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インプロショーができるまで。〜ふつかでインプロ〜

秋の気配を感じながら都内某所へ。

人の目が輝く瞬間を久しぶりに見れる。
気づいたら口角が上がっていた。2日間の記事は初めて。


記事は自由に書かせてもらっているが、これはある意味で責任重大な気がする。

公開前に確認作業が入るのは責任を半分ずつにする行為だと思う。

自由に書いて撮っていいよ、には責任は全てあなたに託したよと含みもある気がする。(なんの責任??)

完全に思い込みなのだが、適度な緊張も持たせてくれているからよい。

適度な緊張があるから奏でられる音楽がある。



8/20 記憶、思い出、想像、全てを使う。

普段忍翔さんが行なっているインプロ塾も兼ねた初日。

明日参加するメンバー以外にも数人参加。



普段のインプロを少し掘り下げ、心の深い部分をオープンにするためにワークを重ねていく。


次どうなるの?


自分がもしその状況にいたら?」と思いながらやってみるのが今までと違う視点だった。


やろうと思ったら受け入れ、少しでも悩んだり乗らなかったらノン!


ストーリーより自分だったらワクワクするか?の基準で選んでいく。





面白いか?言ってみないとわからない。とりあえず出してみる。


日常では否定されるのが怖いが、インプロでは不思議なことにそれが心地良くなってくる。
頭で考えたものは実際に動いてみたら逆だった、なんてよくある話。


参加者から「ノンしてほしいと期待していた」と感想が出た。



インプロを通じ言ってもいいと安心しているからではないか?

インプロに理解がある。
初めての人とでも、ここでなら出してもいいかなと思える場所が整っているから、冒険ができている気がした。


シーン作り

目標:一人が楽しいと思えるシーンを作る。周りは楽しくさせるようにサポート。

①設定を与え、思いついた人はどんどんシーンに関わっていく
②楽しくない、自分が思っている方向ではないと思ったらハケさせる。


知見



・ハケさせたいと思われるように、どんどんやってみる。

・間を怖がらないでいい。思いつかなかったら出てみる。
アイデアがやってくる。やってこなければ去ってもいい、その場に何も話さずにいるだけでもいい。

・自分を変えたら相手も変わる。パートナーを変えたかったら自分も変わろう。

・感情の変化:インパクト(驚き)を経由する。だからインパクトを与える。

・シーン作り=ジェンガの不安定さを作っていく


明日のショーについて...



また明日!!


互いのインスピレーションが相乗効果になる。
私たちは何かを抱えている。今回はそれを活かしたショー。

チームだからなせる技。誰かが助けてくれると嬉しい。

全員がディレクターで出演者。
明日はもっと自由に、知らない世界へ行けるのだろう。


8/21 たどり着くための地図はない。進みながら見つけていく。





自分だったら?
と意識してみる。
ワクワクしたらそのまま続け、悩んだり乗り気にならなかったらNOをする。

心に負荷がかかってしまうような話でも、誰しも一度は経験があること。

言ってみていい。



 
お客さんに見せたいモノ、与えたいこと。
昨日それぞれから聞き出し実験した結果、ショーの形式が決まる。

①最初にお題をもらい、それについて思いついたトーク


②引き続きトークしてもいいし、シーンをやりたくなったら提案する



人だけではなく雰囲気、感情、風景、モノでも関われる。
アンサンブルに興味を持つのはいつからだっただろう。
インプロを始めるずっと前からだった。

数人で関わることもできる。



身体の使い方には様々なバリエーションがある



ワークを通じて身体が自然と学んでいく。
一度気づきさえすれば、あとは身体が動いてくれる。
それを信じて舞台の上に立つ。




今回の形式、とても衝撃だった。

先生、講師などの人前に立つ方が一緒に創るのは珍しい光景のように思う。

少なからず尊敬や憧れ、畏敬が頭の中に入り込んでいるから似たようなことをやってしまう。

でも、人以外で関われる選択肢があると知っているので自由に遊べていた。


シーンはいつもうまくいくとは限らないけれど、すぐに終わらせることで笑いが起きる。



話しながら進めることでメンバーの緊張も解かれていく。

この話しながら進めていく、が重要な役割を果たしている。
発言して思いつくことがある。
話し手が自信のエピソードを語る瞬間も見ていて興味深い。


最後はいつのまにか全員参加の温かいシーンになった。

2日間でここまで心を通わせられるのか、と舌を巻いた。



〜したい、その一言がどれだけ簡単で難しいことか。
人は誰でも隠したがるし、認めてほしい。


言葉では語られない、それぞれの想いが伝わった一夜。
その証拠に、帰路に着く彼らの足取りは軽やかだった。


special thanks / 音響・照明 はる




本当にインプロが好きなんだね


終演後に呟かれた一言が残っている。
出会ったばかりだけど、インプロは一生続けていくのかもしれないと予感した。





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