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「教場0-風間公親-」いよいよ、義眼の原因が明らかになる。

2020年のSPドラマから3年の時を経て、いよいよ主人公の過去編がドラマで帰ってくる。春ドラマの中で一番楽しみにしていた。



教場とは警察学校を指す言葉で、警察関係者にも聞いたが実際に使っているそうだ。
ドラマの再現性を警察関係者に聞いたところ、リアルで見たくないと苦笑いされた。想像厳しい経験することしかできないが、それほど苦しい経験をしておく必要がある職業なのだ。

風間のように何を考えているかわからない人を目にする機会は、生きていたら一度はあるだろう。だが、そんな人間にも必ず過去はある。どんな出来事がその人を作っているのだろう。

相手が誰であれ、自分の成長になる時にはもがき対立しながらも歩みは止めない。


冷静に分析し、人の感情を動かす。



遠野章宏(北村匠海)は優秀な新人刑事だ。ある日、山で頭部と両手首が切断された変死体が見つかった。
自宅から離れた場所で殺人を犯した犯人は現場を見にくると思った遠野は現場に到着してすぐ、野次馬の写真を撮る。
その後、写真に映っていた画家の向坂善紀(筒井道隆)が犯人だと予想する。遠野は画家に死体が見つかった山の絵を描かせ、完成したら画廊の外に飾ってほしいと依頼する。
自分の罪を形にすることで、自首させようという試みだった。

遠野は自覚がなかったが、風間は「人の感情に目を向けている」と評価する。広告やクレーム対応でも感情に訴える方法は使われるが、無意識にできるのは才能でもある。
向坂には画家を目指す息子がいたが離婚してからは別々に暮らしており、息子の新しい父親の苅部達郎(浜田信也)は絵の勉強をすることを反対していた。苅部を殺したと詰め寄るも、向坂は頑なに認めなかった。父親として、息子が本当はどうしたいのか決めさせたかったのだ。

刑務所に入ると、次はいつ会えるかわからない。一生会えないかもしれない。だから、自分の道を決める経験をさせておく。向坂は勢い余って殺したかもしれないが、後悔はしていなかったように見えた。それは、彼が父親として息子のためになら何でもすると誓ったからかもしれない。

息子が絵の道に進む、と決めた後ろ姿を見送り向坂は自首をした。遠野は「父親の想いを息子は受け止め切れるのか」と自らにも重ねた心配を吐露する。


その夢は、叶っているのかもしれない。


物語は嫌な予感を思わせるように夜へと移りゆく。強盗事件の張り込みに行き、遠野は犯人の姿を見つけて建物に入る。風間は止めるが、持ち場を離れることはなかった。
犯人を見失ったと遠野が出てきたところを風間の目の前で襲われる。
風間も抵抗し犯人は逃走するが、左目を刺されてしまう。

遠野の生死ははっきりと描かれていないが犯人はアイスピックを持っており、少なくとも5ヶ所は刺され首元を抑えていることから考えると助かる可能性は低い。

犯人役は森山未來。

どこまで描かれるかはわからないが、来週以降の展開にますます目が離せない。

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