
何しても大爆笑していた。

笑い声がパー子みたいだったり、
引き笑いだったりで、
個性的で響くらしく、
校庭で笑っていると、
校舎にいる友達に
「さっき校庭で笑ってたでしょ?笑い声、聞こえてきたよ」
と言われるほどだった(笑)


ディズニーランドには子どもの頃から、
家族で毎年行っていたのもあり、
大好きな世界だった。

特にパレードに感動していて、
中学で新体操をやったこともあって、
パレードのダンサーになりたいという夢を思い描くようになった。

「感動」することが好きで
人を感動させるところに惹かれたのだと思う。


ディズニー好きを公言すると、
ディズニーグッズや裏情報などが勝手に集まってきた。
どんどんマニア化し、
ディズニーランドの効率的な周り方や、
隠れミッキーなどの裏情報の知識をみんなに教えると喜ばれた。


部活はバドミントン部に入った。
面白い友達に恵まれ、
ずっと笑っていたが、
勝負の世界が苦手で、
勝つことにこだわりがなかったため、
試合に勝ちたいと思うことはなく強くはならなかった。

ソリが合わない子とペアになったとき悩み、
やめたいと思ったが顧問の先生から
「長い目で見ろ」と言われ、退部をとどまった。

すぐに別の子とペアにしてもらえ、
やめなくてよかったし、
長い目で見るという視点を手に入れた。

何を食べても美味しいと感じるようになり、
グルメに目覚める。

体重が自分史上MAXになった。
顔がパンパンになり、
さすがに重くて動きづらいなと思った。

漢検の受験の日に、
朝ごはんを食べなかったのをきっかけに
人生初3日間断食。
すぐに痩せた。


周りはたくさん恋愛するようになって、
わたしも好きな人はできたような気がするけれど、
恋に恋しているような状態で、
男の子とうまくコミュニケーションを取ることはできていなかった。
みんなの相談を聞き、
自分はできていないことも、
アドバイスをする日々。

人の心の中と悩みに、詳しくなっていった。

ケータイを持ったのをきっかけに
中学の男友達から「付き合って」と言われて、
自分の殻を破るチャンスかと思い、
よく分からないけど付き合ってみたりもした。

でも、やっぱり怖くて、
恋人らしいことはできないまま、友達に戻ってもらった。

友達関係では、
お互いに譲れない部分があったり、
コミュニーケーション不足で、食い違いも経験した。
そんなことはこれまでなかったので、ショックだった。

ヘアアイロンを使うことを覚え、
くせっ毛を自分で修正できるようになった。
前髪も自分で切ったり、
毎日違う髪型にして行き、
それに気づいてもらえて褒めてもらえるのが嬉しくて、
ヘアアレンジが得意になった。

周りに可愛い子が本当に多かったので、
メイクも少しずつ覚えた。


基本的には「いい子」だったので、
校則を破ってまでおしゃれしたいとは思わなかったけれど、
ちょっとロックな感じの個性的なファッションに憧れ、
制服にシマシマの靴下を左右違う色ではいたりしていた。
別段、気が強い方ではなかったが、多分、目立っていたと思う。

テスト明けにカラオケに行くことが増え、
歌のうまい友達の歌い方をマネしていたら、
自分もうまくなっていった。
どうやら能力をコピーできる能力があるらしい。

そんな明るい高校生活であったが、
極度のあがり症になってしまい、
人前に出ることや、何かに拘束されることが怖くなった。

大学受験もみっちり勉強して、地元の大学へ進学した。

つづく

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