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いつか、叶えたいもの


ここ2ヶ月、紙とペンを持ち妄想する時間が続いている。
なにせ仕事がない、ネットがない、なら考えるしかない。
人生も考え尽くしてしまった。



もし私が舞台をするなら何を作りたいだろう?

お客様と一緒になって何かをしたい。

2年前に観た、佐藤隆太さんの一人芝居「エブリ・ブリリアント・シング」が蘇った。



開演前、佐藤さんがお客様に紙を配っていた。
(みんな自らもらいに行っている)

そこには番号と言葉が書いてある。


劇中で佐藤さんが「○番!」と言った時にその番号の紙を持っている人は書いてある言葉を言う、という参加型の芝居。
そしてお客さんを舞台にあげて、キャストにしてしまう。
そのステージは観客席からスッと上がって行けた。
段差がないので手を引かれたら自然とステージに上がれる気軽さがある。

当日まで誰がどこに座るかわからない。
開演ギリギリまで演出家と話し合う佐藤さんがいた。
おそらく、人物に合う世代の観客を探していたんだと思う。




これだ。お客さんと一緒に「創る」楽しさだ。


形には今できないが、妄想ならできる。
私ならこれをどう活かすだろう?


大体の流れや演出はできている。
自分の経験や知識はもちろん、脚本と劇場、予算の問題などまだまだ掘り下げる課題は山積み。

最後まで起承転結は考えきれていないが、実際に叶う時にはお客様も私もすごく楽しい舞台が作れる予感がしている。
今まで出会った作品と人々から学んだものが詰まっている舞台。
色んな感想はあるだろうけど、1人でも楽しいと思ってくれたらそれだけで幸せ。影響をくれた方々を招待したい。(妄想がひどい)



何年かかっても形にする。

ちなみに上記の作品に加え、小沢道成さんの作品が好きな方は間違いなく楽しめるもの。

いつ形になるかわからないけど、誰もやったことのない作品になりそう。全く同じことを考えている人に出会うことはない。そう思うと自分で自分を演出する不思議さや難しさを考えてニヤニヤしてしまう。(怖い)

家族には心配しかかけてないなぁ...
と罪悪感もあるけど、やりたくないことやってメンタルが死ぬのは経験済み。
同じことはやりたくない。

さて、この企画が形になるのか?


数年後の自分がきっと知ってる。





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